地蔵山(947.6m)愛宕山(890.1m)竜ヶ岳(921m)


★ひとこと   「越畑から芦見峠を経て地蔵山、愛宕山、竜ヶ岳へ」

越畑へ下る鉄塔から北方(三頭山)を望む

★行った日   2010年7月10日(土)  曇後晴   単独
 
★コース

高槻5:44(県道6、県道405、R477)=6:52越畑(宕陰小学校前)7:02→7:35芦見峠7:40→8:45越畑分岐8:57→(947.6m)地蔵山9:01→反射板9:12→竜ヶ岳分岐9:36→9:42(890.1m)愛宕山9:51→竜ヶ岳分岐9:57→10:35(921m)竜ヶ岳10:44→竜ヶ岳分岐11:13→反射板11:38→地蔵山11:49→11:52越畑分岐12:00→鉄塔12:10→鉄塔12:17→12:43越畑(宕陰小学校前)12:48(R477、県道405、県道6)=高槻13:49

 梅雨の合間に裏口から登る愛宕山だ。普通は清滝から表参道や裏参道で登るが亀岡側からはなだらかな尾根伝いの道だ。午後に雷雨の予報なので午前中に下山するべく、越畑(こしはた)から芦見(あしみ)峠を経て愛宕山へ登り、地蔵山から下る計画だ。雲に霞んだ愛宕山を眺めつつ亀岡からR477を周山方面へ、越畑から保津峡へ向かう府道を進み、宕陰(とういん)小学校前の空地に駐車だ。
 小学校前から府道を北上、途中から集落内に入る舗装された小道へ右折、そのまましばらく進むと小さな芦見峠の表示があり、右折して細い林道へ入る。ゲートを開閉し、杉植林帯をどんどん登り続けると芦見峠だ。直進は三頭山(みつづこやま)だが、地蔵山は右折して稜線をなだらかに登る。以前に越畑スキー場だった、いまだにゴミが散らばっている杉植林帯を過ぎると栗の木林だ。いま丁度花盛りで例のニオイが林の中に充満している。広葉樹林を過ぎてアセビのトンネルを抜けると越畑分岐の広場だ。以前の無線中継設備跡の破れたネットに囲まれた平地があり、そのわきにお地蔵さんが鎮座している。そのすぐ先が樹林の中の地蔵山三角点だ。展望は全くないので、少し手前の越畑分岐が休憩の適所だ。アセビの森を抜けて一旦下って登り返すと反射板のあるピークだ。きょうはガスで駄目だが、以前は見晴が良かったが今は周りの木が茂って晴れていても良くない。ここからアップダウンを繰り返して稜線を進むと、大杉のある旧道の樒原(しきみがはら)分岐だが、樒原への道は見た所薮っぽい踏み跡のようだ。

(越畑から表示通りに芦見峠へ)   (杉植林帯を登る)            (芦見峠)

(なだらかな自然林の尾根を行く) (昔の越畑スキー場付近)       (栗林を行く)

  (アセビのトンネルを行く)      (越畑分岐の地蔵)        (地蔵山三角点)

    (反射板ピーク)          (緑の雑木林が続く)      (樒原分岐付近の大杉)

 竜ヶ岳分岐を通り越して愛宕神社への道から少し左へ入ると愛宕山三角点だ。いつもはここから京都市内が俯瞰できるがきょうは真っ白だ。竜ヶ岳分岐まで戻って中央の枝尾根を北上し、この雑木林尾根の終端が竜ヶ岳だ。木々が成長して晴れていてもあまり展望は良くない。この先は芦見谷へ下っているので竜ヶ岳分岐から、更に往路を越畑分岐まで戻り、ここから越畑へ下った。初めは広葉樹林をなだらかに下るが、すぐ杉植林帯の急坂となり、その先が鉄塔の建つ広場だ。ここから霞んでいるが神吉の集落や三頭山が北に見えている。すぐ下の鉄塔の横を通って杉林に入り、後は谷沿いにどこまでも下るとゲートを経て越畑の舗装路に飛び出す。左へ少し進むと宕陰小学校の横で府道出合だ。きょうは雷雨もなく、かんかん照りの暑い最中に往路通りに帰阪した。
 地蔵山や竜ヶ岳付近の広葉樹林の緑が素晴らしかったが、きょうは梅雨の最中らしく展望のないむしむしした山歩きだった。特に虫が多くちょっと立ち止まると束になって襲ってきて露出部を数個所刺され、翌日も痒く腫れがひかなかった。この季節の低山は消耗が激しく疲れ果ててしまった。

     (愛宕山三角点)        (竜ヶ岳分岐)         (なだらかな雑木林を進む)

    (竜ヶ岳のピーク)         (地蔵山は雲の中)          (越畑分岐)

  (初めは広葉樹林を下る)   (杉植林帯の急坂を下る)     (初めの鉄塔の広場)

  (鉄塔から霞んだ北を望む)   (次の鉄塔へ向かって下る)   (鉄塔下を斜めに下る)

   (杉林の谷筋を下る)    (赤い箱の手前が登山道出口)  (小学校横で車道へ合流)

★道で出会った花

    ホタルブクロ(越畑)       ギンリョウソウ(地蔵山)       コナスビ(地蔵山)

★ルート断面図


★地  図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       京都北山
・2万5千分の1地形図  京都北西部、亀岡、殿田、周山

Homeへ