ハライド(908m)国見岳(1171.8m)御在所岳(1211.9m)


★ひとこと   「裏道から腰越峠、ハライド、御在所岳を経て一ノ谷新道へ」

朝の湯ノ山から御在所岳を望む

★行った日   2010年12月5日(日)  晴   単独
 
★コース

高槻5:23(名神、新名神、東名阪道)=四日市IC(R477)=ゲート前駐車場7:11=7:18裏道登山口7:25→中道分岐(日向小屋跡)7:49→藤内小屋8:00→岳不動分岐8:17→青岳分岐8:35→腰越峠9:20→9:34(908m)ハライド9:45→腰越峠9:55→ヌタ場10:45→10:52きのこ岩11:00→縦走路出合11:02→(1102.1m)青岳11:05→11:23(1171.8m)国見岳11:35→石門11:37→国見峠11:54→遊歩道出合12:10→12:30(1211.9m)御在所岳12:40→12:44休憩所12:54→一ノ谷新道下山口14:13→恵比寿岩13:38→きのこ岩14:05→一ノ谷新道登山口14:13→ゲート前駐車場14:15=自転車(1.2km)=裏道登山口14:30(R477)=四日市IC(東名阪道、新名神、名神)=高槻16:30

 御在所岳山頂は遊園地化されているので敬遠していたが、晴天の予報に誘われ、山頂からの展望に期待して、0809豪雨以来はじめての三重県側からのアプローチだ。R477が豪雨以来不通なので湯ノ山から行ける所まで進み、そこに自転車をデポして裏道に入り、腰越(こしごえ)峠から県境尾根に出て御在所岳を経て中道か表道(実際は一ノ谷新道)で下る予定だ。鈴鹿スカイライン(R477)は中道登り口の少し手前の駐車場で通行止めだ。ほぼ満車の駐車場にチャリンコをデポ、側道まで満車状態の裏道登り口まで戻って何とか駐車。
 裏道登り口から鎖ゲートを越えて林道を進み、砂防工事のための迂回路を過ぎて、一昨年の豪雨で荒れ果てた北谷を何度か丸太橋を渡りながらさかのぼる。姿のなくなった日向小屋近くの中道分岐点を過ぎると、河原の石が積み重なった先に、ボランティアの努力により再建された藤内(とうない)小屋が見えてくる。付近の谷筋は一昨年9月の豪雨禍がしのばれる荒れようだ。国見岳を左に分け、次に岳不動(だけふどう)を左に分けて沢を渡ると杉林中の三岳寺(さんがくじ)跡だ。鐘突堂跡で割谷の頭を右に分け、左へ稜線を登り、青岳方面を左に分け、崩れた支沢を横切る。その先でルートを見失うが、少し先で赤布を見つけて崩れそうな斜面をたどり、小さな尾根を越えて谷底まで下って登り返すと腰越峠だ。道標によれば峠から腰越谷を下るルートは危険通行止め、朝明へはハライドを経由するルートだ。東へ少し登ると、砂岩が点在する低木帯の見晴しの良いハライド頂上だ。北には釈迦ヶ岳がそびえ、南には国見岳の横に御在所岳が頭を出している。腰越峠まで戻り、県境尾根に向かって急坂の稜線を登る。シロヤシオ?やリョウブの群落のある美しい尾根だ。ヌタ場を過ぎると岩頭の上にきのこが生えたようなキノコ岩だ。高度感たっぷりの岩頭は鈴鹿山脈中部の展望台だ。

    (R477裏道登山道入口)     (工事中迂回路を通る)   (0809豪雨の爪跡残る北谷)

(中道分岐点の日向小屋跡付近)(河原に再建された藤内小屋)      (岳不動分岐)

   (三岳寺跡付近を行く)    (要所にある朝明観光協会の道標) (崩れた支沢を横切る)

   (踏み跡が消えた所もある)       (腰越峠)         (ハライド登りから御在所岳)

      (ハライド山頂)        (山頂から釈迦ヶ岳)  (県境尾根へ向かって支稜を登る)

   (支稜にヌタ場もある)        (絶景のきのこ岩)        (県境稜線出合)

               (きのこ岩の岩頭から北方の御池岳方面を望む)

 キノコ岩のすぐ先で縦走路と合流し、青岳を過ぎ、正面に雨乞岳を見ながら尾根を進むと大岩のある国見岳だ。岩の上から桑名方面の平野が広がり、北に釈迦ヶ岳、南に御在所岳が望める。造形の妙の石門を過ぎて下った鞍部が、左が裏道、右が杉峠、直進が御在所岳、の国見峠だ。登り返すと遊園地の遊歩道に出合い、左へ下ると中道だが、右の遊歩道を進むと御在所岳三角点だ。そのすぐ先の望湖台が、眼前に雨乞岳、その彼方に琵琶湖が望める絶景ポイントだ。表道は通行止め、中道は少し戻る必要があったので手近の一ノ谷新道を下ることにした。雲母峰(きららみね)を正面に見ながら急坂の道に入り、鳳凰三山地蔵岳のオベリスクのような恵比寿岩(えびすいわ)のそばを通って岩稜帯や木の根の絡まった急坂を下る。きのこ岩を過ぎ、しばらく下ると山の家の廃車が目につく一ノ谷新道登り口だ。すぐ隣の中道登り口を過ぎると通行止め地点だ。ここでチャリンコをゲットして裏道登り口へ、往路通りに順調に帰阪した。
 久しぶりの鈴鹿山脈主峰の御在所岳だ、晴天の暖かい日曜日とあって大賑わいだった。葉を落とした森をぬいながら大岩で展望を楽しみつつ、鈴鹿の山歩きを楽しむことができた。谷筋には一昨年の豪雨禍が生々しく残り、関係者の努力により丸太橋を始め道標も整備され安全に通行可能だが、腰越峠近くではトリッキーな所も残っている。

 (雨乞岳を正面に尾根を行く)   (国見岳、右に展望岩頭)         (石門)

                  (国見岳岩頭から桑名市方面)

  (尾根を御在所岳へ向かう)   (愛知川へも下れる国見峠)     (御在所岳遊園地)

                (御在所岳の望湖台から雨乞岳方面を望む)

   (御在所岳一等三角点)       (望湖台の岩頭)         (表道は通行止め)

    (一ノ谷新道を下る)     (雲母峰(奥)と恵比寿岩(手前))   (険しいロープ場が続く)

   (ロープウエーが見える)     (恵比寿岩の下を通る)      (急坂の尾根を下る)

    (きのこ岩もある)         (一ノ谷新道入口)        (R477通行止め地点)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       御在所・霊仙・伊吹
・2万5千分の1地形図  御在所山

Homeへ