★コース
JR高槻駅7:30(JR)=8:36高井田駅8:41→横尾9:28→雁多尾畑分岐9:43→畑大池9:55→10:13霊園前山道入口10:24→霊園展望台10:45→展望台11:08→11:18高安山駅11:25→(487.4m)高安山11:44→12:20立石越12:26→平群町分岐12:34→十三峠12:40→鐘の鳴る展望台13:06→三国山東屋13:38→鳴川峠13:42→府民の森東屋14:06→暗峠14:12→展望所14:38→14:55(642.3m)生駒山15:02→縦走路分岐15:29→興法寺15:37→16:06石切駅16:09(近鉄)=鶴橋(JR)=JR高槻駅17:17
信貴生駒山系は大阪平野の東にあって、山頂にはテレビアンテナ群が林立するおなじみの山だ。一昨日は大阪市内でも3センチの積雪があったので、生駒信貴山系へ適度の積雪を期待して出かけた。山系南端の高井田から大阪環状自然歩道を通って高安山、生駒山を経て石切へ下る計画だ。
高井田駅から住宅街を抜け、一面グリーンハウスのブドウ畑が広がる丘陵地帯を竜田道の表示通りになだらかに上る。残雪の目立つ横尾を過ぎ、どんどの滝入口の祠の前を通り、雁多尾畑(かりんどおばた)を右に分け、北上する。ちらちら見える金剛山や大和葛城山を振り返りながら進むと大勢の釣り人が準備中の畑大池だ。池の周囲に遊歩道が整備された美しい公園だ。しばらく進むと、車道歩きから開放されて霊園横からやっと山道だ。大きな霊園の縁をなぞるように展望台のある遊歩道を進み、雑木林の山間部を抜けるとケーブルの高安山駅だ。駅横から林道をしばらく進み、信貴山分岐のちょっと手前をリボンに従って左へ少し登ると高安山だ。雪に埋もれて三角点は判らなかった。この辺りから信貴生駒スカイラインとほぼ並行し、立石越を過ぎて車道から少し離れて両側が笹薮の道となる。積雪のため笹が倒れてトンネル状になり通り抜けるのに難儀する道だ。すぐ先で平群(へぐり)町から来た道と合流し、しばらく進むと近くに十三の塚が並ぶ十三峠だ。車道とつかず離れず進むと、クレーンのような鐘の鳴る展望台があり、誓いの鍵が沢山ぶら下がった先のクレーンの先端からの展望は文字通り360度だ。ここからの夜景が素晴らしいそうだ。北を見ると生駒山はまだはるか先だ。
(ブドウ畑の丘陵地帯を進む)
(横尾付近を行く) (どんどの滝入口の祠)
(雁多尾畑付近から金剛山) (釣り人の多い畑大池)
(霊園前の山道入口)
(霊園横の雪道を行く) (立派な霊園展望台) (霊園展望台から大阪平野)
(雪道に映えるサザンカ)
(雑木林の遊歩道を行く) (ケーブルの高安山駅)
(林道を進む)
(林の中の高安山三角点?)
(車道横の狭い歩道を行く)
(雪で笹が倒れ通り難い道)
(車道とつかず離れず進む) (十三峠の石仏)
(雪が意外に深い笹薮の道)
(鐘の鳴る展望台) (展望台から東の展望)
アップダウンを繰り返しながら進み、鳴川峠を過ぎると長い階段が続き、しばらく山道を登ると府民の森だ。東屋を見ながら坂を下ると人家の横を通る暗峠(くらやみとうげ)だ。峠から倒れた笹原もある歩き難い上り坂を登ると車道横の東屋もある展望所だ。振り返ると通ってきた高安山の向こうに金剛山、東には奈良方面が霞んで見えていた。車道を横断して急坂を登るとテレビアンテナが林立する生駒山上だ。テレビ塔群を過ぎて冬季休園中の遊園地に入ると生駒山三角点が柵の中に鎮座している。人っ子一人いない遊園地は寂しいというよりも怖ろしげだ。一旦、遊園地から出てケーブル乗り場前から、遊園地の外壁に沿う道に入るが、踏み跡のない膝までもぐる道だ。ようやく遊園地の北門まで来るとちゃんと除雪され、歩き易い階段を北へ下った。車道を横切って気持ちの良い雑木の疎林帯をなだらかに下り、縦走路を右に分けて辻子谷に沿って急坂を下る。途中、興法寺(こうほうじ)を過ぎて谷筋に沿ってどこまでも下ると石切駅だ。
現在は周囲をベッドタウンに囲まれた山域だが、大和王朝時代は都と難波の津の間が多くの峠で結ばれ、最近まで多くの峠道が使われてきた。縦走路はこれらの峠を横切る歴史ロマンの道でもあり、途中に社寺や森林公園もある展望豊かな所だ。
(鐘の鳴る展望台からこれから進む生駒山方面を望む)
(鳴川峠から長い階段を上る) (府民の森東屋)
(人家の間の暗峠)
(車道横の展望所から歩いて来た高安山方面を望む)
(車道横の展望台) (山頂間近の急坂を登る)
(生駒シンボルのアンテナ群)
(冬季閉鎖中の遊園地) (生駒山三角点は遊園地の中)(膝までもぐる遊園地の外壁道)
(遊園地から北へ下る) (遊園地を振り返る)
(癒しの森をなだらかに下る)
(縦走路分岐点の標識) (興法寺の石段) (辻子谷を下る)
★道で出会った花(花はなし)