三峰山(1235.4m)
★ひとこと 「神末から霧氷見物に三峰山を経て新道峠へ」
R359神末の橋上から三峰山を望む
★行った日 2011年1月14日(金) 曇時々晴 娘と2人
★コース
高槻5:46(近畿道、西名阪)=針IC(R359、地方道)=8:34三峰山登山口8:50→登り尾入口9:00→925山小屋9:31→10:35避難小屋10:45→三畝峠11:03→(1235.4m)三峰山11:19→八丁平11:30→三畝峠11:42→12:15休憩12:23→新道峠12:39→林道出合13:07→林道分岐13:27→みつえ青少年旅行村→13:40登山口13:51(地方道、R359)=姫石の湯(R359)=針IC(西名阪、近畿道)=高槻17:25
台高山脈の高見山から東へ伸びる奈良県と三重県を分ける県境の山脈にあって高見山と共に霧氷で有名な三峰山(みうねやま)だ。今回も霧氷が見たいという娘を大阪市内でピックアップ、針ICからR359を東進、改良なった栂坂(とがさか)峠付近の雪の国道をひやひやしながら進む。神末(こうずえ)からみつえ青少年旅行村へ向かって雪道を南下し、普通タイヤのまま何とか登山口にたどり着いた。平成23年1月8日〜2月27日の休日には霧氷まつりが開かれ榛原駅から専用バスも出ている。きょうはアイスバーンになれば六本刃を付けるべく、久しぶりに重い冬用登山靴をはいて出発したが、軽登山靴のようにソールが曲がらないので歩くのに難渋だ。
登山口から大タイ林道をちょっと進んでから道標通りに右の橋を渡って登り尾登山道に入る。手入れされた杉植林帯の急な坂道を黙々と30分ほど登るとトイレもある山小屋だ。すぐ上に新たに立派な展望小屋が建てられ、2階から倶留尊(くろそ)山や大洞(おおぼら)山など曽爾(そに)の山々が展望できる。この辺りから徐々に雪が深くなり始め、まだ誰も通ってないので吹き溜まりでは膝まで埋まる雪道だ。山小屋から1時間ほど登って標高1000メートルを超えると、木の幹には氷雪がへばりつき、霧氷の華が咲き始め、しばらくして避難小屋到着だ。ここからは霧氷や樹氷のトンネルもある白銀の世界になるが、トレースがあるので助かる。三畝(みうね)峠で新道峠を右に分け、左へ稜線を進み、更に八丁平を右に分け、三峰山頂上へ向かって進む。トレースを外すと膝まで没するので注意しながら霧氷の華を満喫しながら進むと、程なく山頂だ。晴れていれば北側に曽爾の山々が望めるはずだが、きょうは雪雲に覆われて全く視界なしだ。寒いので早々に頂上を後にして八丁平へ向かった。
(登山口)
(登り尾登山道入口) (杉植林帯を登る)
(山小屋)
(新設された展望小屋) (だんだん深くなる雪道を登る)
(展望小屋の2階からの展望)
(幹に雪がへばりついてくる)
(標高千米を超えると避難小屋)(霧氷・樹氷のトンネルを行く)
三重県側に少し下った所にある、見晴しの良いなだらかな鞍部の八丁平は風の通り道らしく、雪が吹き飛ばされて氷の地肌がむき出しだ。雪に隠されたススキや笹原の平原から南に、飯高町(いいたかちょう)が足下に霞み、大台方面の山々が雪雲をとおしてぼーっと望めた。霧氷に覆われた新芽を準備しているシロツツジ?を見ながら三畝峠へ下り、登り尾を右に分けて新道峠へ向かった。トレースがなければ迷いそうな真っ白な広葉樹林帯を、1、2人の足跡を追ってツボ足限界の雪原歩きだ。途中で山スキーの人とスノーシューの人に追い抜かれたが、下り坂は良いが上りはしんどそうだ。新道峠で直進は高見山なので、道標通りに右折してヒメシャラ林をトラバース気味に下る。途中、ネットの扉を開閉し、曽爾の山々が見える見晴しポイントを通って新道峠から30分も下ると林道出合だ。ここから3キロ弱の林道を歩くが、積雪が浅くなるとソールの硬さがこたえて歩き難い限りだ。遊具が山腹に散らばって配されているみつえ青少年旅行村を過ぎると登山口はすぐだ。帰りは路面の雪もとけ、三峰山へ登った人には100円割引のみつえ温泉「姫石(ひめし)の湯」でさっぱりして往路通りに帰阪した。
朝の車は雪のためひやひやの連続だったが、今冬初めて樹氷や霧氷の華咲く雪景色を存分に楽しむことが出来た。三峰山の積雪は多くないと思っていたが、きょう以上に積もればトレースのないツボ足はしんどそうだ。
(展望のない三峰山頂上) (八丁平へ下る) (氷の地肌むき出しの八丁平)
(雪雲に霞む大台方面) (風の通り道の霧氷)
(三畝峠から雪の尾根をたどる)
(雪に埋もれた新道峠の道標) (ヒメシャラの林を下る) (下り道から見える倶留尊山)
(ネット沿いの吹き溜まりを下る) (林道出合)
(みつえ青少年旅行村)
★道で出会った花(花はなし)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 大台ケ原・高見・倶留尊山
・2万5千分の1地形図 菅野
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