惣谷山(633.1m)魚谷山(816.2)飯森山(791m)天童山(775m)
★ひとこと 「雲ヶ畑から惣谷山を経て城丹国境尾根で周山へ」
P831付近から桟敷ヶ岳
★行った日 2010年2月25日(木) 曇一時晴
単独
★コース JR高槻駅7:29(JR、地下鉄)=8:10北大路8:23(京都バス)=白梅橋8:59→惣谷山分岐9:49→9:57(633.1m)惣谷山10:04→惣谷山分岐10:10→魚谷峠10:59→11:08(816.2m)魚谷山11:18→魚谷峠11:25→P831
11:57→鉄塔12:05→狼峠12:14→祖父谷林道出合12:21→桟敷ヶ岳登り口12:26→林道終点12:35→祖父谷峠12:45→12:58鉄塔13:05→大谷峠13:54→(791m)飯森山14:01→14:13反射板14:21→(775m)天童山14:31→14:56茶呑峠15:02→竜ヶ坂?分岐15:27→殿橋15:43→16:00周山バス停16:40(JRバス、阪急)=阪急高槻駅18:34
一週間前の雪の雲取山に引き続いて京都北山だが、数日前から異常に暖かく、2月の北山としては珍しく雪は見られそうにない。きょうは雲ヶ畑から惣谷山を経て周山に向かう計画だ。北大路から雲ヶ畑に向かう京都バスで加茂川に沿って北上、惣谷林道分岐の少し先の白梅橋バス停で下車、異常に暖かい朝だ。
林道ゲートを過ぎて急勾配の惣谷林道を進むが、すぐに汗ばみ一枚脱いで歩く。道の両側のあちらこちらに設置されている作業用モノレールを見ながら直進、2番目のゲートを過ぎて林道がカーブして尾根にさしかかる所から手書き表示に導かれて惣谷山へ分岐する。自然林の尾根道をちょっと進むと木々に囲まれた小広場の惣谷山三角点だ。出発して丁度1時間だ。元の林道分岐点まで戻り、尾根道の林道をたどる。途中、西側が伐採された展望のよい尾根を通り、惣谷山から1時間も進むと林道十字路の魚谷峠だ。今頃の魚谷峠は雪に埋もれている筈だが尾根にまばらに雪が残っているだけだ。右のアセビやウバメガシの茂る尾根筋を登ると木々に囲まれた魚谷山三角点だ。途中で北側の視界が開け灰屋方面が展望できる。山頂から直進すれば柳谷峠を経て芦生峠や滝谷峠へも通じているが、狼峠は魚谷峠まで戻って左の尾根道をたどる。殆どがテープ目印の付いたわかり易い尾根道だが、最初の沢筋を越える所が要注意個所だ。沢筋を左へ抜けてすぐに右の斜面を登って尾根に出るのがコツだ。P831を過ぎると好展望の林道が始まるが、連続した土砂崩れのため車は通れない。鉄塔のそばを通って急勾配の半分崩れた林道を下ると狼峠だ。峠から右へ下ると魚谷だが、左へ急坂の林道を下ると祖父谷林道に出合う。しばらく林道を進み、桟敷ヶ岳登山道を左に分け、さらに直進し林道終点から山道に入ってしばらく登ると祖父谷峠だ。直進すると井戸だが、ナベクロ峠は左へ関電巡視路のプラ階段を上る。
(雲ヶ畑白梅橋から少し戻る) (惣谷林道のゲートを進む) (多くのモノレールがある)
(惣谷山分岐から山道へ) (自然林の尾根を進む) (惣谷山三角点)
(惣谷林道へ戻る) (ネットに沿って尾根を行く林道)(西側が伐採された尾根を行く)
(前方に見える桟敷ヶ岳) (林道交差点の魚谷峠) (アセビ林を登る)
(魚谷山から灰屋方面) (魚谷山三角点) (狼峠へ尾根道を行く)
(雑木林の尾根道を行く) (P831付近から林道を行く) (展望のよい林道を下る)
(P831付近から西方の桟敷ヶ岳を望む)
(荒廃した祖父谷林道出合) (桟敷ヶ岳登り口) (祖父谷峠)
高度が上がるにつれて徐々に展望がよくなり、最初の鉄塔の建つ台地からは武奈ヶ岳などがよく見える筈だがきょうは遠方の視界が悪くて駄目だ。更にプラ階段を登りつめるとナベクロ峠手前の台地に立つ鉄塔があり、ここはきょうのルートでの最高点で、ほぼ360度の大展望だ。西方にはこれから向かう飯森山や天童山が丸い頭を並べている。台地からなだらかな広い尾根が続き、P842の北側を巻く所では西北の尾根へ直進せず、西の尾根を進む所が要注意点だ。次のピークから北側が伐採された展望尾根道が続く。鞍部の大谷峠で大森へ下る大谷林道への道を左に分け、登り返すと何も表示のない飯森山だ。下って登り返すと反射板が2組現れ、その先の杉林が天童山だ。薄暗い山頂を後にして杉植林帯の急坂を下る。少し上り返したピークから方向を西から南に変えて尾根を下る。途中、愛宕山や飯森山の見える展望尾根を通って下ると茶呑峠だ。左へ下ると大森、直進の尾根は東俣、右上は竜ヶ坂、周山は右へ下る。この峠で京都一周トレイルの表示があり、不思議に思って帰宅後ネットで調べると、平成22年3月27日に新しく開設する京都一周トレイル京北コースだ。峠から林道を下り、枯れた台杉の残骸が並ぶ所もあってあまり退屈せずに下れた。途中で、竜ヶ坂方面?へ分岐する林道を潜水橋で右に分け、殿橋を経て周山へ帰り着いた。ここで缶ビールを一杯、これがバス登山のいい所だ。ほろ酔い気分で周山からJRバスに揺られ四条大宮から阪急で順調に帰阪した。
積雪のある時は魚谷山で引き返す予定だったが、一片の雪もなく、大部分が林道歩きだったので周山まで来てしまった。魚谷峠から狼峠、祖父谷峠から城丹国境尾根を経て茶呑峠、の稜線は所々で見晴しもよく清々しい疎林帯の続く尾根道だ。
(ナベクロ峠へ向かう) (大展望の鉄塔)
(城丹尾根へ向かう)
(ナベクロ峠から少し北の大展望の鉄塔からの景観)
(清々しい尾根を行く) (展望城丹尾根)
(大谷峠へ近づく)
(展望城丹尾根から丹波高原の山々を望む)
(飯森山頂上) (反射板のあるピーク) (天童山頂上)
(杉植林帯の急坂を下る) (展望尾根を下る) (展望尾根から愛宕山)
(茶呑峠) (台杉の残骸が並ぶ林道を下る) (殿橋方面を振り返る)
★道で出会った花(花はなし)
★ルート断面図
★地 図
(2)城丹尾根〜周山
(1)雲ヶ畑〜城丹尾根
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 京都北山
・2万5千分の1地形図 周山
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