清水ヶ峰(1186.2m)


★ひとこと   「赤谷から道標がよく整備された樹林の美しい山へ」

清水ヶ峰山頂付近のブナ尾根

★行った日   2010年3月14日(日)  晴時々曇   単独
 
★コース

高槻5:05(近畿高速、西名阪)=柏原IC(R165、県道30、京奈和道、R168、県道734)=赤谷オートキャンプ場8:45→ツクバネカシの祠9:02→9:27十坪平9:33→谷・尾根道分岐9:52→10:39鉄塔9 10:50→11:18(1186.2m)清水ヶ峰11:29→平田平11:36→谷・尾根道分岐11:52→12:01鉄塔7 12:07→谷・尾根道分岐12:29→十坪平12:38→ツクバネカシの祠12:48→赤谷オートキャンプ場12:58(県道734、R168、R425、R371)=護摩壇山(R371、R370、京奈和道、県道30、R165)=柏原IC(西名阪、近畿高速)=高槻

 近畿地方全部晴マークに誘われて大股から伯母子岳へ登るつもりで早朝出発だ。五条からR168を快調に南下、野迫川へ向かうべく右折して中原橋を渡ろうとしたが土砂崩れの表示だ。仕方なく更に南下、R168が大塔支所の辺りで不通になったときに迂回した夢の湯下の橋を渡って赤谷に沿った道を進む。大股へ近道の川原樋川沿いの林道へ入ろうとしたがまたまた土砂崩れの表示だ。ここでとうとう伯母子岳をあきらめ、近くの清水ヶ峰に変更だ。赤谷に沿って元へ戻り、赤い大きな赤谷大橋を渡って赤谷オートキャンプ場に駐車した。計画外のため地図もなかったが、GPSのちっぽけな地図を頼りに登ることにした。帰宅後調べると、清水ヶ峰は奈良教育大の演習林だそうだ。
 奈良教育大施設の裏の登山口から丸太階段の登山道が続いている。急坂の杉植林帯をジグザグに登ると疲れた頃に緑の休憩ベンチがある。ツクバネカシの祠だ。夫婦松を左下に見て尾根筋を更に登ると文字通り小さな平地のある十坪平だ。この辺りから落葉広葉樹林となり稜線を登り続けると、谷・尾根道分岐だ。右は鉄塔7の方向へトチの木の古木のある山腹道、左は直登の尾根筋だ。左のブナ林尾根を登り、鉄塔8で鉄塔7からのきている道と合流してしばらく進むと鉄塔9だ。ここから残雪が現れ始め、なだらかなヒメシャラ、リョウブ、ブナの美林尾根が山頂まで続く。山頂から東の視界が少し開け大峰南部の釈迦ヶ岳などが黄沙に霞んで連なっていた。
 幹の黄色のペンキマークを頼りにさわやかなクヌギとブナの尾根をなだらかに西へ下る。平田平で北へ下り、ロープ場やトチの古木のある急坂を下る。2つ小さな沢を渡りブナ疎林帯をなだらかに山腹を斜めに下ると谷・尾根道分岐点で、右へ登れば往路の稜線へでる。直進すると鉄塔7で、鉄塔8への巡視路が右へ別れている。トラバース道をなだらかに下ると往路との合流点の谷・尾根道分岐点だ。あとは往路通りに下るだけだ。まだ早かったので今後の登山アクセスを調べるため十津川温泉まで南下、時間のかかるR425で牛廻越を経て竜神高野スカイライン経由帰阪した。黄沙のため、護摩壇山駐車場から伯母子岳が薄く見える程度で期待した眺望は得られなかった。
 清水ヶ峰は眺望はあまり期待できないが、ブナを主体とするヒメシャラやクヌギの美しい疎林帯が広がる尾根筋が素晴らしい。予定にない山だったが道標がこまめにあり、幹に付けられた黄色のペンキマークをたどれば地図がなくても十分に歩ける山だ。

  (赤谷オートキャンプ場)    (奈良教育大裏の登山口)  (杉林の急坂をジグザグに上る)

  (ツクバネカシの祠ベンチ)         (夫婦松)           (十坪平のベンチ)

    (谷・尾根道分岐点)         (ブナ林が現れる)     (鉄塔9からなだらかな尾根)

  (残雪のブナ尾根を行く)      (清水ヶ峰三角点)    (山頂から黄沙に霞む大峰南部)

   (平田平で北へ下る)      (クヌギの美林を下る)         (トチの古木)

    (沢筋を2回渡る)        (谷・尾根道分岐点)       (鉄塔7、8分岐点)

   (点在するトチの古木)         (登山口へ帰着)       (奈良教育大施設)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)


(参考地図)
・2万5千分の1地形図  上垣内

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