烏帽子岳(872m)三国岳(894m)
★ひとこと 「烏帽子岳から三国岳を経て五僧峠へ展望の縦走」
三国岳稜線から烏帽子岳を望む
★行った日 2010年5月30日(日) 晴
単独
★コース
高槻5:13(名神)=彦根IC(R306、R365、県道139、時山多賀林道)=7:30五僧峠7:35(時山多賀林道)=7:44時山バンガロー村7:50→鉄塔(13)8:12→P681
8:45→三国岳分岐9:00→9:23(855.1m)烏帽子岳9:37→三国岳分岐9:52→10:04鉄塔(10)10:13→11:15(894m)三国岳11:25→三角点11:40→鉄塔(244)11:54→時山分岐12:02→12:16P803
12:25→P803 12:55→P676
13:22→13:57(750m)東横根14:06→P700
14:28→14:56間違いP15:00→間違いP15:16→五僧峠15:24(時山多賀林道)=自転車(5.0km)=15:46時山バンガロー村15:54(時山多賀林道、県道139、R306)=彦根IC(名神)=高槻18:10
時山から烏帽子岳、三国岳を経て五僧峠へ周回の計画だ。当初、林道が開通していたのを知らなかったが1車線ながら立派な舗装道路が五僧(ごそう)峠を経て保月(ほうづき)方面へ開通していた。そこで時山多賀林道で五僧峠にチャリンコをデポして再び時山へ戻り、赤い橋のバンガロー村に駐車だ。初めは釣鐘谷コースで登ろうとしたが、登山道が危険との掲示があったのと、谷筋はヒルの恐れがあったのでバンガロー村から登ることにした。
表示に従ってバンガローの間を抜け、急坂の杉林をジグザグになだらかに登り、整備されたプラ階段を上ると高圧鉄塔(13)だ。足下に時山集落が谷間に伸び、五僧峠の彼方に鍋を伏せたような鍋尻山が望めた。しばらく登ると広葉樹林の新緑がまぶしい稜線が始まり、朱色のヤマツツジ(オンツツジ?)が彩を添えている。右へ三国岳への道を分け、ちょっと直進すると小木の中に岩が散らばっている見晴し岩稜だ。南方の御池岳方面は霞んでいたが、これからたどる三国岳へ伸びる稜線や、霊仙山まで続く尾根が望めた。シャクナゲの茂る尾根を進み、最高点を過ぎて次のピークが烏帽子山三角点だ。山頂の南側が切り開かれているが、いなべ方面がかすかに見えるだけで藤原岳は雲の中だ。先ほどの分岐点まで戻り、三国岳へ続く尾根道に入る。稜線を下り続け、この尾根道の最低鞍部付近に鉄塔(10)があり、北方に鍋尻山、霊仙山、ソノドなどが並んでいる。しばらくアップダウンを繰り返しつつ稜線を進み、ヌタ場もある幅広尾根を過ぎて急坂を登ると縦走路との出合だ。この辺りの岩頭から、烏帽子岳からここまで歩いてきた尾根筋が望める。この少し先が三国岳頂上だ。南側が少し切り開かれて御池岳の一部と鈴ヶ岳が見えている。もう少し南にある最高点には行かずに下山を始めた。
(時山バンガロー村へ入る) (巡視路のプラ階段を上る)
(鉄塔(13)から鍋尻山と時山)
(P681付近の広葉樹尾根)
(三国岳分岐) (見晴し岩稜)
(見晴し岩稜から三国岳から霊仙山へ続く稜線(西南〜西〜北)を望む)
(シャクナゲ林を過ぎると山頂)
(烏帽子岳三角点) (三国岳分岐から尾根を行く)
(鉄塔(10)) (鉄塔(10)から北の霊仙山) (鉄塔から南のいなべ方面)
(しっかりした稜線を進む) (三国岳付近の展望岩) (三国岳頂上から鈴ヶ岳)
(三国岳付近の展望岩から西北〜北〜東を望む)
三国岳三角点は少し稜線を下った鞍部から左にちょっと上がると鎮座している。順路は先程の鞍部から右へ下ると少しガレたところを経て鉄塔(244)だ。西方に高室山の左に長命寺のある奥島山や安土城跡の近くの繖山(きぬがさやま)がかすかに見えている。鉄塔右下から山腹のトラバース道を進み、鞍部で時山を右に分けて稜線を直進する。ここからテープ印は極端に少なくなる。上り返すとP803だ。ここで失敗、何も考えずに直進して尾根を下ったがP732の近くまで行ってから間違いに気付き引き返した。再度、正しい稜線を下ると切り開きが始まり、アセビのような小木が茂っているが歩き易い切り開きが東横根まで続いている。振り返ると三国岳から続く尾根が切り開きの両側の木の間から望めた。東横根からヨコネへは西へ稜線を進むが、縦走路は東北へ急坂を下る。しばらく斜面を下ってから北尾根が顔を出すので、注意しないと谷筋の左岸に乗ってしまう恐れがある。P700を過ぎて広葉樹林尾根を下ると間違いPだ。ここでよく確認せずに、下に見える鉄塔と林道をめざして別の尾根を下ってしまった。途中で気づいて引き返したが、テープなどの目印のないピークから尾根を下るときはよほどの注意が必要だ。五僧峠でチャリンコをゲット、林道を快調にとばして時山バンガロー村へ帰りついた。帰りは、時山多賀林道を通って保月を経て彦根から名神でさしたる渋滞もなく帰阪した。
花期は終わって朱色のツツジ以外の花はなかったが、新緑の季節を迎え、聞き分けはできないが小鳥のさえずりを聞きながら歩く稜線がよかった。また、周回コースのピークで目にする鈴鹿北部の山々を地図を見ながら同定するのも楽しかった。自己満足だがきょうで油日岳の余野から霊仙山の柏原まで鈴鹿山脈の縦線がつながった。
(歩いてきた稜線を望む) (山頂から遠い三国岳三角点)
(三角点は左、縦走路は右へ)
(鉄塔(244)から長命寺方面)
(山腹をトラバース) (縦走路は直進、時山は右へ)
(広葉樹林のP803)
(P803付近から烏帽子岳) (P803から続く切り開き稜線)
(正面は東横根) (東横根付近から振り返る) (雑然とした東横根)
(東横根から下る尾根に注意) (広葉樹林が続くP700付近) (パワフルな造形美の枯れ松)
(稜線をただ下るのみ)
(五僧峠) (時山多賀林道始点)
オンツツジ?(烏帽子岳) ヤブテマリ?(三国岳)
ガマズミ?(三国岳)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 御在所・霊仙・伊吹
・2万5千分の1地形図 篠立
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