大日岳(750.9m)三十三間山(842.3m)轆轤山(662.5m)


★ひとこと   「能登野から近江坂古道で大日岳を経て三十三間山周回」

黄砂に煙る三十三間山の草原

★行った日   2010年11月13日(土)  曇一時晴 黄砂   単独
 
★コース

高槻4:49(名神、湖西道路、R161、R303、R27、林道)=国道出合(轆轤山下山道確認)6:48(県道)=(近江坂古道探索)=林道ゲート前駐車8:16=(作業車便乗)=林道工事現場8:26→林道終点8:39→9:04休憩9:10→稜線出合9:42→9:47ピーク9:55→林道出合10:01→P726 10:15→10:33(750.9m)大日岳10:43→P726 10:59→林道出合11:07→稜線出合11:19→近江坂古道分岐11:25→11:47見晴しポイント11:55→P838 12:16→12:36(842.3m)三十三間山12:46→風神12:58→P692 13:19→(662.5m)轆轤山13:30→P635 13:35→13:53林道始点(誤林道)14:03→P369 14:09→林道出合14:12→国道出合14:48→倉見登山口15:00(県道)=自転車(2.1km)=15:10林道ゲート前駐車15:17(林道、R27、R303、R161、湖西道路、名神)=高槻18:22

 一昨日に引き続き、若桜・近江国境付近の山だ。三方町能登野(のとの)から近江坂古道をたどり、大日岳をピストン後、三十三間山から轆轤(ろくろ)山を経て倉見へ下る計画だ。地理不案内のため1時間近く車で近所をうろうろ、能登野に車を置き、三十三間山登山口駐車場にチャリンコをデポ、轆轤山から下山することにした。近江坂古道は近江の酒波寺岩剱神社(さなみじいわつるぎじんじゃ)から若桜の闇見神社(くらみじんじゃ)間の人馬が往来したという道だが、まず古道始点の闇見神社に立ち寄ってから能登野の駐車場所へ向かった。駐車地点の能登野の金網ゲートから幸運にも林道工事現場まで工事車両に便乗させてもらった。林道を行く時の要注意点は、途中の砂防堰堤の上流側で直進せず、左岸から川底へ一旦下ってから右岸を進むことだ。きょうは晴れの予報だったが季節外れの黄砂でうっとうしい限りだ。
 林道工事現場から10分ばかり草ぼうぼうの林道をさかのぼると、最初の近江坂古道の看板があって山道が始まる。猪捕獲用檻が置かれている杉林を過ぎると雑木林の急坂が始まり、やがて枝尾根の急坂をジグザグに登るV溝道が始まる。人馬の往来のためV溝に掘れたようだ。標高600メートル位までの山肌は鮮やかな紅葉だ。ミズナラやブナ林の落葉絨毯の道を登りきると左が大日岳、右が三十三間山の稜線出合の能登野越だ。稜線を北上してピークを下ると天増川林道出合だ。以前はP726にあった無線中継所の巡視道路?だが現在は撤去されているため林道に車の通った形跡はない。林道は迂回しているのでP726へ稜線を直登、ピークには見晴しの良い広場が広がっているが、黄砂のため全く視界ゼロだ。ピークから案内表示通りに、さわやかな灌木尾根を東進、大木の落葉樹が林立する小空間が大日岳だ。ピークのすぐ南隣に大日岳目印の大きな鉄塔が建ち、そのまま南下すると近江坂古道と合流して大御影山(おおみかげやま)へ向かう道だ。僕はここから同じ道を能登野越に戻った。

 (闇見神社の近江坂掲示板)      (闇見神社)           (林道工事現場)

 (林道終点で山道が始まる)      (急坂を登る)     (なだらかな雑木林の溝道を行く)

 (標高530米の道端の紅葉)    (稜線出合は紅葉終わり)     (ブナ尾根を北上)

    (天増川林道出合)        (P726の広場分岐)    (P726無線中継所跡?広場)

     (稜線を東進)     (樹林に囲まれた大日岳三角点)(稜線出合の能登野越に戻る)

 能登野越の少し先の鞍部で近江坂古道は左へ下っており、天増川を渡って大日岳の先のP784付近で大御影山へ向かう道と合流しているようだ。近江坂古道を左に分け、リョウブ主体の灌木林を過ぎるとP838を望む見晴し尾根の草原だ。灌木帯に入り、ブナ林のP838を過ぎて、次のピークが林間の三十三間山三角点だ。ピークの視界はないが、少し下ると展望が得られ、南へ草原の尾根が伸びている。今日は黄砂のため遠くは望めないが、草原の中央で20人位の団体さんが宴会中だ。倉見の登山口へ下る風神分岐を過ぎて、やや薄くなった踏み跡をたどって草原の稜線を下る。丸い草原尾根の終端に小岩が積み重なった所が轆轤山だ。ここから踏み跡の薄い枝尾根を西へ下る。植林杉と色付いた灌木とが混在する尾根をテープを頼りに下ると、下に林道が見えてくる。ここから始まる林道を間違って少し下ったが、南の熊川へ向かっているようなので、元へ戻り枝尾根を西へ下るとP359の鞍部だ。テープに従って北へ劇下りすると、倉見へ下る正解の林道出合だ。30分ほど林道を下り、砂利場の横を過ぎると国道出合だ。逆にここから登る時の目印は、国道沿いの黄色の建物の前の林道だ。歩道のない車の多い国道を少し歩いて、表示通りに右へ入ると三十三間山登山口駐車場だ。ここで自転車をゲット、能登野へ帰り着いた。往路通りだが、西大津の恒例の休日渋滞にあい3時間もかかって帰阪した。
 能登野から近江坂古道を経て大日岳から三十三間山へ向かう山域は、一昨日の三重岳(さんじょうだけ)付近とよく似た樹相だ。今の時期は標高600メートル以下で紅葉が美しく、それ以上は落葉絨毯の稜線だった。見晴しは黄砂のため良くなかったが三十三間山付近には気持ちの良い草原の稜線が続いている。轆轤山から倉見へ下る稜線は踏み跡も薄く判り難い所もある。

    (近江坂古道分岐)      (リョウブ林の稜線を行く)    (P838を望む見晴し尾根)

     (ブナ林を行く)         (三十三間山三角点)      (山頂下の見晴し尾根)

         (三十三間山下の稜線から黄砂に煙るこれから向かう轆轤山を望む)

     (風神分岐)          (轆轤山へ稜線を進む)       (轆轤山三角点)

(植林帯と雑木林の枝尾根を下る)(色付いた落葉樹林を下る)    (間違い林道始点)

   (P369の鞍部を右へ下る)       (林道出合)         (林道そばのタコ足の木)

   (国道出合い手前の砂利場) (国道分岐目印の黄色の建物)   (三十三間山登山口)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図(緑の点線:2車線舗装道路)

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  熊川、三方

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