伊吹山(1377.3m)御座峰(1070.1m)大兀山(1083m)国見岳(1126m)


★ひとこと   「国見峠から初夏の花を求めて伊吹山北尾根から山頂ピストン」

P1149稜線付近から伊吹山北尾根を望む

★行った日   2011年7月11日(月)  曇後晴   単独
 
★コース

高槻4:23(名神、北陸道)=長浜IC(県道37、R365、県道40、国見林道)=6:28国見峠6:39→鉈ヶ岩屋分岐7:02→中継所跡7:32→7:39(1126m)国見岳7:45→(1083m)大兀山8:22→8:53(1070.1m)御座峰9:03→10:38P1149 10:46→車道出合10:56→11:23駐車場11:32→西遊歩道→(1377.3m)伊吹山12:10→東遊歩道→12:37駐車場12:45→車道別れ13:04→P1149 13:16→14:30展望尾根14:38→御座峰14:42→大兀山15:08→15:41国見岳15:48→鉈ヶ岩屋分岐16:13→16:25国見峠16:35(国見林道、県道40、県道18、R21、R8)=彦根IC(名神)=高槻19:32

 初夏の花を求めて国見峠から伊吹北尾根を経て山頂をピストンだ。長浜から奥伊吹スキー場の方向へ行き、途中の上板並(かみいたなみ)の先から1車線ながら完全舗装された国見林道に入ると高槻から約2時間で国見峠到着だ。天気予報に反して峠はガスに包まれ、伊吹山はおろか周りは真っ白だ。
 国見峠から夏草の茂った登り口に入り、ガスった尾根道を進む。鉈ヶ岩屋(なたがいわや)分岐を過ぎて針葉樹の尾根道を登るとトラロープのある急坂だ。以前、国見岳に無線中継所のあった頃は登山道に平行して鉄板階段が設置されていたが、今は取り外されて夏草に覆われている。急坂を登りきると夏草の茂る中継所跡の広場だ。そのすぐ先が東の展望がよい国見岳頂上だが今朝は雲の中だ。鞍部の樹林帯を抜けると少し明るくなり始め、稜線上の小高い丘の大兀山(おおはげやま)だ。次のピークが笹と低木に囲まれた小空間の御座峰(ござみね)だ。三角点は展望がないがちょっと先の展望稜線が休憩の適地だ。この辺りで霧が晴れ始め、伊吹山の雲をかぶった山体が望めた。緑が目に染みる稜線を進み、最低鞍部の樹林帯を過ぎてドライブウエーが眼前に見え出すとP1140だ。少し下って静馬ヶ原(しずまがはら)でさざれ石公園からの道と合わせ、駐車場まで車道歩きだ。4年前には車道歩きを嫌って県境に沿って稜線の道なき道を登ったがひどい藪コギを強いられたのが懐かしい思い出だ。駐車場から大勢の観光客とともに西遊歩道で山頂に向かったが、道端のミヤマコアザミの紫の花が鮮やかだ。三角点を経て緑にむせ返るような東遊歩道で駐車場へ戻った。ようやく晴れ渡った北方に、国見峠からたどってきた稜線が鮮やかに横たわっていた。

   (国見峠登山道入口)       (ガスった尾根を進む)       (鉈ヶ岩屋分岐)

   (針葉樹林帯を登る)     (トラロープの急坂を登る)        (国見岳)

  (鞍部の樹林帯を進む)      (何も見えない大兀山)    (やや晴れだした稜線を行く)

(笹薮の囲まれた御座峰三角点)(展望稜線を伊吹山へ進む)      (最低鞍部の樹林帯)

 (P1140から静馬ヶ原へ下る) (駐車場から西遊歩道入口へ)    (花盛りのミヤマコアザミ)

    (伊吹山三角点)          (東遊歩道入口)          (駐車場へ戻る)

                (ドライブウエーから遥か彼方の国見峠を望む)

 駐車場から車道を下り、静馬ヶ原で車道と別れ、鞍部でさざれ石公園を右に分けてP1140へ登り返す。P1140から遥か前方にこれから戻る国見峠、振り返ると再び雲のかかりだした伊吹山が望めた。展望の利く北尾根の稜線歩きは快適だ。最低鞍部を過ぎ、御座峰、大兀山、国見岳と戻って、国見峠に帰り付いた。峠近くまで戻るとヘリの轟音が響き渡り、大勢の人が峠に集まっていた。聞くところによると、虎子山(とらすやま)方面で遭難者の捜索中だそうだ。虎子山はヤブ山なので道を見失ったのではないかと思われる。
 当初はガスに包まれた北尾根だったが午後からは晴れ、素晴らしい展望と夏の草花を楽しむことができた。標高1000メートル内外の尾根歩きのため盛夏は消耗が激しく、山頂ピストンで3リットル余の水を消費しばて気味だった。今度は空気の澄んだ秋口に草花を探索したいと思う。

 (シシウド越しに見る金糞岳)   (静馬ヶ原から大垣方面)   (P1140付近のキンバイソウ)

(P1140から戻る稜線を望む)      (御座峰)            (展望尾根から伊吹山)

              (御座峰展望尾根から南方の展望)


 (大兀山へ向かう展望稜線)     (国見岳)         (国見山から眼下の春日の谷筋)

              (国見山から見える西方の大展望)

 (マイクロウエーブ中継所跡)  (人が集まっている国見峠)   (雲がかかり始めた伊吹山)

★道で出会った花(特になし)

       ?(国見岳)        ヒメジョオン?(大兀山)      ヤマアジサイ(P911)

    クルマバナ(大兀山)     カワラナデシコ(大兀山)      ホタルブクロ(大兀山)

     シモツケ(大兀山)       ノリウツギ(大兀山)       ヤマボウシ(大兀山)

    オトギリソウ(御座峰)       コアジサイ(御座峰)       ヤマグワ(御座峰)

   ヒメバライチゴ(御座峰)        ?(御座峰)         キヌタソウ(御座峰)

   シモツケソウ(静馬ヶ原)        ?(御座峰)        イワベンケイ?(P1149)

    カラマツソウ(P1149)   キバナカワラマツバ(P1149)   ウツボグサ(P1149)

   キンバイソウ(P1149)      クサフジ(P1149)        ウツギ(P1149)

   バイケイソウ(P1149)    ミヤマコアザミ(静馬ヶ原)      シシウド(静馬ヶ原)

     コウゾリナ(車道)       ヨツバヒヨドリ(車道)       トリアシショウマ(山頂)

    ハクサンフウロ(山頂)      イブキトラノオ(山頂)        ニガナ(山頂)

  キバナコレンリソウ(山頂)     ニッコウキスゲ(山頂)       イブキフウロ(山頂)

       ?(山頂)          イブキボウフウ(山頂)     キンポウゲ(静馬ヶ原)

    オオバギボウシ(大兀山)     キツリフネ(国見岳)       ?(国見峠)

★ルート断面図


★地  図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       御在所・霊仙・伊吹
・2万5千分の1地形図  美束(みつか)

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