桝形山(312.6m)観音岳(605.9m)堀坂山(757.4m)


★ひとこと   「浄眼寺から森林公園へ山の辺の道(松阪)を縦走」

枡形山の白米城モニュメント

★行った日   2010年12月18日(土)  晴一時曇 風強し   単独
 
★コース

高槻5:17(名神、新名神、伊勢道)=松阪IC(県道59、県道45)=7:17森林公園7:28(県道45、県道59、県道58)=7:41浄眼寺7:48→椎の木城跡8:25→8:35(312.6m)枡形山(阿坂城跡=白米城跡)8:43→枳峠9:18→9:46(420m)鉢ヶ峰9:54→(444m)堀場山10:24→(508m)日川富士10:40→日川峠10:45→11:12(605.9m)観音岳11:16→11:24休憩11:34→堀坂峠11:57→12:39(757.4m)堀坂山12:57→勢津分岐13:03→雌岳13:10→林道始点13:57→森林公園14:11(県道45、県道59、県道58)=自転車(7.0km)=14:48浄眼寺14:55(県道58)=松阪IC(伊勢道、新名神、名神)=高槻17:17

 松阪の西方に連なる、松阪の山の辺の道と称する枡形山(ますがたやま)から堀坂山(ほっさかさん)へ続く尾根歩きだ。山の辺の道周辺は社寺が多く歴史的魅力にあふれ、ゆっくり社寺や城跡を訪ね歩くのもよい地域だ。松阪ICからすぐの森林公園の雲母谷(きららたに)林道入口に自転車をデポして県道を北上、山の辺の道の掲示板の所を左折して伊勢道をくぐると浄眼寺はすぐだ。浄眼寺は山の辺の道の起点でもあり、トイレもある大きな駐車場がある。
 駐車場横から遊歩道に入り、道なりに尾根伝いに30分ほど進むと台地に数本のタブノキの大木が茂り、樹間から東の松阪方面も望める椎の木城(しいのきじょう)跡だ。その少し先が展望抜群の枡形山(ますがたやま)三角点のある白米城(はくまいじょう)の台地だ。この両者を含めて阿坂城(あさかじょう)跡と称している。幾つかのピークを越え、枳(からたち)峠を過ぎ、急坂の尾根を登るとあまり展望のない鉢ヶ峰だ。杉植林帯や自然林もある稜線をたどり、林中の堀場山を過ぎると日川富士の手書きの分岐標識がある。山頂に寄ってみるが、麓から眺めると格好よいピークだが単なる杉林の小空間だ。

     (山の辺の道掲示板)         (浄眼寺)         (山の辺の道浄眼寺登り口)

   (広い遊歩道を進む)        (椎の木城下)         (タブノキ茂る椎の木城)

  (樹間から松阪方面の眺め)    (桝形山の白米城石碑)     (枡形山から堀坂山)

                   (白米城から東方を望む)

   (笹原の尾根道を行く)            (枳峠)            (急坂を登る)

        (鉢ヶ峰)          (杉林の尾根道を行く)         (堀場山)

 先ほどの分岐標識まで戻れば巻道があるが、ピークから険しい急坂を下ると日川峠だ。峠から急な稜線を登ると十人位で一杯になる展望のよい観音岳三角点だ。風の冷たい山頂は丁度団体さんであふれていたので、少し下の風の当らない日ざしの暖かな薮空間で小休止だ。なだらかな稜線を進み、最後に急下降すると堀坂峠だ。峠には駐車場もあって、ここから堀坂山や観音岳をピストンする人も多いようだ。途中に仏像も配された急坂の尾根道を標高差で300メートル近く登ると展望良好な堀坂山三角点だ。最高点には祠が祀られている。下りは森林公園の表示はなく、勢津の表示通りに尾根を下り、途中で展望ベンチのある所で勢津を右に分け直進すると石仏の鎮座する雌岳だ。雌岳の手前を左に下り、道なりにアセビの密林もある稜線を進み、P548を過ぎると稜線から別れて北へ下る。ここで失敗、5年前に雲母谷林道から登った時にはP456を経た記憶があったので、途中で引き返しかけたが整備された道なので、再度この尾根を下って雲母谷林道へ出た。雲母谷登山口の表示もあるので、どうもP456を通るルートは廃道になって新しく付け替えられたようだ。林道を下り、林道入口でチャリンコをゲット、殆ど下りばかりの県道を進み、浄眼寺への分岐から少し上り坂をこぐと駐車場だ。往路通りに順調に帰阪した。
 雪と沢が苦手なのでその恐れの少ない伊勢の低山を訪れた。山の辺の道は、道標も道もよく整備され、山頂には城跡、麓には森林公園や社寺があり、四季折々に楽しむことができる。少しロングコースだが自然林の尾根歩きも捨てたものではない。

   (日川富士分岐点)         (日川富士頂上)          (日川峠)

    (自然林の稜線を行く)        (観音岳)         (観音岳から近づく堀坂山)

       (堀坂峠)           (急坂の尾根を登る)        (堀坂山三角点)

                (堀坂山から西南から東北を望む)

       (勢津分岐)         (雌岳頂上の石仏祠)       (アセビの密林尾根を行く)

   (雲母谷林道始点出合)     (雲母谷林道入口へ到着)       (浄眼寺へ戻る)

             (帰りのチャリンコから山の辺の道全景を望む)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  大迎(おおむかえ)、大河内

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