赤谷山(1216.1m) ★ひとこと 「スキー場からブナ尾根で山頂を経て藪コギで戸倉峠へ」 ★行った日 2010年6月25日(金) 晴後曇 単独
★コース
高槻4:37(中国道)=山崎IC(R29)=6:50旧戸倉トンネル入口6:58(R29)=7:04大森神社広場7:14→リフト終点7:53→戸倉基地局(ピーク)8:00→8:20休憩8:26→稜線出合9:16→9:23(1216.1m)赤谷山9:36→稜線別れ→P1150 10:19→小船山反射板10:47→11:09林道出合11:16→戸倉峠11:37→旧戸倉トンネル入口11:52=自転車(4.0km)=12:05大森神社広場12:11(R29、県道48、県道6、R9、北近畿豊岡道、舞鶴道)=丹南篠山口IC(県道306、R372、県道406、県道46)=高槻15:07 梅雨の晴れ間に兵庫・鳥取県境の戸倉峠近くの赤谷山だ。予報では午後からくずれるらしいので、昼には下山できるよう早朝出発だ。山崎からR29を鳥取方面へ向かい、戸倉トンネル手前を右へ少し進むと旧戸倉トンネル手前で舗装が切れるとともにゲートがあってそれ以上は進めない。そこに自転車をデポしてR29を少し戻って大森神社前の広場に駐車した。きょうのコースは、戸倉峠から登山道をピストンするだけでは面白くないので、戸倉スキー場から尾根伝いに赤谷山へ登り、下山はやまあそさんの開拓されたコースで戸倉峠へ下る計画だ。 大森神社前の広場からR29を少し戻り、戸倉スキー場へ入り、朝露いっぱいのススキのゲレンデを濡れないように登り易そうな所を選んで登る。べちゃべちゃになったズボンを気遣いながら急斜面を登り、振り返ると足下のゲレンデの彼方に氷ノ山から東へ伸びる稜線が霞んでいる。大屋方面へ抜ける谷筋が東に見えるリフト終点から雑木林の尾根を少し登ると旧建設省の戸倉基地局のあるピークだ。ここには赤谷山の表示があり、西に向かう稜線には赤テープが頻繁に付いている。初めは雑木林尾根だが、アップダウンしながら高度を上げるに従いブナが多くなり癒しの森の趣だ。北方の樹木が切り払われた稜線上のピークからは、氷ノ山の三ノ丸の丸い頭が望めた。尾根道に笹が現れてくると稜線出合が近い。左の波佐利山へ続く尾根にも踏み跡はあるが猛烈なスズタケの薮だ。右の赤谷山へ向かう稜線のスズタケは切り開かれ、歩き易い道が続いている。山頂広場からはほぼ360度の視界が得られ、但馬、播磨の山々の展望台だ。 ここからがきょうのハイライトだ。山頂から笹薮切り開きの稜線を下り、次の左へ分岐している支稜線へ突入だが、分岐点の地形が平坦な笹原なので尾根が明確でなく、方向を見定めて薄そうな笹薮へ入る。薮を進むうちに北側へずれたらしく左に稜線が見えたので尾根の乗換えだ。スズタケの劇薮をコイで小さな沢を渡り、踏み跡のある笹薮稜線にたどり着いた。猛烈なスズタケの薮だったがイバラが混在してないだけましだ。所々に古いテープが散見される踏み跡のある密生した笹薮をかき分けながら進む。P1150付近から笹藪が薄くなって明確な踏み跡が現れ、山頂から1時間強で小船山反射板だ。電波の反射経路に当たるのか北側に一条の切り開きが伸びているが、周りは樹木に覆われて全く展望はない。反射板から巡視路らしい道を稜線上をしばらく西へ進み、北へ分岐している枝尾根を下る。少し下ると笹薮もなくなり、癒しの広葉樹尾根だ。しばらく下ると下に林道が見え、下りやすそうな所を選んで林道に降り立った。落石の多い荒れた林道をテクテク、戸倉峠手前から鳥取県側が見渡せ、林道横から古道らしい丸太階段が下っていた(詳しくは前掲のやまあそさんのレポ参照)。切り開きの戸倉峠を越え、すぐ先の赤谷山登山口を右に分け、何処までも地道林道を下ると、旧戸倉トンネル入口横をかすめて林道ゲートだ。その先が舗装路終点の自転車デポ地だ。1回もペダルを踏むことなく快調に下り、昼過ぎに予定通り大森神社広場に到着。帰途は大屋から和田山を経て北近畿豊岡道、舞鶴道で篠山経由一般道で順調に帰阪した。 (林道出合個所) (落石を越えて進む) (鳥取側が見渡せる戸倉峠)
★ルート断面図
(参考地図)
・山と高原地図 氷ノ山・鉢伏・神鍋 ・2万5千分の1地形図 戸倉峠
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