茶野(937m)鈴ヶ岳(1130m)鈴北岳(1182m)御池岳(1247m)


★ひとこと   「大君ヶ畑から茶野、鈴ヶ岳、御池岳を経て尾根ルートで鞍掛橋へ」

鈴北岳から丸山(御池岳)を望む

★行った日   2010年11月27日(土)  曇時々時雨後晴   単独
 
★コース

高槻5:15(名神)=彦根IC(R307、R306)=7:08鞍掛橋7:14=7:19大君ヶ畑7:32→鉄塔8:44→9:27(937m)茶野9:38→桜峠9:55→10:36(1130m)鈴ヶ岳10:44→ヒルコバ10:49→(1182m)鈴北岳11:18→元池分岐11:26→11:30休憩(元池近所)11:39→西のボタンブチ11:57→P1182(夕日のテラス?)12:05→ボタンブチ12:36→(1247m)御池岳12:55→元池分岐13:21→13:25鈴北岳13:40→鞍掛橋分岐14:03→鉄塔A14:25→14:33鉄塔B14:40→林道登り口14:51→鞍掛橋14:58=自転車(2.6km)=15:07大君ヶ畑15:14(R306、R307)=彦根IC(名神)=高槻17:16

 鈴鹿山脈最高峰の御池岳だ。石灰岩の山なのでシーズンには花を求める登山者で大賑わいだが、この時期、晩秋では紅葉も終わったので、僕にとっては初経験のルートで山歩きを楽しむことにした。長年使った軽登山靴のソールが磨り減ると共にとうとう浸水しだしたので新規購入、慣らし運転を兼ねて、大君ヶ畑(おじがはた)から登り、山頂のテーブルランドを周回して鞍掛橋へ下るルートだ。多賀からR306を東進、冬季閉鎖ゲート手前の鞍掛橋で自転車をデポ、大君ヶ畑まで戻って関電巡視路入口付近の道路が広くなった所へ駐車だ。冬型気圧配置で太平洋側は晴れだが、ここは日本海側の影響を受けて、山腹から上はガスに包まれ、時々時雨れる鬱陶しい空模様だ。
 霧雨の中、合羽は不精し、濡れた下草のためスパッツだけを付けて国道から巡視路に入る。大君ヶ畑の集落を右下に見て杉植林帯を登り、褐色になった数本のメタセコイヤを右に眺めつつP631の右下を過ぎると小さな尾根だ。進路を右にとり雑木林を登り、更に杉林の間伐材の放置されたトラバース道を過ぎ、よく滑る雑木疎林帯の急坂を登ると尾根上の鉄塔だ。展望が良いかどうか真っ白で何も判らなかった。ここまでは、踏み跡が薄くなっても巡視路を示す?赤布が導いてくれるが、これから先の尾根には殆どテープ印はなくすっきりした稜線が続く。落葉絨毯の雑木尾根と緑の苔で覆われた石灰岩の尾根とが交互に現れ、鉄塔から30分ほど登ると平らな枯れ野となり、そのすぐ先の丸いピークが茶野だ。ここも展望が良さそうだが生憎駄目。先程の枯れ野まで戻り、この辺りの尾根が広いので方向を間違えないようにして雑木林を下ると鉄塔の建つ桜峠だ。鉄塔付近で鞍掛橋から谷ルートで登るルートが合流する筈だが、テープも見当らず正確な道筋は判らなかった。次の鉄塔を過ぎて30分ほど雑木林を登り続けると、2、3段の小さな石垣が現れ、その向こうのピークが鈴ヶ岳だ。視界のない雑木林中の小広場だ。ここからはっきりした踏み跡とうるさい程のテープに導かれて、鞍部のヒルコバへ雑木尾根を下る。地形図では、鞍部から西のボタンブチへ向かう道が分岐しているが、真っ白で判別不能だった。上り返すと鞍掛峠からの道との合流点の鈴北岳だ。
 ピークからなだらかに下り、元池の表示に従って右折し、元池の畔を通って石灰岩のピーク辺りで道はなくなる。薄い踏み跡をたどって西側の急斜面の上の台地端を進む。落葉に敷き詰められた曲がった幹の林が続くが、ここがカエデ科のオオイタヤメイゲツの純林らしい。西のボタンブチと称する展望地を過ぎ、P1182の石灰岩のピークが夕日のテラスらしいが、晴天の夕方に来て見たいものだ。ドリーネ(石灰岩地形の窪地)の池もある落葉樹林台地の縁を進むとボタンブチだ。ここからはっきりした道をたどって奥の平へ向かい、途中でショートカットして少し疎林帯を登ると御池岳だ。この辺りで一瞬、霧が晴れ台地の草原が見渡せたが、山頂からは養老山地が少し望めるだけであまり展望はよくない。

   (R307の関電巡視路入口)  (林植林帯をジグザグに登る)   (雑木疎林帯を登る)

   (間伐材放置斜面を行く)   (滑り易い落葉の急坂を登る)   (鉄塔に着いて稜線に乗る)

   (落葉絨毯の尾根を行く)    (苔むした石灰岩尾根を行く)  (展望の良さそうな茶野頂上)

   (鞍部に鉄塔の建つ桜峠)     (落葉樹の尾根を登る)     (石垣を越えると鈴ヶ岳)

 (沢山テープの付いた道を行く)   (真っ白な鈴北岳)        (元池の縁を行く)

(カエデ科オオイタヤメイゲツ林)    (西のボタンブチ)        (夕日のテラスP1182)

  (何も見えないボタンブチ)    (一瞬の晴れ間の丸山)      (丸山(御池岳)頂上)

 急にガスの晴れだした山頂を後にしオオイタヤメイゲツの樹林を下り、池の平と呼ばれる草原を行く。ドリーネの池や石灰岩の小塊が点在し、褐色に染まった羊歯や緑の苔が美しい台地を進み、往路に通った元池を左に分け、丘を登ると鈴北岳だ。遠方は雲がかかっているが、山頂からは琵琶湖の彼方の比良山系から養老山系までのパノラマ大展望だ。霊仙山を正面に、上りに越えた鈴ヶ岳を左に見て、見晴の良い北尾根を鞍掛峠へ向かって下り、途中で三重県側のタテ谷への道を右に分けP1056へ向かう。当初、P1056の手前の枝尾根を下ろうとしたが見過ごしてしまったため、次の枝尾根で鞍掛橋へ下った。分岐点には目印がないので要注意だ。踏み跡も薄くテープ類も殆ど見かけないが、狭い尾根なので迷うことはない。鉄塔Aからは巡視路をたどれば林道に出られる。林道を下って橋を渡り、大阪ガスの天然ガスパイプラインの工事現場の先が鞍掛橋だ。逆に鞍掛橋から登る時には、標識通りに林道を直進せずに左の橋を渡り、すぐ先の火の用心マークに従って右の斜面に取り付けばよい。鞍掛橋でチャリンコをゲット、快調に10分も下ると駐車地点の大君ヶ畑だ。帰りも往路通りに順調に帰阪した。
 昼過ぎまでガスに覆われ、時々時雨れる鬱陶しい空模様だったが、午後は晴れわたり台地に広がるカレンフェルトの景観を楽しむことができた。大君ヶ畑から鈴北岳へのルートは国道が通行止めの積雪期に繁盛すると思われ、いまどき、雑木林の美しい尾根道だ。西のボタンブチからボタンブチにかけての台地の縁をたどるオオイタヤメイゲツ純林の静かなルートも若葉の季節に是非再訪したい所だ。

 (鈴北岳を正面に見つつ下る) (褐色の羊歯や緑の苔の原っぱ) (霊仙山を背景に鈴北岳)

                  (鈴北岳から北方を望む)

  (好展望の北尾根を下る)   (三重県側のタテ谷へ下る分岐)  (P1056へ尾根を下る)

   (右には登ってきた鈴ヶ岳)    (褐色の羊歯尾根を行く)    (雑木林で左の枝尾根へ)

  (はっきりした急な尾根を下る) (鉄塔Aから高室山とザラノ)    (鉄塔Bからの展望)

   (林道の関電巡視路入口)(橋を渡って鈴ヶ岳直登コース合流) (工事現場の先が鞍掛橋)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       御在所・霊仙・伊吹
・2万5千分の1地形図  篠立(しのだち)

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