丹生山(515m)帝釈山(585.9m)稚子ヶ墓山(586.8m)
花折山(578.8m)金剛童子山(565.8m)


★ひとこと   「藍那から里山歩きの丹生山系縦走路で五社へ」

丹生神社前バス停付近から稚子ヶ墓山を望む

★行った日   2010年1月8日(金)  晴後曇   単独
 
★コース

JR高槻駅6:38(JR)=三宮駅7:37(阪急)=新開地駅7:50(神鉄)=藍那駅8:16→古道入口8:39→丹生神社バス停9:23→丹生山登山口9:29→9:46千年家分岐9:58→丹生山分岐10:09→10:36(515m)丹生山(丹生神社)10:42→鞍部10:58→11:15(585.9m)帝釈山11:23→R428出合11:56→稚子ヶ墓山登山口12:08→無動寺分岐12:30→12:37(586.8m)稚子ヶ墓山12:44→稚子ヶ墓12:47→肘曲り13:03→花折山分岐13:27→13:34(578.8m)花折山13:41→花折山分岐13:45→金剛童子山登山口14:03→(565.8m)金剛童子山14:12→黒甲越分岐14:31→天下峠分岐14:50→15:05屏風谷15:12→大蔵山南峠15:30→ビクニ池15:39→P278 15:55→県道出合16:04→16:37五社駅16:40(神鉄)=新開地駅17:24(阪急)=阪急高槻駅18:33

 丹生山系縦走路は六甲山系の一つ北寄りの山脈を串刺しにし、丹生(たんじょう)、帝釈、稚子ヶ墓(ちごがはか)、花折、金剛童子の5山を通る道だ。山脈の東南側には有馬街道が通り、神鉄も通って宅地開発が進み人口増加の著しい地域だ。新開地から神鉄で鈴蘭台を経て粟生(あお)線の藍那(あいな)駅に降り立った。
 藍那駅から県道を神鉄線に沿って進み、二又を右に行った所の藍那小学校手前の「丹生山系縦走路」の表示に従って右折する。道なりに山里を進み、丹生山の表示通りに遊歩道を左に入る。冬枯れた丘陵地帯を点々とある「縦走路」の表示通りに進み、やがて正面に稚子ヶ墓山が見え出すと田園地帯に飛び出す。正面にこれから訪れる5山が、丹生山から金剛童子山まで連なって見えている。丹生神社前バス停を過ぎて志染(しじみ)川の麓橋を渡ると、石仏地蔵が道の真ん中に鎮座している所のすぐ先が丹生山登山口だ。表示通りに左の林道に入り、しばらく進んで左から来た千年家からの道を合わせて更に直進する。やがて、丹生山登山口の表示が現われるので左折し、立派な参道をなだらかに登る。千年家からの道を合わせて丁石の建つ参道を進み、丹生城跡を過ぎると鳥居があり、縦走路は右へなだらかに杉林を下るが、丹生神社(丹生山)は鳥居をくぐって直進すと拝殿だ。南の木が少し切られているが殆どブラインドだ。帝釈山へ向うべく杉林をなだらかに下り、鞍部で往路の丹生山登山口へ下る道を右に分け、稜線を登ると小さな石の祠が2基建つ帝釈山だ。南側が開け、遠く明石大橋が霞んで見えていた。

   (藍那小学校手前を右折)    (冬枯れた山里を進む)     (左の藍那古道へ入る)
 
 (丘陵地帯の雑木林を行く) (前方に稚子ヶ墓山が見えてくる) (丹生神社バス停と丹生山)

           (訪れる予定の5山全部が望める山田町西下付近)

   (志染川の麓橋を渡る)  (石仏地蔵のある丹生山登山口)(丹生山を正面に林道を行く)

    (丹生山登り口)     (参道に丁石が律儀に建っている)  (なだらかな参道を上る)


 (ウバメガシのトンネルを行く)      (丹生山城跡)          (山頂の丹生神社)

   (雑木林の稜線を行く)     (南が開けた帝釈山三角点)   (山頂から明石大橋を望む)

 帝釈山から稜線をしばらく下り、R428に出会って国道を少し南下して左の脇道に入り、双坂池の畔から稚子ヶ墓山へ登る。石ころの歩き難い坂道を上り、無動寺への道を右に分けて少し登ると稚子ヶ墓山だ。ここは木々に囲まれて視界はないが、この少し先の稚子ヶ墓からは南が開けている。しばらく稜線を進んでから歩き難い荒れた道を下ると沢山の案内標識の立つ肘曲りだ。ここから石ころの道をしばらく登ると舗装林道に出合う。順路は林道を下るが、右の踏み跡をたどると花折山だ。山頂から南の踏み跡を少し下ると視界が開けるが三角点はブラインドだ。元の林道へ戻り、しばらく林道を下るとゴルフ場に沿った道となり、グリーン越しに六甲最高峰や凌雲台のアンテナ群が望める。ゴルフ場が過ぎた辺りに左へ登るテープ印の付いた踏み跡が現われる。薮っぽい踏み跡を山頂へ向ってしばらく進むと薮の中に金剛童子山三角点がある。山頂から元へちょっと戻り、踏み跡を東進すると林道に出合い、そのまま林道を下ると黒甲越の林道と合流する。合流点で天保池方向に行かずに少し南下し、八多駐在所の方向へ左折すると直ぐに縦走路の表示が現われる。金剛童子山の登り口からここまでがこのコース随一のわかり難い所だ。冬枯れた谷沿いの道をなだらかに下り、神鉄大池駅へ近道の天下峠への道を右に分け、針路を東から北へ変える。さらに快適な谷沿いの道をなだらかに下り、屏風岩を過ぎて屏風谷を渡る。ここから谷と別れて大蔵山南峠までなだらかに上り、峠で林道と合流して少し下ると比丘尼の伝説のある薄氷の張った真っ青なビクニ池だ。そのまま北へ下ると深谷バス停だがバスの時刻が不明なので神鉄の五社駅へ直行、神鉄で新開地経由阪急で帰阪した。
 1日で歩くにはちょっと長過ぎるコースなので急いで歩くだけになってしまった。このコースは山頂からの展望は帝釈山と稚子ヶ墓山だけだが里山の尾根をたどる美しい道が続いている。また、屏風谷周辺の谷に沿った広葉樹林帯のなだらかな道も良かった。全体的に道標が完備しているが、金剛童子山は踏み跡しかないので要注意個所だ。

   (R428へ向って下る)     (R428から双坂池へ分岐)     (稚子ヶ墓山登山口)

 (石ころの歩き難い道を登る)    (稚子ヶ墓山三角点)     (南が切り開かれた稚子ヶ墓)

 (歩き難い荒れた道を下る)    (沢山の標識の立つ肘曲り)     (花折山三角点)

  (ゴルフ場に沿って下る)   (グリーンの彼方に六甲最高峰)(わかり難い金剛童子山登り口)

(ちょっと薮っぽい踏み跡を登る)   (金剛童子山三角点)          (林道を下る)

 (冬枯れた谷沿いの道を下る) (大池駅へ近道の天下峠分岐)       (屏風谷)

    (大蔵山南峠)        (比丘尼伝説のあるビクニ池) (縦走路も終点に近づいた標識)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図
(1)藍那駅〜花折山                

(2)金剛童子山〜五社駅
 
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  前開(ぜんかい)、淡河(おうご)、有馬

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