迷い岳(1695m)鉄山(1563m) ★ひとこと 「熊渡からナベの耳、迷い岳、鉄山を経て大川口へ」 ★行った日 2010年11月17日(水) 曇一時雪しぐれ 単独
★コース
高槻5:09(近畿高速、西名阪)=柏原IC(R165、県道30、R24、京奈和道)=五条IC(R24、R370、R309)=大川口8:02(R309)=8:18熊渡8:27→白川八丁分岐8:58→9:32休憩9:39→川合分岐10:38→ナベの耳11:02→渡渉11:26→11:36休憩(笹原)11:43→(1695m)迷い岳12:22→弥山分岐13:02→13:54(1563m)鉄山14:04→大川口15:20(R309)=自転車(5.9km)=15:46熊渡15:55(R309、県道30、R165)=柏原IC(西名阪、近畿高速)=高槻18:25 大峰山脈の弥山から南へ派生した支稜線にある迷い岳、鉄山だ。熊渡(くまど)からナベノ耳を経て弥山川を渡り、迷い岳、鉄山(てっせん)を通って大川口(おうこぐち)へ下る計画だ。ナベノ耳から迷い岳にかけてショウタンの散歩録を参考にしました。朝、寝ぼけているのか年のせいか、天川村へ入るのに五条まで行ってしまい、あわててR24を引き返し、黒滝の道の駅で恒例の串刺しコンニャクで一服だ。川迫(こうせい)渓谷の最盛期の紅葉を愛でながらR309を南下、大川口にて自転車をデポして熊渡まで戻り、林道の橋は通行止めなので2、3台位の空きスペースのある道端に車をとめた。 天気予報は曇時々晴れだが、山地は今にも降り出しそうな怪しげな空模様のなか出発。落葉絨毯の林道を約30分進み、白川八丁の双門コースを左に分け、そのすぐ先がカナビキ尾根コース入口の林道終点だ。点々と続く赤テープ通りに杉植林帯を抜け、片側が雑木林の枝尾根を登り、一面落葉で覆われた落葉樹林を登り始めると、とうとう小雨が降り出し、その途端に雪に変わってしばらく降り続いた。岩尾根を越えてブナの急坂を登りつめると、川合から来ている薄っすらと雪化粧した美しい稜線の道だ。稜線を登り、ナベノ耳で左へ分岐するが、落葉に薄く積もった雪のため、踏み跡が判別できず適当に歩き易い所を進むと、木の枝に赤テープが現れて安心する。少し下ると雪も殆ど消え、しっかりした踏み跡をたどり、最後に涸れ沢を下ると、渇水状態の弥山川出合だ。河原にはうるさいくらいの弥山川コースの表示が上流方向へ伸びていた。対岸の枝尾根に取り付き、少し登ると一面ミヤコザサの笹原だ。南には八経ヶ岳から明星ヶ岳へ伸びている稜線が少し見え、北には観音峰がちょっと望める気持ちの良いミヤコザサの笹原で一休みだ。ただ、ベタ雪の笹原のため、スパッツを不精したお蔭でズボンの裾がずぶ濡れだ。笹原を過ぎると落葉絨毯の急坂が続き、ベタ雪とあいまって休み休みふーふー言いながら登る。誰かが最近付けたのか赤テープが時々現れるが何もない所を残しておいてほしいものだ。迷い岳頂上は針葉樹に囲まれた岩の積み重なった小空間だ。山頂からなだらかな平地のシラビソ林が続き、淡雪で踏み跡もわからず、明確な稜線がないので東南をめざして歩き易そうな所を適当に進む。その内に稜線の北側の山腹に入り、前方の稜線を目標に進むと沢山のテープの付いた鉄山-弥山ルート出合だ。 (落葉樹の疎林帯急坂を登る) (岩石の堆積した迷い岳頂上)(迷い易いトーヒ?樹林を下る) ここからははっきりした尾根が続くので道迷いの心配はない。わずらわしいほどのテープに辟易しながら踏み跡を下るが、雪で濡れた急坂の岩稜下りは緊張する一瞬だ。雪が付いて凍ると僕は無理だ。岩稜を過ぎると、正面に大普賢岳や鉄山の岩峰を眺めながら、なだらかな草原尾根の下りだ。岩峰と草原が交互に現れる稜線を、東南に奥駈道の弁天ノ森や、下ってきた稜線の先に修覆山(しゅうふくやま)を振り返りながら下る。最後に木を掴みながら登ると鉄山だ。ピークよりやや手前の薮の先の岩棚が展望抜群だ。迷い岳からたどってきた稜線や奥駈道北部の山々が並んでいる。山頂からロープ場や木の根の絡まった尾根を下ると、見晴し尾根が広がり、ほぼ同じ標高のバリゴヤの頭を正面に見つつ絶景の稜線を下る。時々顔を出すだんだん高くなるバリゴヤの頭を眺めながら落葉樹の稜線を下り、植林帯に入ると大川口に飛び出す。ここでチャリンコをゲット、川迫渓谷の紅葉を愛でながら、川迫ダムから鉄山を振り返りつつ下り道を快調に熊渡へ帰着、順調に帰阪した。 (川迫ダムの畔から鉄山) (川迫ダム) (熊渡から上流側を望む) ★道で出会った花(花はなし)
★ルート断面図
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