天狗倉山(1061m)黒尾山(985.9m)扇形山(1052.8m)松葉山(1043.7m)


★ひとこと   「五色谷から天狗倉山、扇形山を経て虻峠へ大峰前衛の峰々周回」

展望ピークから天狗倉山を望む

★行った日   2011年7月14日(木)  晴一時曇   単独
 
★コース

高槻4:24(近畿高速、西名阪)=柏原IC(R165、県道30、R309)=6:22虻峠6:27=6:39五色谷林道路駐6:50→林道分岐7:10→枝尾根出合7:57→8:22(1061m)天狗倉山8:31→9:28展望ピーク9:36→10:03(985.9m)黒尾山10:12→11:09休憩11:19→P1079 11:55→12:12(1052.8m)扇形山12:18→13:05小南峠分岐ピーク13:13→岩稜ピーク13:25→14:08P1091(鉄塔)14:15→(1043.7m)松葉山14:49→15:00鉄塔15:15→虻峠雨量観測所15:22→虻峠15:29=自転車(5.8km)=15:59五色谷路駐16:12(R309、県道30、R165)=柏原IC(西名阪、近畿高速)=高槻18:42

 大峰山脈の大天井ヶ岳(おおてんじょうがだけ)から白石山へ西南に伸びる稜線の、天狗倉山(てんぐくらやま)から扇形山(おうぎがたやま)の間が未踏箇所だ。今回はこの部分を埋めるべく、五色谷を起点に天狗倉山を経て扇形山から小南(こみなみ)峠をかすめて虻(あぶ)峠へ下る計画だ。R309の川合(かわあい)から洞川(どろかわ)方面へ向かい、虻トンネル手前を右折して旧道に入り、虻峠の巡視路入口にチャリンコをデポ、天ノ川沿いに沢原まで下って、バス停の先を右折して五色谷林道をちょっと進んだ所に路駐だ。
 五色谷に沿ってしばらく進むと左へ戻る方向に急坂の林道が分岐している。鎖ゲートがあって一般車は通れない。すぐに舗装はきれて地道林道が枝尾根をぬうように上がっている。3年前には工事中で枝尾根出合付近までしかなかったが、今は天狗倉山の下を通って先程分岐した五色谷林道の先の方で再度合流しているようだ。天狗倉山へ向かう稜線の踏み跡を見落とし、山頂下の林道から杉林の急坂をよじ登ると林間の天狗倉山頂上だ。視界はまったくない。山頂から尾根を下って少し林道を歩いてから稜線に入る。誤った尾根を少し下ってから本来の稜線に戻り、しばらく五色谷の彼方に大峰山脈が望める景色のよい稜線をたどる。五色谷側は皆伐されて裸地が続き、尾根から眺めると、五色谷林道をつめても小さな橋を渡ってこの稜線へ登って来れるようだ。展望ピークは大峰山の展望台だ。山上ヶ岳から弥山まで山脈を見渡すことができ、更に、その右に格好のよい天狗倉山が望めた。このピークを下ると草深くなり、100メートル位の間、ちょっとした藪コギだ。藪を過ぎると松の多い自然林の尾根が続き、稜線上の林間の丘が黒尾山三角点だ。R303の新川合トンネルの上を通り、美しい松林や杉との針広混交林の稜線をしばらく進むと岩場だ。岩場の下が崩壊した昔の旧道の峠跡だ。今の旧道はこの下の川合トンネルを抜けている。崩壊現場の南側(川合側)から丸太階段が尾根筋へ続いている。松林の多い稜線を進み、次のピークのP1079付近からこれから虻峠へ下る尾根が望める。下って上り返すと扇形山三角点だがここも林間で視界はない。

  (五色谷に沿って林道を進む)  (林道分岐から急坂を上る)      (地道林道を進む)

 (林道から急坂をよじ登る)      (天狗倉山頂上)         (再び林道に合流)

 (稜線から五色谷と大峰山脈)    (これからたどる稜線)      (裸地の展望ピーク)

                (展望ピークから大峰山脈の峰々を望む)

     (稜線を下る)         (コース唯一の薮コギ)        (松林尾根も多い)

    (黒尾山三角点)         (針広混交林を行く)      (崩壊している旧道の峠)

   (松林の稜線をたどる)    (P1079付近の裸地の稜線)        (扇形山三角点)

 扇形山の東隣の鉄塔広場が北側の視界が開け展望抜群の休憩適地だ。植林帯の尾根を進み、途中で小南隧道西口への道を左に分け、尾根を上りきると小南峠分岐ピークだ。ピークから南尾根をたどる。このコース最高点の岩稜ピークのあるヤセ尾根を越え、しばらく進むとP1091の鉄塔だ。ここから巡視路が始まり火の用心マークが要所にある。松葉山三角点を過ぎると次の鉄塔から切り開きの稜線となり、頂仙岳(ちょうせんだけ)から弥山(みせん)を正面に眺めつつ下る。虻峠雨量観測所を過ぎて更に下ると虻峠の巡視路マークはすぐだ。チャリンコをゲット、トンネル出口付近から多くなりだした車にヒヤヒヤしながら川合を通って五色谷の路駐場所にたどり着いた。
 このコースのハイライトは、天狗倉山に近い展望ピークからの大峰山脈の眺めだ。また、松葉山から虻峠へ下る切り開き稜線も素敵だ。小南峠分岐付近のコース最高点の岩稜尾根も美しい稜線だ。

            (P1079付近からこれから下る稜線と大峰山脈を望む)


                (扇形山鉄塔から北方を望む)

     (扇形山鉄塔)         (小南隧道西口分岐)      (小南峠分岐ピーク)

     (岩稜帯を行く)          (植林帯を行く)           (P1091鉄塔)

       (松葉山)        (頂仙岳めがけて稜線を下る)    (美しい切り開きを下る)

     (虻峠雨量観測所)       (切り開きを下る)         (虻峠に到着)

★道で出会った花

    タケニグサ(五色谷)         ?(五色谷)         ホタルブクロ(五色谷)

   コアジサイ(天狗倉山)      ニガナ(展望ピーク)      ?(小南峠分岐ピーク)

★ルート断面図


★地  図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       大峰山脈
・2万5千分の1地形図  中戸、南日裏(みなみひうら)

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