(花折塚分岐の古い道標)
(太い松の自然林尾根を行く)
(美しいミズナラ尾根を行く)
(車道出合)
(路傍の展望図通りに見えない) (車道から奥駈道へ)
(奥駈道を北へ) (花折塚)
(奥駈道を南へ戻る)
(車道を玉置山方向へ) (絶景の玉置山展望台)
(展望台から斧山と卯月山)
(玉置山展望台から西方の護摩壇山方面を望む)
(玉置山展望台から北方の南大峰の山々を望む)
展望台から車道を少し南下すると世界遺産記念碑があり、尾根道が玉置山へ登る奥駈道のかつえ坂、左下が記念碑へ向かう道だ。記念碑の裏の展望台から西峰が見え、きょうは駄目だがその彼方に熊野灘が望めるそうだ。ヒメシャラ、ブナ、ミズナラなどの大木が並ぶ美しいかつえ坂を経て時々開ける西方の展望を楽しみながら稜線を進み、中継アンテナ塔を過ぎてシャクナゲの森に入ると玉置山三角点広場だ。山頂からの展望はあまり良くなく、宝冠の森に続く尾根筋のピークがちょっと目につくだけだ。山頂の横からシャクナゲの間を通って東へ伸びる稜線を少し下ると、左は花折塚、右は玉置神社、直進は宝冠の森へ向かう四叉路の勧業山記念碑だ。ヒメシャラやブナ疎林帯の綺麗な稜線のP1064を越え、次のピークP1057で直角に曲がって急坂を下ると岩稜下りの鎖場だ。再び鎖場をよじ登って岩稜のヤセ尾根を進み、次の鎖場を下って上り、少し尾根を進むと樹間の小広場が宝冠の森だ。数十メートル先の尾根突端から先が切れ落ち、その先に絶景が広がっている。ぽかぽか陽気のもと、山々を眺めながら寝そべっているのが何物にも代え難い瞬間だ。南には大森山手前から東南に派生した支脈の突端にある甲森(こうがもり)が間近にそびえ、その少し左に大雲取、小雲取、烏帽子山、透明度がよければ熊野灘まで望める筈だ。
(かつえ坂の世界遺産記念碑) (ブナ、ミズナラの美林を登る)
(美しい稜線のかつえ坂を登る)
(シャクナゲの間を通ると山頂)
(玉置山三角点)
(四叉路の記念碑を宝冠の森へ)
(ブナ林尾根を行く) (ヒメシャラとアセビの尾根を行く) (岩稜を鎖を伝って下りる)
(岩稜へ鎖を引っ張って上る) (岩稜のヤセ尾根を行く)
(何もない宝冠の森の小空間)
(宝冠の森の突端からの大展望、熊野灘は霞んで見えなかった)
宝冠の森から記念碑へ戻り、山腹のトラバース道で玉置神社へ向かう。玉置神社できょうの安全を感謝し、樹齢三千年といわれる神代杉をはじめ巨杉の茂る参道を進むと駐車場だ。駐車場の先から近畿自然歩道の道標の折立方向に従って遊歩道を下る。なだらかに杉林を下ると車道と交差し、道標通りに折立へ下る。視界のない薄暗い植林帯がほぼ車道出合まで続く。計画では、林道歩きを避けて地形図にある点線の道で中谷の滝へ向かおうとしたが、分岐点を見過ごしてしまい林道まで出てしまった。玉置山登山口から林道をテクテク、咲き始めた十津川の桜見物をしながら折立へ帰り着いた。公衆トイレの駐車場と思って車をとめたが、朝は車に隠れて気付かなかったが契約駐車場の表示があって、びっくり!、連絡先も判らなかったのでそのまま帰ったが、折立の係の人へ、御免なさい。
無風の好天に恵まれ絶好の山歩きができた。折立から斧山へのワイルドな稜線登り、かつえ坂の疎林帯の美しい稜線、宝冠の森のヤセ尾根岩稜歩きと突端からの眺望などが、今回の三大印象だ。
(宝冠の森の突端)
(記念碑から左の玉置神社へ) (大杉のトラバース道を行く)
(前に見えるのが玉置神社) (玉置神社拝殿)
(巨大杉の神代杉)
(駐車場の玉置神社入口) (近畿自然歩道が始まる) (立派な自然歩道を下る)