三子山(568m)四方草山(667.4m)臼杵ヶ岳(697m)


★ひとこと   「山女原からキレットもある尾根で三子山、四方草山周回」

三子山頂上から四方草山(右)

★行った日   2010年1月23日(土)  曇 風強し   単独
 
★コース

高槻6:08(名神、新名神)=甲賀土山IC(県道24、R1、県道187、林道)=7:43山女原林道車止7:47(林道)=林道分岐7:58→林道登り口8:18→稜線出合8:34→南峰8:45→中峰8:58→9:09(568m)三子山9:16→キレット→四方草山南峰10:04→(667.4m)四方草山10:15→霧ヶ岳10:41→錐山10:56→キレット→11:38休憩11:45→安楽峠12:11→カモシカ高原12:34→12:58(697m)臼杵ヶ岳13:08→縦走路分岐13:33→東海自然歩道出合14:17→山女原林道車止14:23(林道)=自転車(3.1km)=14:32林道分岐14:48(林道、県道187、R1、県道24)=甲賀土山IC(新名神、名神)=高槻16:25

 昨年に東海自然歩道を通った時に気になっていた三子(みつご)山から四方草(しおそ)山を経て安楽峠へ尾根道をたどる計画だ。数日前の異常な陽気は過ぎ去り、きょうは風の強い時折粉雪の舞う肌寒い日だ。山女原(あけびはら)のカモシカ高原へ向かう林道の車止の手前にチャリンコをデポ、笹路(そそろ)方面へ引き返して東海自然歩道の林道分岐点に駐車した。
 東海自然歩道を鈴鹿峠方面へ向かい、標識通りに林道登り口から支尾根を登ると出発して約30分で稜線出合だ。ここを左折して高圧鉄塔の下を下って登り返すと南峰、次のピークが中峰、三つ目が北峰の三子山だ。山頂の正面にこれから向かう四方草山がそびえ、その左に仙ヶ岳と野登(ののぼり)山が頭を覗かせ、振り返ると中峰と南峰が見えている。山頂から北へ間違って少し下り、あわてて東尾根へ回り、雑木の尾根をしばらく進むといよいよやせ尾根の岩稜地帯、キレットだ。強風にあおられながら岩角をつかみながら上るのもなかなかスリリングだ。キレットからの見晴はよく、きょうは霞んで見通しが悪かったが西には三子山から高畑山へ続く稜線、北には雪雲に隠れた綿向山が望めた。

   (林道分岐、駐車場所)       (林道登り口)        (杉林の支尾根を登る)

     (稜線出合)             (三子山頂上)        (三子山から四方草山)

(三子山から中峰(右)と南峰(左))    (キレットを通る)         (展望のよいキレット)


      (キレットから西方の三子山から高畑山へ続く尾根と北方の綿向山を望む)


 キレットを過ぎると、四方草山南峰を経て稜線上の小さな空き地に四方草山三角点が鎮座している。東の一部分だけ切り開かれ明星ヶ岳が見えていた。霧ヶ岳のピークからなだらかな東尾根ではなく、沢山の表示に従って北尾根を急下降する。錐山のピークを過ぎて少し下り、北へ急下降するテープを見落とし、テープの付いている西北尾根のキレット状の岩稜をしばらく下ってから、この尾根道は山女原に直接下っていることに気づき、元へ戻って順路の北方向の高度感のあるキレットを下った。キレットの見晴しはよく、足下に新名神の高架橋が延び、その先に四日市市街、正面に野登山が望めた。2箇所のキレットとも雪や氷が付けば行きたくない所だ。P451の最低鞍部を過ぎて2つのピークを越えるとやっと安楽峠だ。ここできょう初めての2人のハイカーと会い、寒さの挨拶を交わす。ここから立派な遊歩道でカモシカ高原を過ぎて登りつめると好展望の臼杵山頂上だ。きょうは霞んでいるが伊勢湾が光っていた。風が強く早々に頂上を後にし、しばらく縦走路を進み、分岐点を行き過ぎてから少し戻って地形図の点線とおぼしき尾根に入る。踏み跡はないが歩き易い疎林帯の丸い尾根を進む。尾根には目印テープはないが赤と黒の四角いプラ杭が打たれている。直進すると大回りになるので東海自然歩道に向かって杉林の急斜面を南下し、右に見えてきた谷筋へ下りる。谷筋を下ると次第に踏み後が現れ、カモシカ高原から下ってきた東海自然歩道と合流し、間もなくチャリンコデポ地点に到着した。逆に登る場合は、自然歩道がカモシカ高原へ谷筋を離れる所から谷筋をそのまま稜線まで直進し、最後に稜線を東へたどると縦走路に出合うはずだ。チャリンコで東海自然歩道を快調に下って駐車場所へ戻り、往路通りに帰阪した。
 三子山から安楽峠へぬける縦走路は標高は5、600メートル足らずで低いが、意外に上り下りが多く、険しい岩稜帯もあってアルペンムードが味わえる稜線だ。縦走路から山女原へ至る踏み跡のない疎林帯の稜線も美しいところだ。

     (四方草山三角点)     (さわやか尾根道を行く)     (霧ヶ岳頂上の小広場)

     (錐山頂上)         (キレット付近から新名神)  (高度感のあるキレットを下る)

  (崩壊面の右上の縁を下る)       (安楽峠)            (遊歩道を行く)

     (カモシカ高原)          (縦走路分岐付近)    (踏み跡のない歩き易い尾根)

    (谷筋へ急坂を下る)      (東海自然歩道出合)      (山女原林道車止)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図

★地  図
(1)林道分岐〜錐山            (2)安楽峠〜山女原林道車止

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)


(参考地図)
・山と高原地図       御在所・霊仙・伊吹
・2万5千分の1地形図  土山、鈴鹿峠

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