大御影山(950.1m)三重岳(974.1m)


★ひとこと   「落合から紅葉を求めてブナ尾根で大御影山、三重岳周回」

大御影山から三重岳を望む

★行った日   2010年11月11日(木)  晴   単独
 
★コース

高槻4:53(名神、湖西道路、R161、R303、林道)=6:54落合7:03→遊歩道入口7:15→遊歩道別れ7:54→8:14(735.6m)滝谷山8:23→ビラデスト分岐8:59→9:24展望広場9:32→河内谷林道出合9:39→大谷山分岐9:51→10:12休憩10:30→10:44(950.1m)大御影山10:50→11:37大日岳分岐11:45→P889 12:02→P887 12:21→P943 12:39→13:00(974.1m)三重岳13:08→P844 13:30→三重岳登山口14:27→14:37落合14:45(林道)=ビラデスト今津15:00(林道、R161、湖西道路、名神)=高槻17:08
 滋賀県湖北と福井県嶺南に広がる野坂山地の主峰、三重(さんじょう)岳だ。落合を起点にして三重岳、大御影(おおみかげ)山を周回の計画だ。R303の水坂トンネル手前から石田川に沿って北上、石田ダムを過ぎて舗装林道を進み、河内谷林道との分岐点が東屋の建つ落合だ。当初、時計回りに周回の予定だったが、林道から三重岳への登り口が手持ちの地図では尾根一本間違っていたため判らなかった。そこで、登り口が明確な滝谷山から反時計回りに周回することにした。
 落合の親水広場から淡海広場へ通じている遊歩道に入り、急坂の杉植林帯をジグザグに登る。稜線に達すると尾根を北上、やがて遊歩道を右に分けて尾根の踏み跡をたどる。稜線上の樹木の途切れた所から西に三重岳に続く武奈ヶ嶽が見えると、木々に囲まれた滝谷山三角点はすぐだ。更に尾根を北上し、なだらかなピークの古い標識を過ぎると、幅広尾根に素晴らしい紅葉樹林が広がっている。しばらく紅葉を愛でながらぶらぶら進むと、右のビラデスト今津から来た明確な道と合流だ。三叉路にはテープが沢山ぶら下がり、これ以降ははっきりした山道だ。ブナなどの落葉樹の茂る、所々V溝に掘れた尾根道を合流点から30分ばかり進むと琵琶湖展望広場だ。湖面が朝日に輝き、比良山系の山並みが連なっている。広場で景色を堪能してからちょっと尾根を進むと河内谷林道出合だ。

     (落合東屋)          (落合の滝谷山登り口)  (杉林の急坂をジグザグに登る)

    (遊歩道別れ)          (西方の武奈ヶ嶽)      (林中の滝谷山三角点)

(古い標識から紅葉尾根始まる)   (紅葉尾根を行く)         (紅葉尾根を行く)

    (ブラデスト分岐点)       (ブナ林のV溝道を行く)    (落葉樹の尾根道が続く)

                 (展望広場から琵琶湖方面を望む)

   (明るい尾根道を行く)        (河内谷林道出合)     (林道の大御影山登山口)

 林道の大御影山登山口の標識通りにちょっと登ると稜線だ。古道らしいブナ尾根の少し掘れた道が続く。右の大谷山から来た高島トレイルと合流し、情緒あるブナ稜線の近江坂古道をなだらかに登ると、河内谷林道からほぼ1時間で大御影山だ。山頂から北方の視界が開け、端正な雲谷山の向こうに若桜湾が広がる姿が絶景だ。大御影山目印の反射板の横を通り、急坂の尾根を下り、能登又谷へ下る道を右に分け、ブナ尾根を進むと大日岳分岐だ。近江坂古道とも別れて三重岳へ稜線を南下、奇怪な形のダケカンバの多い尾根道だ。5年前の梅雨時分に通った時は薄暗い怖ろしそうな印象だったが、今回は枝払いした跡もあり冬枯れた木々のせいで歩き易い明るい稜線だ。P943の次のピークからは、通ってきた稜線を視認でき、琵琶湖と若狭湾双方が望めた。

  (ブナ尾根の溝道が続く)     (しっかりした古道を行く)  (大御影山手前から東北を望む)

    (大御影山三角点)      (大御影山から北の雲谷山)   (大御影山目印の反射板)

              (大御影山から北方の若狭湾を望む)

    (V溝道を下る)           (ブナ尾根を進む)         (大日岳分岐)

 (奇怪なダケカンバの尾根道) (奇怪なダケカンバの尾根道)       (P889)

  (P943手前の見晴し稜線)   (稜線から東に見える琵琶湖) (稜線から北に見える若狭湾)

 羊歯と笹の見晴の良い草原を過ぎ、武奈ヶ嶽へ向かう高島トレイルを右に分け、ブナ林を少し進むと小灌木に囲まれた三重岳三角点だ。5年前には櫓の上から展望が楽しめたが、いまは櫓はなく、周りの低木のため視界不良だ。河内谷林道の本谷橋へ下る道を左に分け、落合の表示に従ってブナ林を下る。P844を過ぎると見事な紅葉尾根が始まる。今の時期、標高800メートル以下で紅葉が見頃を迎えているようだ。夕日に照らされた鮮やかな紅葉を眺めつつ稜線を下る。P592手前から杉植林帯に入り、尾根の西側をトラバースし、最後に西側の枝尾根を下ると林道の三重岳登山口だ。手持ちの地図では東側の枝尾根にルートがあったので登山口が判らなかった。帰りは落合からビラデスト今津を経て、途中の琵琶湖の俯瞰を楽しみつつ、酒波(さなみ)谷を下り、往路通りに順調に帰阪した。
 5年ぶりの訪問だが、高島トレイルも設定され、黄色のテープがひらひらはためく稜線をたどる明るい道が大部分だ。期待に違わず、立派なブナ尾根が続き、標高800メートル位までの落葉樹林では紅葉が素晴らしかった。

              (P943の次のピーク手前からたどってきた稜線を望む)

    (武奈ヶ嶽分岐)      (三重岳三角点、以前の櫓はない) (山頂下から落合方面へ)

 (落葉絨毯のブナ尾根を下る) (P844付近から紅葉が始まる)   (紅葉尾根を下る)

    (紅葉尾根を下る)     (夕日を受けて鮮やかなカエデ)     (P598付近を下る)

  (やっと杉林の下に林道)    (林道の三重岳登山口)   (ビラデストから琵琶湖を望む)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       比良山系・武奈ヶ岳
・2万5千分の1地形図  熊川、三方

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