三尾山(586m)鋸山(605.9m)
★ひとこと 「三尾山から岩峰が連なる分水界尾根で栗柄峠へ」
三尾山頂上付近から分水界尾根を望む
★行った日 2011年7月6日(水) 晴後曇 単独
★コース
高槻7:57(府道46、府道407、R372、R173、県道300、県道97)=9:33栗柄峠9:39(県道69)=9:57春日町中山ゲート手前10:04→林道終点10:17→東屋10:25→11:05(557m)東峰11:19→西峰→11:42(586m)三尾山11:50→佐仲峠分岐11:57→覗き岩12:21→佐仲峠口分岐12:50→12:53鏡峠13:03→13:55(605.9m)鋸山14:03→14:58高坂越15:03→(572m)堂ノ峰15:35→福徳貴寺・栢野分岐15:48→御在所山分岐15:53→16:01休憩16:07→栗柄峠16:29(県道69)=自転車(7.1km)=17:03春日町中山ゲート手前17:09(県道97、県道300、R173、R372、府道407、府道46)=高槻18:50
篠山の北部に多紀アルプスが横たわっている。東から八ヶ尾山(はちがおやま)、三岳、西ヶ岳と続き、栗柄峠(くりがらとうげ)を間にして堂ノ峰(どうのみね)から鋸山(のこぎりやま)、三尾山(みつおさん)と連なっている。今回は未踏部分の三尾山から栗柄峠へ分水界尾根をたどるつもりだ。晴天に誘われて急に行く気になって遅めの出発だ。栗柄峠の観音堂近くにチャリンコをデポ、春日町の三尾山登山口のゲート手前に駐車だ。
扉を開閉して舞鶴道の高架下から木漏れ日を浴びながら林道をさかのぼる。林道終点から登山道に入り植林帯を登るが、谷間は風もなくこもった熱気のためとめどなく汗が流れ、エスケープの可能性ありだ。休憩東屋を過ぎ、広葉樹林帯の急坂をジグザグに上るようになるとそよ風もあって幾分気分が和らいできた。稜線で三尾山を左に分け好展望の東峰へ、遠望は利かなかったが、北には妙高山(みょうこうさん)を中心としたヒトデのような山塊や東北に五台山(ごだいさん)が望めた。元へ戻り、西峰へ寄ったが殆んど視界はなくとんがり帽子の東峰が垣間見えるだけだった。三尾山頂はまわりの樹木が生長して、台地の上から梢越しに山々が眺められる程度だ。立派な石碑の建つ三尾山は本丸跡、西峰は二の丸跡、東峰は三ノ丸跡の山城だそうだ。
(高架手前の扉を通る) (高架下から林道を進む)
(林道終点から登山道へ)
(植林帯を登る) (休憩東屋)
(沢に沿って上る)
(広葉樹林帯をジグザグに登る)
(稜線の東峰分岐) (好展望の東峰)
(東峰から北方を望む)
(東峰から五台山方面)
(先程の分岐点を直進) (西峰からとんがり帽子の東峰)
(三尾山から南方を望む)
(山頂の三尾城址)
(山頂から分水界尾根へ)
(佐仲峠分岐)
山頂から稜線を下り、佐仲(さなか)峠を左に分け岩稜帯を下る。これから向かう分水界尾根を東に眺めつつ進むと覗き岩だ。北側が切れ落ち、東峰の岩峰がそそり立っている。自然林のなだらかな森もある稜線をアップダウンしながら下ると四叉路の鏡(かがみ)峠だ。左が松森、右が小坂(おさか)だ。峠から小さなアップダウンを繰り返しながら稜線を約1時間東進すると鋸山だ。本日の最高峰だが標高605メートルだ。山頂から振り返るとだいぶ遠くなった三尾山が3峰を並べ、東には三岳へ稜線が続いている。更に1時間アップダウンしながら広葉樹林の稜線を緩やかに下ると高坂越(たかさかごえ)だ。左が栢野(かやの)、右が高坂(たかさか)だ。この辺りから空模様が怪しくなり暗くなってきたが降り出すことはなく、堂ノ峰を過ぎ、御在所山を右に分け、判り難そうな分岐毎にある「分水界の径」の道標に導かれながら東進、最後に植林帯の急坂を下ると栗柄峠だ。チャリンコで下りの県道を正面に三尾山の3峰を眺めつつ快調にとばし、幸い、雨が降り出す前に春日町へ帰り着いた。とうとう時雨だした中、順調に帰阪した。
ピークからの眺望は云うに及ばず、変化に富んだ岩稜や癒しの広葉樹林の尾根歩きが素晴らしい。分水界の稜線は岩稜が多くて上り下りが激しく、距離の割りに疲れ、暑いさなかの低山はしんどく3.5リットルの水を消費してしまった。
(三尾山下り稜線からこれから向かう分水界尾根を望む)
(覗き岩から東峰の岩峰)
(自然林の尾根を行く) (しばらく岩稜が続く)
(四叉路の鏡峠) (並木道のような尾根を行く) (正面の岩壁を右に迂回)
(鋸山)
(鋸山から三尾山)
(下り稜線から堂ノ峰方面)
(堂ノ峰) (こまめにある分水界道標)
(自然林を下る)
(植林帯に入ると峠は近い) (栗柄峠)
(自転車で戻る県道から三尾山)
★道で出会った花(特になし)
★ルート断面図
★地 図
(1)三尾山〜鋸山
(1)鋸山〜栗柄峠
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 宮田
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