剣尾山(784m)


★ひとこと   「土ヶ畑から県境稜線で剣尾山を経て周回」

大石ごろごろの剣尾山頂上

★行った日   2010年11月5日(金)  晴   単独
 
★コース

高槻7:14(府道114、府道110、R423、府道732、府道54)=土ヶ畑公民館8:53→稜線取付き9:17→9:47P628 9:55→鉄塔171 10:35→11:19休憩11:30→(784.9m)横尾山11:36→反射板11:40→キャンプ場分岐11:54→12:04(784m)剣尾山12:20→キャンプ場分岐12:26→笠山登山口12:42→渡渉13:07→土ヶ畑公民館13:27(府道54、府道731、R372、府道407、府道46)=高槻14:30

 大阪からR173で篠山へ向かうとき能勢に入ると右手に見えるおなじみの北摂の名山だ。普通は大阪側から登るが、今回はやまあそさんの情報を参考に畑野(今は亀岡市)の土ヶ畑(どんがばた)から横尾山へ登り、剣尾山を経て能勢のキャンプ場付近へ下る周回の計画だ。近くなので今日はゆっくり出発だ。ナビにセット間違いをして剣尾山裏の能勢のキャンプ場に入り込み、管理人さんから道順を聞いて畑野へやっと到着、土ヶ畑公民館前にとめさせてもらった。
 快晴のもと陽光を浴びながら県道を天王方向へ、正面にこれから向かう稜線を見ながら進む。県道をUターンして直ぐの農家の横から、犬に吠えられながら小父さんに挨拶をして古道に入る。ネット扉を開閉して、倒木に覆われた自然に返りつつある古道を登ると、ほどなくバイパスした県道に出る。すぐに左の稜線に取り付くと雑木林の中にしっかりした尾根道が現れる。しばらくすると緑の金網が現れ、ネットに沿って進み、ネットが終わると雑木林を鞍部まで下る。昔はマツタケが出たであろう松林の多い幅広い尾根を進む。府境?赤プラ杭が横尾山まで続いているので迷うことはない。P628には真新しい表示があり、この尾根道も一般登山道になりつつあるようだ。しばらく里山風の雑木林の尾根を行くと、R173が真下に見える鉄塔171だ。鉄塔から眺める三草山など能勢の田園地帯が綺麗だ。ここから方向を南から東に変え、P716を過ぎて徐々に高度を上げていくと、なだらかな広いススキ原の斜面だ。日の光に輝くススキの穂波越しに、北方に深山(みやま)の気象観測ドーム、西南には三草山や特徴ある羽束山、が望め、ススキの斜面にはプラケースからはみ出た針葉樹の幼木が林立していた。

 (土ヶ畑から天王へ県道を行く) (県道のバイパス古道を登る)  (しっかりした尾根道を登る)

  (緑の金網沿いに進む)     (清らかな松林尾根を行く)      (P628の表示)

 (府境赤プラ杭に沿って進む)       (鉄塔171)         (鉄塔171からの展望)

 (なだらかな明るい稜線を行く)(ススキの穂揺れる三草山方面)(ススキの穂揺れる深山方面)

            (横尾山手前展望稜線から西南の六甲山方面の展望)

 直ぐ先で下山路を右に分けてちょっと登ると横尾山三角点だ。北方には深山の左に三岳が見えている。丹波・摂津国界石碑の建つ反射板ピークを過ぎて下り、笹原林床の赤松林を登り返すと下山時に下る予定のキャンプ場分岐だ。尾根道を少したどると大石が散在する広場の剣尾山頂上だ。順光の北摂の山々の同定を楽しんでから、先ほどの分岐から見事な赤松林を下山だ。笹原林床ではマツタケは駄目と思われる。笠山登山口でキャンプ場を右に分けルリ渓の表示通りに左へ進む。立派な道が雑木林に続いているが、殆ど人の通った形跡はなく倒木と雑草の道だ。やがて右手に水処理施設?が現れ、その先に住宅地があるが遠回りになるためそのまま直進だ。とうとう道のなくなった雑木林をなだらかに下ると大路次川(おおろじかわ)だ。飛び石を渡ってあぜ道に上がり、農家の軒先を失礼して県道に出て、車道を公民館へ。帰りは能勢のくねくね道を敬遠して亀岡を経て帰阪した。
 このルートは里山巡回の趣だ。松林や雑木林の里山を思わせる美しい稜線、横尾山手前のススキ原の光り輝く穂波などが印象的だ。幅広い稜線だがプラ赤杭を辿れば迷う心配はない。

    (ススキ原を登る)           (横尾山三角点)        (反射板ピーク)

    (キャンプ場分岐)          (剣尾山頂上)           (赤松林を下る)

                 (剣尾山頂上から東の愛宕山方面の展望)

      (笠山登山口)        (雑木林の杣道を進む)      (大路次川を渡渉)

★道で出会った花

    リンドウ(笠山登山口)       ノコンギク?(県道)      アキノキリンソウ(県道)

★ルート断面図


★地  図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       北摂・京都西山
・2万5千分の1地形図  埴生(はぶ)

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