伊賀谷山(900.7m)峰床山(970.0m)鎌倉山(950.5m)
★ひとこと 「葛川中村から伊賀谷山、八丁平、鎌倉山を経て坊村へ」
八丁平のナラ枯れ対策されたミズナラ
★行った日 2010年11月24日(水) 曇後一時晴
単独
★コース
高槻5:30(名神、湖西道路、R477、R367)=6:48葛川坊村駐車場6:55→葛川中学校7:13→林道取付き7:17→8:41(900.7m)伊賀谷山8:53→P899
9:25→県境尾根9:55→林道出合10:07→林道終点10:18→10:21オグロ坂分岐10:33→11:13(970.0m)峰床山11:30→オグロ坂峠11:57→千年杉12:42→12:58(950.5m)鎌倉山13:08→石楠花群生地13:20→ブナ平13:34→林道出合13:48→登山口14:05→14:08葛川坊村駐車場14:15(R367、R171)=高槻17:00
伊賀谷山は京都・滋賀県境付近の皆子山の北にあるマイナーな山だ。葛川(かつらがわ)中学校のある中村から尾根伝いに伊賀谷山(いがたにやま)を経て八丁平に下り、峰床山(みねとこやま)、鎌倉山経由坊村へ周回の計画だ。武奈ヶ岳登山基地の坊村の大きな駐車場に車をとめ、出発だ。
歩道の完備した国道を15分も歩くと中村だ。葛川中学校の横から伊賀谷に沿って中村乗越方向へ少し進むと、左へ薄い踏み跡があり、ちょっと登ると枝尾根に杣道が現れ、テープも点々と付いている。稜線の南側は杉植林帯だが北斜面はミズナラや栗の木の雑木林が広がり、その間に杣道が続いている。伊賀谷山三角点は視界のない林中にあり、落葉に埋もれそうな点石だけなので注意しないと通り過ぎそうだ。葉を落とした樹間から蓬莱山を眺めながらミズナラやブナの尾根をなだらかに下り、再び登り返すとP899だ。ピークから西に方向を変え、右下から瀬音を聴きながら下り、登り返すと県境尾根を横切る。尾根を直進し、尾根端の急坂を滑りながら下ると林道出合だ。花背方面を左に分け林道をしばらく進むと林道終点だ。所々、木道が設置された遊歩道を進み、次の分岐で直進はオグロ坂なので左の八丁平西側の道を進む。付近のミズナラがナラ枯れ対策にプラスティックのフィルムが巻きつけられ、その他の木の幹にも食害防止のため網が巻き付けられているのが痛々しい。自然保護の大変さに今更ながら認識を新たにした。
(葛川中学校横の伊賀谷へ)
(林道から左へ踏み跡を登る) (枝尾根を登る)
(北側斜面に広がる雑木林)
(植林帯との境界尾根を進む) (林の中の伊賀谷山三角点)
(ミズナラ、ブナ尾根を行く)
(樹間から望む蓬莱山) (P899から西尾根を下る)
(県境尾根付近)
(林道へ劇下り) (林道を北上)
(ミズナラの道を八丁平へ) (オグロ坂分岐のベンチ) (八丁平西側を北上)
西側の遊歩道から峰床山へ向かう谷間に分岐し、谷間を登りきって峠で花背方面を左に分け、少し進むと西側が開けた峰床山三角点広場だ。京都北山の美山町の山々が眼下に広がっている。山頂からオグロ坂峠へ下る途中で、きょう初めての単独行の男性と会い挨拶を交わすが、久しぶりに人と会うのは懐かしいものだ。オグロ坂峠から、アップダウンを繰り返しながら迷いやすそうなピークを幾つか越えて進むが、道標が完備しているので迷子にはならない。ブナ林の表示のある稜線を過ぎると、巨木ではないが古そうな千年杉だ。ここから急坂を登ると林間の鎌倉山三角点だ。今の時期、葉っぱのない枝の間から武奈ヶ岳の山頂が望めた。山頂から稜線の下りが続き、石楠花群生地、ブナ平、林道出合と下り、山頂から丁度1時間で鎌倉谷登山口だ。そのすぐ先が坊村駐車場だ。帰りは大原から京都市内を経て一般道で帰阪した。
きょうのコースはブナやミズナラの自然林に囲まれた山域だ。坊村では紅葉が残っているが、見通しの良い落葉絨毯の尾根巡りだ。八丁平ではナラ枯れ被害や食害防止作業の大変さを改めて認識した。中村から伊賀谷山へは明確な杣道やテープ印があって危険な所はない。
(こちらを見つめる鹿の群れ) (峰床山三角点) (オグロ坂峠へ稜線を下る)
(峰床山から西方の京都北山を望む)
(オグロ坂峠)
(ブナ林尾根が続く)
(あまり巨木でない千年杉)
(林間の鎌倉山三角点) (梢の上から望む武奈ヶ岳)
(石楠花群生地を下る)
(清々しいブナ平) (林道出合)
(鎌倉谷登山口)
★道で出会った花(花はなし)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 京都北山
・2万5千分の1地形図 花背、久多
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