秋たけなわの晴天に誘われて、近頃すぐに足が痛くなるかみさんと、帰ってきた娘とともに簡単に登れるススキの名所、岩湧山だ。R371を橋本へ向って南下、南海の天見駅の所を右折して林道を進み、県道221に合流してしばらく坂を上ると県道わきに4ヶ所の駐車場がある。晴れの土曜日とあって沢山の行楽客が秋を求めて訪れていた。
しばらく県道を進み、キャンプ場から立派な木製の階段を上ると「岩湧の森」の案内所兼休憩所の四季彩館だ。すぐ先に樹齢400年以上の老杉が林立する古刹の岩湧寺があり、その先が岩湧山登山道だ。右の道は健脚向き急坂だが左のなだらかないわわきの道をゆっくり登った。立派な杉の茂る整備された遊歩道を30分も登ると河内長野市が俯瞰できる展望台だ。そばに水場もあるので休憩の適地だ。展望台から等高線に沿うようになだらかに上り、最後に主稜線めがけて登りつめるとダイトレ出合だ。北方の視界が開けている。稜線を東へ行くと紀見峠だが岩湧山は西へたどる。視界のない杉林を黙々と進み、急坂の道と合流後ちょっと下るとトイレのある鞍部だ。ススキ原の木階段を上りつめると岩湧山三角点だ。ススキが生い茂っているので展望はあまり良くないが、少し先の広場からは北方の視界が開け、沢山の行楽客が憩っていた。帰りは急坂の道をゆっくり下った。キャンプ場駐車場から加賀田川に沿って県道を下り、河内長野を経て帰阪した。
紅葉には少し早過ぎの感じだが、逆光に輝く山頂のススキの穂波が美しかった。また、登山口にある老杉林にかこまれた岩湧寺の静かなたたずまいも素晴らしかった。
(四季彩館へ階段を上る)
(少し紅葉した岩湧寺周辺)
(杉大木が林立する岩湧寺)
(岩湧山登山口) (なだらかないわわきの道を行く) (行者堂に立ち寄る)
(登り道から河内長野市を俯瞰)
(途中の展望台) (もうすぐダイトレ出合)
(杉林中の急坂道との合流点)
(ススキ原の階段を上る)
(岩湧山三角点)
(岩湧山頂上広場から大阪平野を望む)
(ススキの原っぱを戻る)
(急坂道を下る) (もうすぐ岩湧寺)
★道で出会った花
シラヤマギク(林道) アキノキリンソウ(林道) リンドウ(岩湧山)
?(林道) ヤクシソウ(林道) ?(林道)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 金剛・葛城・紀泉高原
・2万5千分の1地形図 岩湧山
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