中山(478.0m)大峰山(552.4m)


★ひとこと   「山本駅から中山、大峰山を経て武庫川渓谷廃線跡へ」

武庫川渓谷沿いの福知山線廃線跡

★行った日   2011年2月12日(土)  晴後曇時々みぞれ  単独
 
★コース

阪急高槻駅8:41(阪急)=9:26山本駅9:35→最明寺滝分岐9:49→満願寺分岐10:02→10:37休憩10:42→11:39(478.0m)中山11:50→県道交差12:19→十字路12:43→13:14(552.4m)大峰山13:24→14:10桜の園広場14:18→R176出合15:17→15:32JR生瀬駅15:34(JR)=JR高槻駅16:30

 冬でも積雪のない近場ハイキングのメッカ、中山連山から大峰山を経て武庫川渓谷沿いの廃線跡へ下る計画だ。天気予報はあまり良くなかったが、朝から青空が広がったので急遽出かけた。十三から久しぶりの阪急宝塚線に乗り換え山本駅に着く頃には曇り空になり始めていた。
 山本駅からちょっと道を間違えたがすぐに正しい道に合流し、住宅街を抜けて穏やかに上る遊歩道を進む。最明寺(さいみょうじ)の門をくぐり、最明寺滝を右に分けて沢沿いに進み、砂防ダム堰堤横の急坂を登ってしばらく進むと、右が満願寺(まんがんじ)、左が中山最高峰に分ける三叉路の峠だ。峠から標高差約100メートルの岩場だが、しっかりした岩でロープもあるので誰でもOKだ。だんだん広がる展望を楽しみながら登りきると鉄塔だ。この頃には雲底がすっかり低くなり遠くは霞んでしまった。雑木林の尾根道を進み満願寺西山三角点を過ぎてしばらく進むと展望抜群の見晴し岩頭だ。ゴルフ場の彼方に能勢の山々が広がっている。この辺りから、薄い残雪の金網沿いの尾根道となり、アップダウンしながら登りつめると中山三角点だ。休日とあって十数人のハイカーで山頂は大賑わいだ。山頂から中山寺へ下る道を左に分け、尾根伝いに30分も下ると県道出合だ。表示通りに県道の向かい側から急坂に取り付き、尾根上まで登って北上すると登山道の十字路だ。左は中山寺、右は十万辻(じゅうまんつじ)、直進が大峰山だ。リョウブやコナラなどの雑木林の稜線をなだらかに登ると大峰山三角点だ。木々に囲まれた小広場で視界はまったくない。

   (最明寺の門を経て進む)     (最明寺滝分岐を左へ)   (満願寺分岐付近の岩場)

 (登ってきた岩場を振り返る)  (満願寺西山三角点付近を行く)  (残雪の雑木林の尾根道)

                (見晴し岩頭から能勢の山々を望む)

(ハイカーで賑わう中山三角点) (下りの尾根から中山頂上)     (県道から中山登り口)

  (リョウブ林の尾根を登る)   (すっきりとした大峰山三角点)     (桜の園の東屋)

 大峰山から30分あまり下ると桜の園入り口だ。水上勉著「桜守」のモデルの笹部氏の研究室、亦楽(えきらく)山荘跡辺りに東屋があり、桜の園として整備されている。ヤマザクラやコナラなどの大木の間を下ると廃線跡と出合い、エントランス広場がある。右に行くと武田尾(たけだお)はすぐだが、左の廃線跡をたどって武庫川渓谷を眺めながら生瀬(なまぜ)へ向かう。1986年(昭和61年)に付け替えられた福知山線の廃線跡で、JR西は安全の保証をしないとの表示があるが歩き易い軌道跡だ。トンネルは短いがカーブしているのでヘッドランプ必須だ。みぞれ降る生憎の天気だったが武庫川渓谷の奇勝を眺めつつたどる線路跡は素晴らしかった。約1時間の廃線跡歩きでR176に合流だ。交通量の多い国道の狭い歩道を1キロばかり歩くとJR生瀬駅だ。すぐに来た電車で順調に帰阪した。
 最初の取り付きは岩山登りだが、後は展望豊かななだらかな稜線の続く中山連山だ。大峰山を越えると森林公園として整備された桜の園があり、桜時分は素晴らしい筈だ。フィナーレを飾るのにふさわしいのは武庫川渓谷沿いの廃線跡歩きだ。都会から手軽に訪れることができる見所の多いコースだ。

     (桜の園を下る)         (桜の園を下る)      (廃線跡の桜の園入り口広場)

  (武田尾へ続く廃線跡)   (生瀬へ向かって廃線跡を進む)    (橋梁横通路を渡る)

   (トンネルはライトが必須)       (百畳岩?)        (みぞれ降る廃線跡を行く)

       (武庫川渓谷)         (武庫川渓谷)          (R176に合流)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図
(1)山本〜大峰山

(1)大峰山〜生瀬

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       京都西山・北摂
・2万5千分の1地形図  伊丹、広根、武田尾、宝塚

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