きょうはシルバーウイーク3日目で遠出は大渋滞なので近場の丹波高原にある和知富士だ。綾部へ向うR27から美山へ通じる県道12に入り、次に仏主(ほとす)方面へ左折し、下乙見(しもおとみ)を右折して上乙見でチャリンコをデポ。次に和知富士の登山口を探すべく、下乙見から和知川を渡らずに山裾を大迫へ向い、県道12の塩谷口で古老から登山口の所在を聞き、大迫で小さな登山口の表示を見つけ、近くの道端に駐車した。
登山口から畑を斜めに横切り、墓地近くの猪防御ネットの扉を手間暇かけて開閉し、やっと山道に入る。雑木の葉っぱが堆積した急坂をスリップしながらCATVアンテナケーブルと並行して上る。
30分ほど上ると尾根端に達して勾配は緩くなり、間もなく鉄塔だ。振り返ると砥石山の向うに八ヶ尾山が望めた。鉄塔のすぐ上で巡視路が分岐しており火の用心マークの45をたどる。なだらかに雑木の尾根を下ると塩谷口から上って来た道?と合流する鞍部だ。ここから素晴らしい癒やしの雑木林の尾根が続き、所々で岩稜もある急坂を上り、次々に現れるニセピークに期待を裏切られながら幾つかピークを過ぎるとやっと和知富士三角点だ。木立に囲まれて視界はない。一旦下って上り返し、P734を過ぎ、仏岩の少し先の展望岩稜が休憩の適所だ。岩稜から南の視界が開け遠く愛宕山の山塊が望めた。展望岩稜から三角錐に見えるP822を越え、やせた岩尾根を乗越えると見晴岩稜だ。大岩の上から展望が開けている。
(大迫登山口) (ネットの頑丈な扉を開閉)
(急坂の雑木林尾根を上る)
(鉄塔から振り返る)
(癒やしの雑木林尾根を上る) (途中で岩稜の現われる)
(幾つもニセピークを過ぎる) (展望のない和知富士三角点) (癒やしの雑木尾根が続く)
(仏岩付近からの展望)
(仏岩) (遠くに愛宕山を望む)
(展望岩稜) (見晴岩稜) (見晴岩稜からの展望)
相変わらず続く雑木林の尾根を上るとP884だ。このピークから北尾根に入って急下降だ。左下の赤茶けた林道を見下ろしながら尾根をだらだら上ると長老ヶ岳だ。山頂付近の林道が工事中らしくユンボが放置されている。人っ子一人いない静かな山頂からは遠く日本海が望めた。仏主分岐まで遊歩道を下り、アンテナの横から上乙見に下る山道に入る。雑木林から杉植林帯に変わった斜面を下り、大岩の所で谷沿いの道となり、カツラの古木が点在する沢を下ると間もなく林道始点だ。約1キロ舗装林道を下り、猪防御ゲートを過ぎるとすぐに上乙見のチャリンコデポ地点だ。殆ど下りばかりの舗装道路をチャリンコで快調に下って大迫へ帰り着いた。帰途はR9の亀岡付近の渋滞を敬遠して、R372へ迂回して順調に帰阪した。
和知富士から長老ヶ岳へ続く尾根は樫の木など広葉樹の美林の稜線だ。ブナ林に劣らない美しい癒やしの森で、ドングリが豊作らしく多く落ちており、鹿の群れが白い尻を振りながら逃げ去る姿が印象的だった。所々の稜線にある岩稜からの見晴もよくなかなか素晴らしい尾根道だ。ただ、尾根の幾つかのピークでは見通しが悪く、踏み跡も薄くテープのない所もあって尾根を選択するのにGPSを利用せざるを得なかった。
(雑木林の尾根を行く) (長老ヶ岳一等三角点) (長老ヶ岳山頂)
(長老ヶ岳から日本海を望む)
(仏主分岐から上乙見へ下る)
(植林帯の急坂を下る) (谷筋に散在するカツラの古木)
(杉の美林を下る) (猪ゲートを通る) (上乙見でチャリンコをゲット)
★道で出会った花
?(和知富士)
カタバミ(仏主分岐) ヒガンバナ(大迫)
ゲンノショウコ(大迫) イヌトウバナ(大迫) ニラ(大迫)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 和知
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