雷倉(1168.6m)貝月山(1234.3m)


★ひとこと   「ちょっと薮山急登の雷倉と展望の貝月山へ」

花房山から雷倉(右)
                                    2008年9月27日撮影

★行った日   2010年5月9日(日)  晴   単独
 
★コース

高槻4:38(名神、北陸道)=木之本IC(R303、R417、県道270)=7:56八谷集落・橋8:08→鉄橋8:26→9:11R547 9:18→林道跡登り口10:14→稜線出合11:06→11:15(1168.6m)雷倉11:33→稜線出合11:45→林道跡登り口12:15→12:52P547 12:57→鉄橋13:17→八谷集落・橋13:30(県道270、R417、R303、県道40)=14:42ふれあいの森駐車場14:53→分岐15:07→15:53(1234.3m)貝月山16:00→日越峠16:29→分岐16:41→16:51ふれあいの森駐車場17:00(県道40)=白龍の湯(県道40、R303、R417、県道216、R21)=関ヶ原IC(名神)=高槻21:30

 池田町界隈の東海自然歩道を歩いていると北方に白く輝いている小津三山が望めるが、きょうはそのうち最後に残った雷倉(かみなりぐら)だ。登山道のある他の2山(花房山、小津権現山)と異なり薮山と聞いていたので余裕を見て早朝出発だ。徳山ダムから馬坂トンネルを通って本巣市八谷(やたに)の集落の橋のたもとに駐車した。
 橋を渡って道なりに直進し、一軒家の前で道が終わり、車止の所から古びた登山口の表示のある細道が林に入っている。林の中の導水路の蓋の上をしばらく進むと堰堤があり、その手前を右下に下って鉄橋を渡る。橋のすぐ先の小さな尾根に取り付き、道なき急坂を小木を掴みながら上ると稜線で踏み跡に合流した。下山時に判ったことだが、よく見ると橋を渡るとすぐに左へ分岐する踏み跡があり、この稜線に続いている。あとは稜線を外さないように登るだけだ。灌木帯を過ぎて杉林の稜線を上るとP547の平地だ。この辺りで青年がえらい勢いで追い抜いて登って行ったが、以降会うことがなかったのでピストンではなくどこかへ下山されたようだ。これからもしんどい急坂が続き、ブナ林の次に苔むした石灰岩がごろごろした坂を上りきると、小灌木の軽い藪コギがあって、急に明るい笹原を切り開いたような小ピークの広場に飛び出す。小灌木の密生した稜線をなだらかに回り込むと林道跡だ。自然に返りつつある林道跡からは東の視界が開け、舟伏山初め高賀三山(高賀山(こうかさん)、瓢ヶ岳(ふくべがだけ)、今淵ヶ岳(いまふちがだけ))が展望できる。林道の注意看板の横から尾根に上りつき、ちょっとひどくなった笹藪コギだが踏み跡があるのでそんなにきつくはない。

  (橋の手前に駐車して直進)  (道の突き当たりの林に入る)   (登山口の古びた標識)

(杉林の中の溝の蓋上を進む)   (堰堤手前を右に下る)        (鉄橋を渡る)

(橋を渡ってすぐの尾根を上る)     (踏み跡に合流)     (杉林の平坦なP547で休憩)


   (ブナ林の急坂を上る)  (苔むした石灰岩の急坂を上る) (小灌木帯のちょっと藪コギ)

 (笹原を切り開いた小ピーク)      (林道跡登り口)    (踏み跡のある笹薮コギが続く)


 ここからが一番しんどく、ふーふー云いながら木の幹の助けを借りつつ急坂を上るが、振り返ると梢越しに能郷白山やその右の屏風岳と真っ白な白山が垣間見えている。笹薮の急坂から開放されるとテープが沢山ぶら下がった稜線出合だ。タムシバの咲く稜線を少し南下すると雷倉三角点だ。山頂広場は藪に囲まれているが、少し南の稜線端は切り開かれて西から東にかけて展望が開けている。山頂から花房山へ続く西南稜は劇薮で残雪期にしか通れそうにないが、タンポに続く東南稜には踏み跡があるので、下で追い抜いていった青年はここを下った可能性大だ。展望はなかなか雄大で、北方には稜線に少し隠れて見難い能郷白山、ちゃんと見える屏風山、白山、東方には舟伏山、高賀三山、南方には伊吹山、養老山、西方には花房山、蕎麦粒山(そむぎやま)、など懐かしい山々が並んでいる。薮山を予想したが、季節的にまだ草木が繁茂する前なのでそれほどではなく、リボンもしっかり付いていたので往路3時間、復路2時間だった。意外に早く下山できたので、気になっている展望の山、貝月山(かいづきやま)へ向かった。

          (林道跡から高賀三山(高賀山、瓢ヶ岳、今淵ヶ岳)方面を望む)

 (ちょっとした薮の急坂が続く) (平らな稜線を南下すると山頂)    (雷倉三角点)


              (雷倉から南の大垣市、養老山方面を望む)

              (雷倉から西の蕎麦粒山、三周ヶ岳方面を望む)
              

                (雷倉から北の屏風山、白山方面を望む)
 

 東海自然歩道歩きで通った東津汲(ひがしつくみ)から西進し、日坂を過ぎてスキー場を左に見て峠を越えて上り返すとふれあいの森駐車場だ。まだシーズンには早すぎるので宿泊施設など閉鎖されたままだ。閉ざされた入口ゲートの横を通り、ふれあいの森の谷川に沿った遊歩道を進むと、林道との交差点が登り口だ。要所に案内が出ているので迷うことはない。延々と続く丸太階段を上り、タムシバの咲く小灌木帯をなだらかに進むと展望台の建つ貝月山三角点広場だ。展望台から文字通り360度の絶景が楽しめる。南方には伊吹山を中心とし、北方には能郷白山を中心とした山並みが幾重にも連なっていた。上りが直登コースだったので下りは日坂越(ひさかごえ)コースだ。密集したスズタケを切り開いた道が西方へなだらかに下っている。手入れを怠るとすぐに薮にかえりそうな道だ。尾根端から右回りに丸太階段を下ると日坂越だ。地形図には峠から東谷を通って美束へ下る点線があるが、自然にかえって踏み跡もないのでスズタケの劇薮だ。峠から山腹を遊歩道で下り、一旦、林道に出るが再度ふれあいの森の遊歩道に入り駐車場に帰り着いた。すぐ近くの露天風呂、白龍の湯で疲れを流し、揖斐町から関ヶ原を経て帰阪した。
 きょうは黄砂もなく五月晴れのもと、新緑に映える麓から、あまり歩かれていない稜線にて芽吹き始めた木々の間にタムシバが揺れる雷倉を楽しむことができた。急登に次ぐ急登のしんどい山だが、ちょっとした薮あり、山々の景観ありの変化に富んだ静かな山だ。貝月山はふれあいの森から高度差があまりなく登山道も整備され、往復2時間もあれば山頂の大展望が手軽に楽しめる山だ。

   (ふれあいの森入口)         (遊歩道入口)        (ふれあいの森を行く)

    (延々と丸太階段が続く)    (平坦になると山頂が近い)   (貝月山三角点と展望台)

              (貝月山展望台から北の白山方面を望む)

              (貝月山展望台から南の伊吹山方面を望む)

(ブンゲンを見ながら笹原を下る) (タムシバの多い道を下る)       (日越峠)

   (山腹の遊歩道を下る)         (林道に合流)        (ふれあいの森を下る)

★道で出会った花

     コンロンソウ(八谷)       ツルカノコソウ(八谷)        ヤブジラミ(鉄橋)

     ヤマツツジ?(鉄橋)      タチツボスミレ(P547)       ユキザサ(P547)

  イカリソウ残り花(林道跡)     ヒトリシズカ(林道跡)      フデリンドウ(林道跡)

  コバノミツバツツジ(林道跡)    イワカガミ(雷倉稜線)      ネコノメソウ(雷倉稜線)

 ピンクのミヤマカタバミ(貝月山)    チゴユリ(P547)       メノマンネングサ(八谷)

     キンポウゲ(八谷)        ムシカリ(貝月山)       ミヤマカタバミ(貝月山)

     キランソウ(貝月山)      ミヤマシキミ(貝月山)        タムシバ(貝月山)

★ルート断面図
(1)雷倉

(2)貝月山

★地  図
(1)雷倉

(2)貝月山

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)


(参考地図)
・2万5千分の1地形図  樽見、横山

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