取立山(1307.2m)


★ひとこと   「ミズバショウを求めてちょっと早過ぎた取立山へ」

こつぶり山から白山を望む

★行った日   2010年5月2日(日)  晴   かみさんと娘の3人
 
★コース

高槻4:40(名神、北陸道)=福井北IC(R158、R157、林道)=8:04登山口駐車場8:15→9:39(1307.2m)取立山三角点9:57→避難小屋10:11→(1264m)こつぶり山10:23→取立山10:50→11:55登山口駐車場12:04(林道、R157)=真名川ダム(R157、R158)=白鳥IC(東海北陸道、名神)=高槻18:30

 取立山(とりたてやま)は三ノ峰から赤兎山(あかうさぎやま)、大長山(おおちょうざん)へと続く福井・岐阜県境尾根にあり、ミズバショウの群生地と白山の展望で有名な山だ。山の中腹まで車で行け、登山道もよく整備されている誰でも簡単に登れる山だ。晴れ続きの連休とあって、渋滞を恐れて早朝に出発、順調に目的地の駐車場に到着した。
 案内図のある登山口から登るが、大滝コースは通行止めのため尾根コースのピストンだ。足下に駐車場広場を眺めながら、立派な登山道をジグザグに灌木帯を上るが、まだ芽吹いていないため視界良好だ。西北の越前大日山や南の経ヶ岳が残雪を山ひだに残した姿を見せ、西南に勝山方面が広がっている景色が雄大だ。登山道に残雪が現れだすと尾根端に到達し、残雪の稜線をなだらかに上ると取立山三角点だ。三角点の少し手前の高台が最も見晴しがよく360度の大展望だ。白山の諸峰を背景に、越美山地の荒島岳や銀杏峰(げなんぽう)、加越山地の経ヶ岳や赤兎山などがぐるりと取り囲んでいる。三角点から少し東に行った所に取立山標識が建ち、取立平の西端のこつぶり山から護摩堂山へ稜線が伸び、取立平の彼方に白山が真っ白な姿を見せている。山頂にかみさんを残して、娘とミズバショウ見物に出発だ。山頂から少し下り、取立平をなだらかに下るとミズバショウ群生地の湿地帯があるが、その殆んどがまだ残雪に覆われている。いま芽が出始めた所なので1、2週間後が見頃だと思われる。立派な避難小屋を過ぎてちょっと上ると草地の昼寝に好適なこつぶり山だ。山頂から分岐している大滝ルートは通行止めなので、往路通りに下山した。人気の山らしく列をなして上ってくる登山者に挨拶を交わしつつ地元ナンバーの車が多い駐車場に到着した。国道へ出る手前に東山いこいの森のキャンプ場が賑わっていたが、ここの沼地のミズバショウが満開だ。帰りはR157で温見(ぬくみ)峠を越えようとしたが5月末まで冬季通行止めだ。真名川ダムでUターンし、白鳥を経て帰阪した。途中、平家岳登山口を確認しようとしたが九頭竜湖の箱ヶ瀬橋から先は5月末まで通行止めだ。越美山地の峠越えや林道は6月に入らないと本格稼動は無理らしい。
 ちょっと暑すぎる好天に恵まれ、大滝ルートの周回はできなかったが、展望を楽しみつつなだらかな登山道を登り、山頂からの大展望を楽しむことができた。残念ながらミズバショウは少し時期尚早だった。

    (取立山登山口)       (大日山を眺めつつ登る)   (登山道に残雪が現れる)

   (登山道から経ヶ岳)      (残雪の登山道を行く)     (稜線の登山道で振り返る)

          (取立山三角点手前から360度の展望、東〜南〜西〜北〜東)

     (取立山三角点)          (取立山東端)       (取立平へ向かう道)

                  (取立山東端から白山方向を望む)

       (避難小屋)      (取立平の水芭蕉群生地)     (芽だけのぞく水芭蕉)

  (ちょっと開いた水芭蕉)     (こつぶり山から取立山)       (戻る道から取立山)

   (駐車場が見えてくる)       (キャンプ場の群生地)         (水芭蕉)

★道で出会った花

   スミレサイシン(登山口)      シハイスミレ(登山口)       イワカガミ(取立山)

    ミズバショウ(取立平)     ショウジョウバカマ(取立平)    ミズバショウ(取立平)

★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)


(参考地図)
・2万5千分の1地形図  北谷

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