白木峰(1596m)小白木峰(1436.7m)
★ひとこと 「標高1300メートルの林道からゆったりした草原の山へ」
小白木峰に近い稜線から白木峰を望む
★行った日 2011年6月4日(土) 晴時々曇 単独
★コース
高槻4:31(名神、東海北陸道)=五箇山IC(R156、新山の神トンネル、県道31、R471、大谷林道)=10:34林道登山口10:48→(1596m)白木峰11:40→(1586m)前白木峰11:54→白木峰12:09→12:14祠12:21→P1418
12:58→13:29(1436.7m)小白木峰13:41→P1418
14:15→祠15:07→15:36林道登山口15:40(大谷林道、R471、県道31、新山の神トンネル、R156)=五箇山17:30
白木峰(しらきみね)は富山県南端の岐阜県との県境にあり、白山と北アルプスの中間に位置する山だ。豪雪地帯のためR471から登山口へ向かう大谷林道の開通は5/下〜6月/上旬頃だ。五箇山(ごかやま)から白木峰登山口は遠く、分岐を複雑に繰り返して1時間半もかかった。まず、R471沿いの道の駅上平(かみたいら)を右折して地方道で新山の神トンネルを通って利賀(とが)に入り、県道31を北上してR471へ合流、細い道で栃折(とちおり)峠を越えて道なりに進み、21世紀の森の表示で大谷林道に入って高度を上げ、標高1300メートルの通行止めの柵前の広場が登山口だ。21世紀の森からも登山道がある。
道端から登山道に入るとすぐに両側にスズタケの茂る丸太階段の急坂が続く。急坂の低木帯を丸太階段で上り続け、林道を2回横切ってなだらかな笹原を上りきると稜線の平地だ。左下に白木峰避難小屋が見え、林道終点の平地には以前無線中継施設があったらしくヘリポートも設置されている。山頂部草原の木道を進み、小白木峰(こしらきみね)への道を右に分け、そのすぐ先が白木峰だ。東方の草原に一筋の木道が伸び、前方の丘が前白木峰(まえしらきみね)だ。笹原をぶらぶら進むとすぐに前白木峰で、その先に万波(まんなみ)へ下る道が続いている。来た道を戻り、白木峰の先から小白木峰へ向かった。分岐点の先に祠があり、なだらかな稜線が小白木峰へと続き、その彼方にどっしりとした金剛堂山(こんごうどうさん)が横たわっている。きょうは霞んで見えなかったが、金剛堂山の方向には白山連峰が望める筈だ。
(大谷林道を白木峰へ) (林道登山口)
(低木帯を丸太階段で登る)
(通行止めの林道を横切る) (沢筋には高木もある)
(頂上付近に笹原草原が広がる)
(白木峰山頂)
(草原を木道で前白木峰へ) (前白木峰から白木峰へ戻る)
(小白木峰分岐)
(小白木峰分岐付近の祠)
(小白木峰へ向かう展望稜線)
展望のよい草原の稜線をなだらかに下り、所々にブナ疎林のある低木帯を進む。盛りを少し過ぎたタムシバで飾られたスズタケの小径をアップダウンを繰り返しつつ進むと前方に丸い丘が見えてくる。小白木峰だ。スズタケが切り開かれた山頂から西南に大きく金剛堂山が望めた。もう少し先へ行くと池塘があるらしいが、この時期はまだ花もなさそうなので山頂から引き返した。帰りは草原越しに白木峰を眺めながら稜線をたどり、登山口へ引き返した。五箇山まで往路通りに帰った。
白木峰は山頂一帯の草原を染めるニッコウキスゲなど初夏を飾る草花が有名だが,、広々とした草原に伸びる木道をたどるのも爽快な気分だ。豪雪地帯を物語るように所々残雪の点在する笹原草原から金剛堂山を初め山並みを眺めながらの木道歩きは最高だ。高所まで車で行けるので簡単に1500メートル峰を楽しめる山だ。
(祠から小白木峰へ向かう稜線と彼方の金剛堂山を望む)
(鞍部に茂るブナ林) (沿道を飾るタムシバ)
(稜線から白木峰を振り返る)
(丘のような小白木峰)
(小白木峰三角点) (小白木峰から金剛堂山)
(稜線からだんだん近づく白木峰)(白木峰避難小屋を横目に下る) (もうすぐ登山口)
★道で出会った花
ナガバノタチツボスミレ(登山口) マイヅルソウ(登山口) フキノトウ(登山口)
ツクバネソウ(登山口) イワカガミ(白木峰) チゴユリ(白木峰)
バイカオウレン(白木峰) ショウジョウバカマ(白木峰) タチツボスミレ(白木峰)
サイゴクミツバツツジ?(白木峰) ヒメイチゲ(小白木峰) タムシバ(小白木峰)
ムシカリ(小白木峰) ツバメオモト(小白木峰) ユキザサ(小白木峰)
サンカヨウ(小白木峰) エンレイソウ(小白木峰) ミヤマカタバミ(小白木峰)
コバイケイソウ(小白木峰) コケモモ(小白木峰) タケシマラン(小白木峰)
?(小白木峰) タチツボスミレ?(白木峰) セリバオウレン(白木峰)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 利賀(とが)、白木峰
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