天狗堂(988m)サンヤリ(958.2m)滝谷山(877.0m)
★ひとこと 「天狗堂からサンヤリを経てミノガ峠へ尾根縦走」
P844稜線から多賀町方面を望む
★行った日 2010年12月12日(日) 曇一時晴
単独
★コース
高槻5:30(名神)=八日市IC(R421、県道34、林道)=ミノガ峠7:39(林道)=8:00岩尾谷登山口8:08→君ヶ畑分岐9:29→9:33(988m)天狗堂9:46→10:28(958.2m)サンヤリ10:39→P832
11:31→11:43P844 11:51→鉄塔12:10→鉄塔12:14→12:30(877.0)滝谷山12:40→林道出合13:04→ミノガ峠13:10(林道)=自転車(9.2km)=13:51岩尾谷登山口13:58(林道、県道34、県道229、R307、R421)=八日市IC(名神)=高槻16:13
以前から気にかかっていた、御池岳と御池川を介して対峙している、天狗堂から北へ伸びる稜線歩きだ。八日市ICから神崎橋以東が冬季閉鎖に入ったR421を東進、政所(まんどころ)から多賀へ向かう県道に入り、蛭谷(ひるたに)で右折し、君ヶ畑(きみがはた)を過ぎて御池川に沿って林道を進む。荒尾谷登山口、ノタノ坂分岐を過ぎてどこまでも進み、最高点のミノガ峠にチャリンコをデポ、登山口まで戻って2、3台駐車可能な林道拡幅部に駐車した。
山の頂きは朝日に輝いているが、まだ薄暗い岩尾谷登山口から杉植林帯に入り、岩尾谷に沿って急登だ。杉林の急な枝尾根をジグザグに登り、やっと日のさし始めた急な雑木尾根を落葉に足をとられながら登りきると君ヶ畑から来た道と合流だ。大岩の点在する稜線を少したどると天狗堂頂上の大岩だ。早朝は晴れていたが急激に天候は悪化し、折角の好展望の岩頭からは、御池岳や藤原岳は雲に隠れ、竜ヶ岳はシルエットのみでがっかりだ。風当たりの強い山頂は寒く、長居は無用と残雪の雑木林尾根を下り始めた。すでに沢山の蕾を付けているシャクナゲの藪を突破したりして雑木尾根をしばらく進むとサンヤリ三角点だ。樹間から霊仙山や竜ヶ岳が垣間見える程度で視界はあまりよくない。サンヤリ山頂からなだらかな尾根が東北へ続いているが、西北の急な尾根を下るのが正解だ。
(岩尾谷登山口)
(杉植林帯の急登が続く) (雑木林の枝尾根を登る)
(君ヶ畑からの道と合流) (天狗堂頂上の岩頭)
(頂上から竜ヶ岳方面)
(残雪の尾根筋を下る)
(シャクナゲの藪もある尾根) (雑木林尾根を行く)
(サンヤリ三角点)
(積雪で曲がった木々) (サンヤリ頂上下から御池岳)
踏み跡が薄くなった稜線を、右に御池岳を垣間見ながら進み、R844を過ぎると西側には裸地が広がり食害防止ケースに包まれた幼木が林立し、山々の彼方に琵琶湖が望めた。裸地を過ぎると左から巡視路が上がってきて、鉄塔が過ぎるまで巡視路を歩く。地図にはない3本目の鉄塔を右に見て薮尾根を登ると背の低い薮に松が点在する滝谷山三角点だ。北へ少し下った所で北側の視界が開け、霊仙山を中心として鈴鹿北部の山々が見渡せた。急坂を下り、尾根の鞍部で左へ下る所を間違って直進してから舞い戻り、どこからか現れた巡視路を進むと地道林道出合だ。火の用心マークがあるので逆にここから登る場合の目印だ。少し進み、ミノガ峠で自転車をゲット、途中でちょっと上り阪があるが殆ど下りの舗装林道を快調に約40分下ると岩尾谷登山口だ。復路は政所を通らず、蛭谷から百済寺甲(ひゃくさいじこう)へ出て、機会があれば行ってみたい角井峠から日本コバへの登り口を確認後、八日市ICから帰阪した。
天気予報に反して時々ガスのかかる空模様だったが、初冬の稜線歩きを楽しむことができた。鈴鹿の山々から天狗岳を眺めると特徴的な三角錐の形だが、稜線からは確認できなかった。サンヤリ以降は赤テープも少なく踏み跡も薄くなり、迷い易いピークもあるのでこまめに方向確認の要ありだ。
(R844付近の稜線から西方を望む)
(裸地の植林帯) (食害防止された幼木) (鉄塔)
(滝谷山三角点) (山頂から鈴ヶ岳と御池岳)
(稜線を下る)
(滝谷山下り斜面から北の霊仙山方面を望む)
(林道出合) (ミノガ峠)
(帰りの林道から見た御池岳)
★道で出会った花(花はなし)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 御在所・霊仙・伊吹
・2万5千分の1地形図 篠立(しのだち)、竜ヶ岳
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