朝晴天だったので近くの低山へ行こうと出発、冬型気圧配置なので南のほうをめざしたが徐々に天気は悪くなり、奈良に入るとにわか雨さえ降りだした。奈良市の最高峰だが地形図に山名さえない笠置山地の国見山に決め、奈良市街から奥山ドライブウエーに向かう道に入る。改修された県道80を東進、矢田原から県道186のバイパスで南下、国見山の道標のある旧県道186との合流点の近くのスペースに駐車だ。
道標通りに茶畑作業林道に入り、斜面に並ぶ畝が美しい茶畑の横を進む。やがて植林帯から灌木帯に変わった稜線を30分位進むと林道終点だ。山道を数分上るとベンチのある国見山頂上広場だ。生駒山から金剛山へ続く山並みが奈良盆地の向こうに連なっているが、折からの強風と共ににわか雪が吹きつけ、薄く望めただけだ。山頂からしばらく笹原林床の清らかな雑木林の稜線が続くが、倒木で荒れた山肌を過ぎて15分ほど進むと林の中の長谷三角点だ。さらに東進すると塔の森の石塔(重文)があるが、悪天候のため省略して往路通りに下山した。
天候がよければ、国見山はその名の通り山頂から奈良盆地の展望が優れ、雑木林の自然林や茶畑が美しい手軽に歩ける山だ。
(県道登り口)
(茶畑作業林道を登る) (茶畑横を進む)
(茶畑から笠置方面を振り返る)
(植林帯を行く) (雑木林を行く)
(国見山頂上から生駒山方面を望む)
(国見山頂上)
(稜線を進む) (倒木帯もある)
(長谷三角点)
(林道終点まで戻る)
(茶畑を下る)