天狗岳(967.8)鏡石山(555.0m)熊尾寺山(543.0m) ★ひとこと 「長峰山脈東端の天狗岳縦走後西端の鏡石山へ」 ★行った日 2010年2月21日(日) 晴 単独
★コース
高槻5:12(近畿高速、阪和道)=海南IC(R370、林道)=7:45神森登山口7:54(林道、R370)=8:09下新城青い橋8:15→三角点8:40→9:23ピークで休憩9:30→P865 9:52→神森分岐9:59→10:19(967.8m)天狗岳10:27→前岳10:38→天狗岳10:48→11:04伐採地11:15→天狗岳11:34→神森分岐11:45→神森登山口12:10(林道、R370)=自転車(6.2km)=下新城青い橋12:45(R370)=禅林寺13:40→登山口14:02→牡牛の滝14:08→雨の森分岐14:16→陶芸の里14:46→(543.0m)熊尾寺山15:15→大野城跡分岐15:21→熊尾寺山15:30→(544m)鯛の峰15:44→15:52(555.0m)鏡石山16:00→陶芸の里16:30→登山口16:55→禅林寺17:10=海南東IC(阪和道、近畿道)=高槻18:40 高野山から西へ伸びる長峰山脈の東よりに特異な形の天狗岳がそびえ、西よりの熊野古道も通っている藤白山脈に鏡石(かがみいし)山がある。高野街道の下新城から天狗岳を経て神森(こうもり)へ下り、時間があれば山城跡の点在する鏡石山へも訪れる計画だ。海南から古い街道筋を通る高野街道R370を東進、かつらぎ町新城で右折して湯子川に沿って高野町湯川へ向かい、途中の神森で天狗岳登山口の標識に従って右折、林道終点が登山口だ。急坂だが1車線の舗装林道なのでセダンで十分可だ。チャリンコをデポしてR370まで戻り、下新城の青い橋の近くに駐車した。 青い橋を渡って取り付きやすそうな山裾を見るとピンクリボンがひらめき、金網が少し広がった個所があったので、そこから山域に入る。明確なそま道をたどって急坂を上ると枝尾根の先の三角点があり、そこからなだらかな尾根道だ。予想した藪は全くなく順調に進む。植林帯の尾根道をなだらかに登り、P864を過ぎて少し下ると神森分岐だ。ここから急坂を上ると天狗岳三角点だ。ここまで視界の開けた所はなく、木々の間からちらちら下界が見えるだけだ。杉林の細い東北の尾根をたどって前岳を訪れたが何もない所だ。西南の尾根を1キロほど進むと伐採地があり、南側の展望が開けている。しばし、護摩壇山の山並みを眺めながら眠気を誘うような日光浴の後、往路を戻り、神森分岐から沢筋を下った。林道始点の登山口でチャリンコをゲット、神森では格好のよい天狗岳を振り返りつつ湯子川沿いを快調に走る。道路沿いの滝展望所や閉鎖されたキャンプ場などを通り青い橋まで戻った。時間がまだ早かったので鏡石山へ向かうべく海南へ車を走らせた。 かねてより高野山に近い天狗岳に関心があったが、ショウタンの散歩録を参考に下新城から登った、感謝!。神森からのピストンでは味わえないなだらかな尾根歩きが楽しめるルートだが展望は期待できない。尾根筋にはプラ杭があって迷うことはない。 (下新城の青い橋を渡る) (杉林のリボンの付いた所へ) (そま道を登る) (神森登山口分岐) (天狗岳三角点) (細い尾根を進む) 禅林寺にお参りしてミカン畑が点在する幡川(はたがわ)の集落を進む。海南は南国らしく、荒れ果てた畑に派手な福寿草、道端にオオイヌノフグリやヒメオドリコソウが咲き始めている。農道の行き止まりが別所越古道の鏡石山登山口だ。沢に沿ってしばらく登ると清楚な牡牛の滝があり、その少し先で雨の大明神を右に分けて雑木林を進む。時には足下に幡川集落を望み遠くに紀泉山脈を眺めながらなだらかな古道らしい遊歩道を歩く。舗装車道を横切ると陶芸の里だ。少し先で別所越の遊歩道から別れて、リボンが点々と続く関電巡視路らしい稜線の踏み跡を登る。大石ヶ峰が望める鉄塔を過ぎると登山道に出るが、ここで失敗、鏡石山は左だが右のすぐ先の熊尾寺山へ行ってしまった。ちゃんとした登山道のある山域では地図をよく見ないのでよく迷うようだ。伐採されているがあまり展望のよくない熊尾寺山三角点から直進し、大野城跡分岐まで行ってやっと誤りに気付き引き返す。熊尾寺山から鯛の峰を過ぎ、陶芸の里分岐の汲沢(ぐみさわ)峠から少し登り返すと鏡石山だ。山頂手前に山名のもとになった鏡石の大岩があるが木々に囲まれて、今は光り輝くことはないようだ。三角点広場から白馬山が少し望めるだけで周りの木々が成長して視界がよくない。時刻も遅くなったので別所越で下山し、西日に輝く禅林寺に戻った。 (鏡石山三角点) (鏡石山から遠くの白馬山) (夕日に映える禅林寺) ★道で出会った花 禅林寺の満開の梅(別所越) 雑草の中に咲く福寿草(別所越) ヤブツバキ(別所越) ヒメオドリコソウ(別所越) フキノトウ(別所越) オオイヌノフグリ(別所越) |