(巻道の古道に合流) (ピンクの花咲く古道を行く) (水平道がしばらく続く)
(山抜けのため稜線に上がる) (見晴し稜線を行く) (すがすがしいP1362付近)
草地の展望稜線から左手に通ってきた尾根筋が見え、その彼方に地池高がちょっと頭を出していたが、熊野灘は黄砂のため霞の彼方だ。展望稜線からシャクナゲの疎林帯を抜けると地倉山だ。この辺りは平でだだっ広く方向を間違え易い所だ。南へ進むと尾根は狭くなり、雷峠を過ぎて小山を越えると禿尾根のコブシ嶺だ。大展望の山頂だが西に横たわる筈の大峰山脈は全く見えず、又剣(またつるぎ)山を主峰とする竜口(りゅうご)尾根が大台ケ原から南へ長々と伸びていた。竜口尾根の南端に荒々しそうな荒谷山が盛り上がっているが、登りたい山の一つだ。後で調べると相当な藪山らしい。次に堂倉山へ戻り、地池高へ向かった。
(地倉山手前の展望稜線へ) (展望稜線を行く)
(稜線から大台ケ原を振り返る)
(黄砂のため熊野灘などの遠望は駄目だが展望稜線からたどってきた尾根筋を望む)
(シャクナゲ林を抜ける) (地倉山付近) (雷峠)
(コブシ嶺から竜口尾根を望む)
(好展望のコブシ嶺三角点) (大台ケ原へ向かって戻る) (再び堂倉山へ戻る)
堂倉山から東尾根を下る。東尾根の急な下り尾根の木の間からこれから向かう地池高とその先のぜひ行ってみたい加茂助谷ノ頭が望めた。先の鞍部には気の早い株が咲き始めたシャクナゲの群生地があり、そこから正木嶺と少し頭をのぞかせた日出ヶ岳が望めた。少し上り返すとヒメシャラやちょっとした岩稜の稜線をなだらかに上る。ピークが地池高三角点だ。あまり展望がよくないが、木々の間から加茂助谷ノ頭へ続く稜線が望めた。堂倉山まで来た道を戻り、県境尾根の境界杭をたどって尾鷲辻をめざした。ミヤコザサの原っぱが現れると尾鷲辻が近いと思ったら、さらに正木嶺に近い遊歩道に合流した。ちょっとでも戻るのはしゃくなので時間もあるので日出ヶ岳に寄ることにした。記憶に新しい木道で正木嶺を越え、鞍部から上り返すと日出ヶ岳展望台だ。黄砂のため展望は全く駄目だ。早々に山頂を辞して、遊歩道のぶらぶら歩きで大台ケ原駐車場へ帰り着いた。帰りも渋滞もなく順調に往路通りに帰阪した。
山頂で15度もあって5月としては暑すぎる晴天のもと、念願の2峰を訪問できた。清々しい稜線歩き、爽快なこぶし嶺など、僕の大台ケ原のイメージからは程遠い明るい山行だった。テープも要所にあり、藪を予想したが歩き易い稜線ばかりでいい意味で拍子抜けだ。年のせいか帽子を家に忘れ、大台ケ原らしくなく日陰が少なかったので前頭部が日焼けでひりひりだ。
(堂倉山から東尾根を下る)
(稜線から地池高と加茂助谷ノ頭) (群生地の咲き出した株)
(ヒメシャラの尾根を行く)
(地池高から先の尾根が見える) (地池高三角点)
(稜線から正木嶺、日出ヶ岳)
(三度目の堂倉山) (境界稜線を上る)