日本コバ(934.2m)白鹿背山(755.2m)


★ひとこと   「百済寺甲から日本コバ、白鹿背山を経て角井峠へ」

愛東町の山麓から白鹿背山を望む

★行った日   2010年12月19日(日)  晴一時曇   単独
 
★コース

高槻5:23(名神)=八日市IC(R421、R307、県道229)=7:02角井峠7:07(県道229)=7:13林道分岐7:20→8:45展望尾根8:52→稜線分岐9:15→9:58(934.2m)日本コバ10:10→稜線分岐10:33→11:13P852 11:20→植林ピーク11:34→11:57鉄塔乙36 12:04→鉄塔乙37 12:09→大鉄塔12:11→角井峠分岐12:13→鉄塔甲33 12:16→展望台12:19→12:30(755.2m)白鹿背山12:34→12:45展望台12:57→角井峠分岐12:59→林道始点13:04→コジャガ谷林道入口13:22(県道229)=自転車(2.3km)=13:30林道分岐13:36(県道229、R307、R421)=八日市IC(名神)=高槻15:23

 八日市ICからR421で鈴鹿方面へ向かう時に山麓からいつも目にするこんもりとした山が白鹿背山(はっかせやま)だ。百済寺甲(ひゃくさいじこう)付近から日本コバ北尾根の地形図の点線をを登り、山頂から西尾根で白鹿背山を経て、角井峠(かくいとうげ?)付近に下る計画だ。一昨日から冬型気圧配置となり、県道の角井峠を越えると−2℃、峠を越えた所に自転車をデポし。路面凍結を用心しながらそろそろと県道を下って、百済寺甲手前の地蔵の祠のある三叉路付近の路側に駐車だ。
 祠の向かい側から狭い舗装路を少し入ると無人の家があって道はそこで終わりだ。仕方なく、南へ向かう谷筋を落葉を踏みしめながら登り、枝尾根を左へたどると幸運にも「日本コバあと7.0Km」の古い道標が現れ、以降安心して進んだ。どうも正しい登り口は県道のもう少し東寄りにあるようだ(未確認)。踏み跡のある尾根道を登り、「6.0Km]の道標のあるピークで、地形図の点線は直進して沢筋を登っているが右尾根を迂回する。以降、雑木林の狭い稜線を登り、次に急な尾根を登ると、突然見晴の良い展望尾根に出る。薄化粧した御池岳や真っ白の霊仙山や伊吹山が見事だ。落葉樹の美しい稜線を登り、P897を過ぎると「あと3.0Km」の道標があり、地形図の一点鎖線の分岐点でもあり、政所コースへも尾根伝いに行けるピークだ。しかしこの辺りは地形図の等高線が複雑で、積雪もあって適正コースが判断し難かったので地形図の点線コースをたどった。「あと2.0Km」の道標のある西尾根分岐点ピークから日本コバへ向かうが、テープを見落としてうろうろした挙句、日本コバのピークめがけて尾根を進んだがこれが間違い。一旦谷を下って、南側の尾根に登り返し、テープの付いた落葉樹林の尾根をしばらく登ると日本コバの山頂広場だ。日本コバ西北尾根の東北斜面は小さな稜線があっちこっちにあって迷い易く、特に積雪時は要注意だ。

    (祠前の道を南へ入る)   (雑木の道なき谷筋を南へ登る)  (稜線に立つ古い道標)

   (松林の稜線を登る)      (このピークで右尾根へ)        (雑木林を登る)

      (明るい尾根道)        (展望尾根から北を望む)   (地形図の一点鎖線分岐点)

                  (展望尾根から北部鈴鹿山脈の眺め)

    (西尾根の稜線分岐点)     (間違った尾根を下る)       (正しい尾根を進む)

 三角点のある山頂広場からただ一箇所北方の視界が開け、霊仙山の右に真っ白な白山が望めた。往路の分岐点まで西北尾根をなだらかに下り、途中、多少藪っぽい所もあるが標高800メートル台になると雪もなくなり快調に下る。ただ、不精してスパッツも付けずにいたため、雪解けの濡れたブッシュでズボンの裾がベチャベチャで反省しきりだ。P852を過ぎて、次のピークからしばらく北斜面が植林帯で、以前は卒塔婆のようなプラケースだったが、いまは食害防止ネットで包まれた幼木が林立している。急坂尾根を下って鞍部を過ぎると敦賀原発からの送電線鉄塔群だ。3本の鉄塔と1本の巨大鉄塔を過ぎた小高い丘の上が絶景ポイントだ。北中部の鈴鹿山脈が送電線と共に望める。視界のない杉林の道を進むと白鹿背山(別名、東光寺山)だ。200メートルほど下ると展望山があるそうだが、多少霞んで来たので割愛し、先ほどの鉄塔群まで引き返して、航空標識給電用電柱の所から北へ下ると、すぐにコジャガ谷林道始点だ。1キロあまり林道を下り、林道入口ゲートの県道出合でチャリンコゲット、一気に下ると駐車地点だ。往路通りに名神で帰阪した。
 多少の藪コギも予想した北尾根だったが、初めは道なき道を登って稜線に達した以降ははっきりした踏み跡とテープもある。日本コバの台地は地形が複雑なので、台地周回は注意が必要だ。西尾根以降も尾根さえ外さなければ迷うことはない。今時分は雪化粧した御池岳、霊仙山や伊吹山が美しく見えるルートだ。台地付近は美しい落葉樹林が覆い、あまり成長してなかったが朝日にキラキラ輝く霧氷が素晴らしかった。

    (日本コバ頂上広場)    (霊仙山の右に白山を望む)  (800メートル以下で積雪なし)

 (北側が好展望の植林ピーク)       (鉄塔甲33)         (林間の白鹿背山)

                  (鉄塔甲上の展望ピークから西方の眺め)

                (鉄塔甲上の展望ピークから北方の眺め)

       (角井峠分岐)       (コジャガ谷林道始点)       (コジャガ谷林道入口)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       御在所・霊仙・伊吹
・2万5千分の1地形図  百済寺

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