鏡山(384.6m)城山(286m)三上山(432m)
★ひとこと 「鏡山から近江富士を経て展望の北縦走路で野洲へ」
北縦走路の東光寺越付近から端正な三上山を望む
★行った日 2011年3月24日(木) 曇一時晴 単独
★コース
JR高槻駅7:39(JR)=篠原駅8:32→星ヶ峰登り口9:11→かがみの里道の駅合流9:22→星ヶ崎古墳9:28→9:33星ヶ崎城跡9:42→岩峰10:12→10:44西峰10:52→(384.6m)鏡山三角点11:04→展望台11:09→鏡山三角点11:15→11:35野外活動C分岐11:43→(282m)立石山11:56→伊勢道峠(希望ヶ丘・大篠原分岐)12:12→(239m)古城山12:20→さくら道峠12:26→(286m)城山12:32→城山登り口12:43→12:53休憩(希望ヶ丘園地)13:02→三上山登り口13:32→14:03(432m)三上山14:13→北縦走路分岐14:26→東光寺越14:38→14:58田中山分岐(迷)15:06→岩神15:27→妙光寺山磨崖佛登山口15:32→15:55野洲駅15:58(JR)=JR高槻駅16:43
竜王山とも呼ばれる鏡山(かがみやま)は三上山(みかみやま)とともに湖南山域に隣接した湖東独立山塊だ。新幹線では一瞬だが在来線で米原方面に向かうと野洲川鉄橋辺りで右手に三上山とそれに続く山並みが見えてくる。一度歩いてみたかったので、篠原(しのはら)駅を基点に鏡山から尾根伝いに希望ヶ丘へ向かい、三上山を経て北縦走路で野洲(やす)駅へ下る計画だ。
篠原駅から少し野洲方向へ戻り、光善寺川堤防に上がってサイクリングロードを鏡山を正面に見ながら進む。新幹線をくぐり、多少右往左往したが8号線を渡って旧道に入ると民家の塀に星ヶ峰城跡の表示がある。犬に激しく吼えられながら横道に入り、砂防堰堤の工事のため迂回路をたどると、すぐに雑木林の尾根道が続いている。竜王かがみの里、道の駅からの道を合わせて進み、最初のピークが共聴アンテナのある星ヶ崎古墳、その先が星ヶ崎城跡の星ヶ峰山頂だ。東山道が足下を通る軍事上の要衝で眼下に穀倉地帯が広がっている。アップダウンを繰り返しながら里山の尾根歩きが続き、所々に岩峰もある稜線をなだらかに登る。鏡山の少し手前から西峰へ寄り道したが視界はなく、おそらく大篠原へ下る道が続いているだけだったが、鏡山三角点の手前の涼み岩の岩頭は絶好の展望台だ。これから向かう三上山へ続く稜線、琵琶湖の彼方の真っ白な蓬莱山や武奈ヶ岳などが望めた。山頂標識は東へ少し離れた稜線上にあり、その下に展望台の櫓が展望図付で建っているが、周りの木々が成長して見晴し不良だ。
(鏡山を正面に見て堤防を行く)
(犬に吼えられながら星ヶ峰へ)
(工事中の堰堤迂回路を行く)
(道の駅からの道と合流) (雑木林の尾根を行く)
(星ヶ峰山頂の星ヶ崎城跡)
(城は東山道を見下ろす高台) (里山の尾根歩き)
(稜線には岩稜もある)
(何もない西峰)
(鏡山三角点手前の涼み岩) (涼み岩から三上山)
(涼み岩からこれから向かう城山、三上山を望む)
(鏡山三角点)
(三角点とは別の鏡山頂上)
(殆んど眺望のない展望台)
いよいよ鏡山から城山(しろやま)へ続く気持ちの良い里山の稜線歩きだ。稜線を横切る峠道を何本か過ぎ、尾根上の小ピークの立石山を見送ると古城山(ふるしろやま)だ。表示によれば城跡だけでなく社寺遺跡も残っているそうだ。小鞍部を過ぎてロープ場の急坂を登ると城山だ。山頂から振り返ると、たどってきた星ヶ峰から鏡山を経て城山へ至る稜線が望める。山頂の西端には祠が鎮座し、そのまま下ると辻町へ下るそうだ。山頂から急坂を南へ下ると、稜線の鞍部から来た道と合流し、谷筋をしばらく下ると林道の城山登山口だ。林道を下ると自然に希望ヶ丘園内に入り、広大な芝生で今しがた下りてきた城山を眺めつつ大休止だ。
西ゲートの駐車場を横切って、県道をちょっと進んでから右の森林公園の遊歩道に入る。道標に従って進むとやがて三上山登山口だ。この付近のヒノキ林は檜皮(ひはだ)が剥ぎ取られたばかりで赤い地肌をさらしていた。しばらく登ってから、帰りに通る北縦走路を右に分け、急傾斜の階段登山道を30分ばかり登ると祠のある三上山頂上だ。
(道標林立の野外活動C分岐)
(いわく因縁のある地名が多い)
(立石山)
(城のあった古城山) (この付近ゆかりの寺や城物語)
(城山)
(城山から歩いて来た鏡山方面を望む)
(城山からすぐ近くの三上山) (急坂を下る)
(林道の城山登り口)
(希望ヶ丘から城山) (森林公園を三上山へ)
(三上山登り口)
(階段の続く登山道を登る) (檜皮を採ったばかりの桧林) (三上山頂上)
山頂の祠の前の岩棚から野洲川の向こうに湖南の山々が望めるが、きょうは見通しがあまりよくない。山頂を後にして先ほどの分岐から北縦走路に入り妙光寺山を目差して見晴しの良い小灌木帯の尾根道を進む。鞍部の東光寺越(とうこうじごえ)で森林公園を右に分け直進、くぐり岩を過ぎて妙光寺山(みょうこうじやま)分岐で田中山(たなかやま)方向へちょっと行ってみたが磨崖佛が通れないことが判ったので元へ戻り、妙光寺山方向へ下った。途中で古い道標に基づき磨崖佛方向へ谷筋を下ったが、きょう唯一の藪っぽい道を経て岩神(いわがみ)の祠前だ。少し先に磨崖佛が岩面に彫られている。ここから歩き易い遊歩道を少し下ると林道の妙光寺山磨崖佛登山口だ。登山口から約2キロテクテク、野洲駅からすぐにきた新快速で帰阪した。
前半は星ヶ峰から城山まで城跡が点在する里山の尾根歩き、後半は三上山から展望豊かな北縦走路の稜線歩きだ。希望ヶ丘を活動拠点にして多様な計画が組める山域だ。
(三上山頂上から野洲方面を望む)
(三上山頂上の岩棚) (下山途中で北縦走路へ)
(行展望の尾根を行く)
(尾根道から振り返る) (尾根道にくぐり岩もある)
(尾根道から希望ヶ丘を見下ろす)
(アップダウンの多い尾根を行く)
(藪っぽい尾根筋を下る) (岩神)
(妙光寺山磨崖佛) (妙光寺山磨崖佛登山口) (里山を振り返る)
★道で出会った花
ミヤマシキミ(鏡山) ウメ(希望ヶ丘) アセビ(三上山)
ホトケノザ(小篠原) セイヨウタンポポ?(小篠原) オオイヌノフグリ(小篠原)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 近江八幡、野洲
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