西ヶ岳(727)三岳(783.4m)


★ひとこと   「栗柄から西ヶ岳、三岳を経て石楠花尾根で鼓峠へ」

西ヶ岳稜線から西の三尾山方面を望む

★行った日   2011年5月15日(日)  晴  単独
 
★コース

高槻6:00(府道46、府道407、R372、R173、県道300、県道97)=7:29鼓峠7:36(県道97)=7:41栗柄口7:46→稜線出合8:26→8:47展望岩8:53→9:07(727m)西ヶ岳9:16→栗柄分岐9:37→10:00展望岩場10:10→(783.4m)三岳10:16→鼓峠分岐10:24→鼓峠11:35=自転車(2.7km)=11:45栗柄口11:49(県道97、県道300、R173、R372、府道407、府道46)=高槻13:14

 今年はまだシャクナゲを見てないので、晴天に誘われて急に近場の篠山、三岳へ出かけることにした。栗柄(くりから)口から西ヶ岳、三岳を経て鼓(つづみ)峠へ下る計画だ。鼓峠は典型的な片峠(片方のみ急坂)で分水界でもある。峠の田圃から、東は由良川を経て日本海へ、西は加古川を経て瀬戸内海に注いでいる。R173から三岳、小金ヶ岳山塊の北側を通って鼓峠で自転車をデポ、栗柄口バス停近くの空き地に路駐だ。
 栗柄口から近畿自然歩道の多紀連山自然歩道を進む。コンクリ丸太階段の整備された遊歩道を道なりに進む。針葉樹林が新緑の広葉樹林に変わると稜線出合だ。矢代(やしろ)からの道を合わせて稜線をしばらく登ると展望岩だ。岩頭から篠山市街方面が俯瞰できる。稜線をしばらく登り、藤岡への道を右に分けて登りきると西ヶ岳だ。三角錐の三岳が美しい姿を見せている。急坂を下りアップダウンを繰り返して栗柄へ下る道を左に分け、稜線を登り続けると三岳だ。

   (栗柄口遊歩道入口)      (針葉樹林の道を進む)        (広葉樹林を登る)

      (稜線を進む)             (展望岩)       (展望岩から篠山市街方面)

 (爽やかな尾根道をたどる)    (アセビの多い尾根道)       (西ヶ岳から三岳)

                   (西ヶ岳から北方を望む)

  (ヤブツバキの多い尾根)   (三岳へ向かって尾根を行く)   (三岳手前岩稜から西ヶ岳)

 三岳から稜線を少し下った所から、左へおおよその見当をつけて下る。稜線の要所に水色と黄色のテープ目印があって助かる。しばらくテープ目印を探しながら下るが、徐々に勾配がきつくなると共に稜線が判らなくなってしまった。しかも岩稜交じりのシャクナゲ密林に突っ込んでしまい進退窮まってしまった。少し後戻りしてテープを探すが見つからず、沢へ下っているようなので、シャクナゲ密林をかいくぐってもう一度元へ戻ると、幸運にもテープ発見。上を見ると一筋の隙間が開いていたので、何処かでシャクナゲの花につられて迷い込んだらしい。格言通り尾根は上りはよいが下りは大変だ。シャクナゲ密林を過ぎると明確な尾根となり、以降、尾根さえ外さなければ迷わないルートだ。作業小屋が現れると鼓峠はすぐだ。すぐにチャリンコをゲットし、殆んどペダルを踏むことなく栗柄口へ、往路通りに帰阪した。午前中に下山し、早く帰れたのできょうは1日得した気分だ。
 やまあそさんの三岳を参考にして三岳から下ったが、上部は尾根が不明確な急坂なのでなかなかの難路だった。遅めのシャクナゲを鑑賞することができたが、花に気をとられて道を踏み外さないことが肝要だ。

                (岩稜から西南方面を望む)

                (岩稜から西北方面を望む)

     (三岳三角点)        (なだらかに稜線を下る)      (稜線から小金ヶ岳)

 (シャクナゲ密林で道を失う)   (終わりかけのシャクナゲ)       (密林をうろうろ)

     (稜線を下る)         (作業小屋が目印)           (鼓峠入口)

★道で出会った花

    ムラサキゴケ(栗柄口)   ジロボウエンゴサク(栗柄口)     アセビ(西ヶ岳)

    ヤブツバキ(西ヶ岳)      コバノミツバツツジ(三岳)     シャクナゲ(三岳)

★ルート断面図


★地  図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  宮田

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