ポンポン山(678.7m)


★ひとこと   「原から本山寺古道で山頂経由、尺代から太閤道で磐手橋へ」

すっきりしたポンポン山頂上広場

★行った日   2010年12月25日(土)  曇時々晴   単独
 
★コース

JR高槻8:06(バス)=8:22神峰山口バス停8:30→神峰山寺道標8:51→谷・尾根道分岐8:57→展望鉄塔(西院19)9:10→林道出合9:37→本山寺9:45→10:07高槻の古木10:14→10:45(678.7m)ポンポン山10:53→善峰寺分岐11:07→(631.0m)釈迦岳11:19→11:31大杉11:39→林道出合11:59→大沢12:07→12:20ギロバチ峠12:30→水無瀬川出合13:11→乙女の滝13:22→尺代13:35→若山神社13:50→林道出合14:14→展望所14:29→(315.5m)若山三角点14:44→14:47北摂展望台14:57→金竜寺跡15:15→磐手橋バス停15:36

 この所寒波襲来、今年最後の山行は近場の低山だ。原から本山寺(ほんざんじ)古道で本山寺を経てポンポン山へ、大杉を下って大沢から水無瀬(みなせ)渓谷へ出て、若山神社経由太閤道で磐手橋へ下る計画だ。久しぶりに車でなくバスを利用し、神峰山口バス停から出発だ。
 バス停から東進して突き当りを左へ、山沿いの道を少し北上し、本山寺古道の丸い石の道標の所を右折して山道に入る。気持ちの良い落ち葉絨毯の雑木林をなだらかに登り、神峰山寺(かぶさんじ)の道標を過ぎて少し進むと谷道と尾根道の分岐だ。どちらも林道出合で合流するが、天気の良いときは尾根道がお勧めだ。尾根の上に鉄塔の切り開きがあり、丸太ベンチもあって大阪方面が望める。稜線をしばらく進むと、本山寺の参拝者駐車場から続く林道に合流、少し先が十二筋のしめ飾りを掛けた本山寺山門だ。奥の石段を登り本山寺本堂で今年の山歩きの安全を感謝、本堂裏から続く山道に入る。東海自然歩道でもある南尾根の遊歩道は、明るく歩き易く整備されている。高槻の古木を過ぎると、ほぼ平坦な道が続き、2、3つの峠を越えるとポンポン山頂上広場だ。まわりの木々が切り払われ随分見通しは良くなっているが、きょうは雪雲のため京都方面は霞んでいる。近場の人気の山らしく冷たい風のなか大勢の人々が元気に談笑していた。
 山頂から東尾根を下るが、この辺りでは林床の採光のため間伐が行われ、明るい雑木林が広がっているが、以前通れた谷筋の道は自然保護のため通行禁止だ。善峰寺(よしみねでら)方向へ行く東海自然歩道と別れ、釈迦岳を通る近畿自然歩道をたどり、新しくベンチも設置された四叉路の大杉から卒塔婆のような幼木保護のプラケースが林立する植林帯の急坂をジグザグに下る。やがて林道に出合い、しばらく下ると大沢で府道に合流だ。

   (原集落の本山寺古道入口)      (雑木林を進む)        (神峰山寺道標)

    (谷・尾根道分岐)           (展望鉄塔)             (林道出合)

      (本山寺山門)              (本山寺)           (高槻の古木)

     (ポンポン山三角点)        (山頂から愛宕山)       (ウバメガシの道を行く)

          (大杉)            (植林帯を下る)        (大沢の府道出合)

 時折小雪舞う寒い府道をちょっと東進、キャンプ場入口の所を右折して少し登ると板敷きベンチのあるギロバチ峠だ。時折姿を見せる天王山の山並みを眺めながら雑木林の尾根道を進み、次に稜線西側の谷筋を下り、最後にちょっとした岩場の谷筋を下ると水無瀬川に出合い林道が始まる。往時をしのばせる放置された水車の残骸を見下ろしながら川に沿って下り、対岸に一筋の流れがわずかに見える乙女の滝を過ぎ、しばらく進むと尺代(しゃくだい)の集落だ。水無瀬川を渡って竹林の丘を越えると若山神社だ。新年の準備も整った若山神社境内の樹間から大山崎が望める。来年の安全を祈願してから太閤道に入り、椎の木の大木が茂る急坂を登り、ゴルフ場の縁をアップダウンを繰り返しながら進む。やがてゴルフ場から離れ、林道と合流してしばらく進むと展望所だ。眼下に山崎界隈で木津川、淀川、桂川の三川が大きくうねっているのが見えている。すぐ先から林道を離れて山道に入り、道端の若山三角点を過ぎると北摂展望台だ。ススキ原から見下ろす淀川流域が雄大だ。近くに淀川変電所(上牧)、西京都変電所(外畑)や北大阪変電所(萩谷)があって、この山脈は送電鉄塔の群生地だ。金竜寺跡を過ぎてしばらく下ると磐手橋バス停だ。目の前でバスが行ってしまったので約4キロの道を歩いて帰った。
 時折粉雪の舞う風の冷たいポンポン山だったが、都会に近い人気の山らしく大勢のハイカーが訪れていた。本年最後の山歩きとして、コースにある社寺で行く年の無事故を謝し、来る年の安全を祈願した。

     (ギロバチ峠)         (大阪環状自然歩道を行く)  (水無瀬川に放置された水車)

  (尺代で水無瀬川を渡る)       (若山神社から大山崎)       (若山神社)

     (椎ノ木林を登る)           (展望所)          (展望所から三川合流点)

                  (北摂展望台から淀川流域)

       (若山三角点)           (金竜寺跡)           (磐手橋登山口)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       北摂・京都西山
・2万5千分の1地形図  高槻、法貴(ほうき)、京都西南部、淀

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