★コース
阪急高槻駅7:22(阪急)=嵐山駅7:54→嵐山バス停8:13(京都バス)=清滝バス停8:31→表参道入口8:37→月輪寺分岐9:00→9:31梨ノ木谷別れ9:36→林道登り口9:45→林道出合10:09→10:20首無地蔵10:34→11:21(890.1m)愛宕山三角点11:33→愛宕神社11:53→水尾別れ12:17→水尾12:49→13:10明智越入口13:20→鉄塔13:34→保津峡分岐13:46→明神峠分岐14:00→14:33展望所休憩14:39→明智越出口14:44→15:13亀岡駅15:16(JR)=嵯峨嵐山駅→15:45嵐山駅15:59(阪急)=阪急高槻駅16:21
京都の雪道ハイクの定番、火伏せの愛宕参りの山だ。表参道や月輪寺(つきのわでら)の道は人が多いので、静かな山道が期待できる裏街道だ。清滝から首無地蔵(くびなしじぞう)を経て愛宕山へ登り、水尾(みずお)へ下って明智越(あけちごえ)で亀岡へ抜ける計画だ。途中ちょっとしたハプニング、阪急嵐山駅前にバス停が新設されたのを知らずに、今まで通り渡月橋を渡って京都バスの清滝行きをゲットし、バスが逆方向に行くので乗り間違いではとあわててしまったが、再度駅前を迂回して清滝へ着いた。
バス停からだらだら坂を下って赤い橋を渡り、快晴の土曜日とあって朝から大賑わいの表参道登山口を横目に林道を直進だ。途中、高雄方面を右に分け、バス停から30分で空也(くうや)滝分岐でもある月輪寺道登り口だ。さらに林道を直進、車止めゲートを過ぎて30分ほど進むと梨ノ木谷と別れ、倒木もある急坂の林道を約15分ほど登ると右へ山道が分岐している。直進は首無地蔵へ最短だが積雪の急坂を嫌って、判り難い手書き表示に従って山道に入った。ジグザグのなだらかな歩き易い道をたどって尾根の林道に合流、そのすぐ先が首無地蔵だ。林道からは最高点の愛宕神社の森とその右にアンテナ塔が目印の愛宕山三角点が望める。首無地蔵から東の比叡山を眺めながら残雪のさわやかな尾根を登る。所々で少しもぐる所もあるが概して歩き易い雪道が続き、林道と合流前に三角点へ近道しようとしたがツボ足では駄目。林道を迂回して三角点に達したが、木々が生長したせいか山頂からの視界が狭くなったような気がした。三角点を後にし、愛宕神社へ向かう山腹の道が愛宕山一番の展望だ。空気が澄み渡り、真っ白な武奈ヶ岳はじめ、蓬莱山のすぐ右に伊吹山?が姿を見せていた。お参りの人で満杯の愛宕神社で火伏の神に手を合わせてから下り始めた。
(清滝川を赤い橋で渡る)
(表参道入口の愛宕神社鳥居) (月輪寺道登り口)
(車止めゲートを過ぎて進む) (梨ノ木谷別れ)
(林道登り口)
(なだらかなジグザグ道を行く) (林道出合)
(神社ピーク(左)と三角点(中央))
(首無地蔵)
(首無地蔵から京都市内) (さわやかな尾根道を行く)
(尾根から端正な比叡山を望む)
(林道出合の地蔵)
(愛宕山三角点)
(見晴し林道で愛宕神社へ)
(林道から武奈ヶ岳と蓬莱山) (愛宕神社本殿)
滑り易い雪の参道を下り、水尾別れから杉植林帯のなだらかな道を延々と下ると水尾の里だ。ゆず畑が点在する山里を保津峡方向へ進み、途中で右の旧道へ入ってしばらく進むと明智越の標識があり、丸太橋を渡って山道に入る。奇怪な枯木が散在する杉林を抜け、溝状の小さな窪みに沿ってしばらく登ると明るい鉄塔広場だ。水尾の山里が山並みの間にたたずんでいるのが寂しげだ。この辺りからなだらかな雑木林の尾根道が続き、保津峡を左に分け、次に愛宕山から林道が下っている明神峠を右に分ける。この先で明るい切り開きの道がしばらく続く。道沿いには保津町自治会の保津百景道しるべの立札が沢山立っている。表示によれば光秀の本能寺攻めでは明智越、唐櫃越(からとごえ)、老ノ坂(おいのさか)の三方から向かったそうだ。歴史遺産の多い道から突然住宅地に降り立ち、約2キロの車道歩きで亀岡駅だ。嵯峨嵐山駅でJRを途中下車、久しぶりに観光客でごった返す嵐山を眺めつつ渡月橋を渡って阪急嵐山駅から帰阪した。
清滝から愛宕山への一般ルートは表参道、月輪寺、首無地蔵と3ルートあるが今日のルートが最もなだらかな楽な道だ。林道歩きの多いのが難点だが、首無地蔵から山頂までの見晴しの良いさわやかな稜線が素晴らしい。また、明智越はなだらかな道の続く歴史の道だ。
(見晴し林道から東の武奈ヶ岳から大文字山へ続く稜線を望む)
(黒門付近の参道を下る) (水尾別れの休憩小屋)
(水尾へ杉植林帯を下る)
(水尾) (ゆずの里の田園を行く)
(明智越登り口)
(異様な枯木が散在する林) (明るい鉄塔広場) (鉄塔広場から水尾の里)
(なだらかな道が続く) (保津峡分岐)
(見晴しの良い切り開きを行く)
(明神峠分岐) (展望の良い所から亀岡) (保津橋を渡ると亀岡駅はすぐ)
★道で出会った花(花はなし)