愛宕山(924m)朝日峰(688.3m)峰山(537.6m)


★ひとこと   「清滝から愛宕山を経て京都北山をぬう尾根道で栂尾へ」

愛宕山表参道から雲海を望む

★行った日   2010年1月18日(月)  晴一時曇   単独
 
★コース

阪急高槻駅6:52(阪急)=7:22阪急嵐山駅7:37(京都バス)=清滝7:48→9:13水尾別れ9:21→(924m)愛宕神社9:58→10:17(890.5m)愛宕山三角点10:33→10:39首無地蔵分岐(別尾根誤侵入)11:07→首無地蔵11:32→愛宕道分岐11:48→カヤノキ峠12:01→松尾峠の地蔵分岐12:19→松尾峠12:21→12:36(688.3m)朝日峰12:45→林道別れ13:15→川登橋分岐13:51→13:58(537.6m)峰山14:07→川登橋分岐14:13→栂尾バス停14:41(JRバス)=四条大宮15:27(阪急)=阪急高槻駅15:52

 冬の定番、愛宕山を始点に北山を巡って栂尾(とがのお)に下る計画だ。嵐山では丁度昇り始めた朝日に映えた渡月橋が美しく、今朝の冷え込みによる朝霧に巻かれた愛宕山が風情のある姿だ。橋の袂から京都バスで山影に眠る清滝に降り立った。
 バス停からだらだら坂を下り、寒々とした赤い橋を渡ると表参道登山口の赤い鳥居はすぐだ。昔のケーブルカーの路盤を右下に見て急坂を息を切らして登り始める。朝早くから愛宕詣での人で賑わう表参道は、板碑(いたび)型と地蔵型の丁石が50丁(5.5キロ)にわたって配され、新たに40等分した表示も道端にたっている。水尾別れに近づくと下界が俯瞰でき、今朝の冷え込みで発生した朝霧が老ノ坂峠を境に亀岡盆地を埋め尽くした丹波霧の雲海が見事だ。水尾別れから残雪が少しずつ増えはじめ、滑らないように注意して登る。厳冬期の愛宕神社の綿帽子をかぶった灯篭の並ぶ参道を期待したが、残念ながら数センチの残雪があるだけだ。愛宕神社にお参りしてから三角点へ向かったが、途中の道から少し霞んでいるが比叡山から真っ白な蓬莱山の山並みが連なり、その手前にこれから下る峰山の尾根が横たわっていた。雪の解けた三角点から下る道で失敗、積雪がなければ首無地蔵へ向かう道へ簡単に出られるが、真っ白な原っぱに残る足跡をたどり、沢山のトレースが付いていた広い道を勘違いして下ってしまった。途中でトレースはなくなったが、ご丁寧にテープが付いていたのでかなり下ってから別尾根を下っていることに気付き、元に戻った。雪の少ない尾根道をたどり完全に露出した首無地蔵を経て林道に到着、右は神護寺へ下るが朝日峰方面は左だ。

 (朝日に照らされた渡月橋)      (清滝の渡猿橋)      (木立の中の表参道を登る)

(板碑型と地蔵型の丁石が続く)    (所々に祀られた祠)     (杉木立の水平道を行く)

  (朝靄にけむる京都市内)      (水尾別れから残雪)           (黒門)

   (雪の少ない愛宕神社)       (首無地蔵分岐)         (愛宕山三角点)


        (愛宕神社下水平道から、これから通る峰山や彼方の比叡山を望む)


 (広い林道を下るのは間違い)  (雑木林の尾根道を下る)        (首無地蔵)

 林道を北上、竜の小屋から来た林道と合わせてさらに北上、ウジウジ峠で直進は愛宕道なので右下の道をたどる。カヤノキ峠を経て松尾峠の地蔵を右に分けると松尾峠はすぐだ。そのすぐ先が小さな表示のぶら下がった春日峰登り口だ。10分ほど雑木林を上ると春日峰三角点だ。南側が切り開かれこれから下る稜線や京都市街が望める。林道へ戻って30分ほど進むと林道が左へ急角度で曲がって上り坂になる手前から右の山道に入る。テープだけで表示がないので間違いやすい所だ。山道を上り、林道と交差して松林の尾根筋をたどるが、どこかで道を見失ったらしくしばらく笹原の疎林帯を進む。尾根を進めば問題ないのでそのまま進むと、右から山道が現れほっとする。道なりに進むと峰山の東側の巻道に入り、右手に峰山の小さな表示が現れる。左の尾根筋にも道があるが、多分、川登橋へ続く林道へ出られるはずだ。何も視界のない峰山を往復後、30分も谷筋を下ると高山寺の境内に裏から入る。境内をそのまま直進すると高山寺の表参道から出られる。その向かい側が京都方面行きのバス停だ。すぐにやって来たJRバスで四条大宮へ、阪急で順調に帰阪した。
 朝方は冷え込んで美しい雲海を見ることができたが昼間は汗ばむ陽気となり、京都北山の周辺部を楽しむことができた。雪景色を期待したが愛宕山山頂周辺以外は地肌むき出しで少しがっかりだ。きょうのルートは林道歩きが多く地図にない沢山の枝道があるので要注意だ。

     (林道を進む)       (直進は愛宕道、順路は右へ)  (林道そばの朝日峰登り口)

     (雑木林を登る)         (朝日峰三角点)      (南側が切り開かれた山頂)


                 (朝日峰からこれから下る稜線を望む)

  (林道をなだらかに下る)   (正面のカーブから右の山道へ)   (松林の稜線を行く)

  (稜線西側の山道を行く)     (樹林の中の峰山三角点)    (谷沿いに山道を下る)

 (高山寺の裏山から境内へ)    (高山寺の参道を下る)     (高山寺表参道入口)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       京都北山
・2万5千分の1地形図  京都西北部、周山

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