岳(781.3m)旭山(755.6m)ヒキノ(843.9m)


★ひとこと   「御池川と茶屋川間の稜線を黄和田からノタノ坂へ」

幾何学模様が青空に映える高圧鉄塔(L187)

★行った日   2011年11月17日(木)  晴  単独
 
★コース

高槻5:32(名神)=八日市IC(R421、県道34、御池川林道)=7:18小又谷作業道分岐7:22(御池川林道、県道34)=7:41日枝神社7:49→黄和田城址入口7:55→L177 8:25→R177 8:33→9:15(781.3m)岳9:24→R179 9:46→R180 9:57→R181 10:10→L181(山の神)10:19→L182 10:30→10:37P749 10:45→箕川分岐10:55→(755.6m)旭山11:01→11:52L187 12:06→L188 12:14→(843.9m)ヒキノ12:17→12:54L190 12:59→L191 13:04→R190 13:15→ノタノ坂13:25→13:40林道出合13:48→小又谷作業道分岐14:00(御池川林道、県道34)=自転車(10.6km)=14:43日枝神社14:54(R421)=八日市IC(名神)=高槻16:53

 鈴鹿山脈主稜線の西側に御池岳から御池川と茶屋川に挟まれた山稜が南へ伸びている。高圧鉄塔が配された稜線をたどって黄和田(きわだ)からノタノ坂へ巡視路を北上する計画だ。この辺りは山蛭が多いので暑い時分を避けて紅葉見物を兼ねた晩秋が適期だ。八日市ICから紅葉が見頃を迎えている永源寺を過ぎ、工事のため湖底の枯れた梢や段々畑の段丘が姿を見せている永源寺ダムを眺めつつ石榑(いしぐれ)トンネル開通で交通量の増したR421を東進。政所(まんどころ)から君ヶ畑の先の茨川(いばがわ)分岐点の広場にチャリンコをデポ、再び政所へ戻り、黄和田の日枝神社に駐車させて頂いた。
 山裾の黄和田城址の入口が岳(だけ)登山口だ。自然にかえった石積みの城跡を進み、大杉から右の急な枝尾根に取り付く。左下の谷筋に堰堤が見える辺りから立派な巡視路が現れ、急坂をジグザグに登るとL177だ。梢越しに朝日に映える日本コバの山並みを眺めながら少し登るとR177だ。これ以降、中電の鈴鹿幹線LとR2本の高圧線をぬうようにノタノ坂まで、高低差100メートルほどのなだらかな稜線を進む。巡視路は岳の西側を迂回しているので、ここから道なき枝尾根を登る。少しなだらかな雑木林を行くがすぐに滑り易い砂地の急坂となり、疎林帯の木の幹を掴みながら頑張ると、朝日に照らされた爽やか稜線だ。ヌタ場もある幅広稜線を少し行くと見通しの利かない岳三角点だ。ここから稜線を北上すると、再び高圧線と合流し、見晴し抜群のR179だ。

   (黄和田町の日枝神社)      (黄和田城址入り口)      (石積みの城跡を進む)

  (大杉のある黄和田城址)  (ジグザグの巡視路を登る)   (眼前が日本コバのR177)

(なだらかな広葉樹林帯を行く)   (滑り易い急坂が続く)      (爽やかな稜線に到達)

   (視界のない岳三角点)     (朝日を浴びて稜線を行く)    (見晴の良いR179)

 R179からは、西には御池岳から竜ヶ岳へ続く中部鈴鹿山脈の峰々、東には日本コバがずんぐりした姿を見せ、八日市方面には飯道山など金勝(こんぜ)アルプスが望めた。美しい稜線を北上、展望のよいL181の下の鞍部が政所分岐の山の神だ。すぐ先のL182から振り返ると岳を初め歩いて来た稜線のピークが、黒尾山の手前に重なって見えている。P749を過ぎて、石仏のある稜線分岐点で東山やキトラ山を経て箕川に下る稜線を左に分け、直進する。次のなだらかなピークが視界のない旭山だ。更に、ツガ、モミ?などの針葉樹の大木も点在し、色づいたカエデも現れる美しい稜線を北上する。

                (R179から中部鈴鹿山脈の峰々を望む)

                 (R179から政所、八日市方面を望む)

 (木漏れ日の疎林帯を行く)    (間近に望む日本コバ)      (政所分岐の山の神)

 (美しい稜線の巡視路を進む)   (L182から岳を振り返る)    (箕川分岐点の石仏)

   (なだらかな稜線を行く)    (視界のない旭山三角点)  (色づいたカエデの稜線を進む)


 山の神の先からしばらく高圧線の西側を通り、L187で久しぶりに鉄塔と再会だ。高原のような稜線の先の盛り上がりがヒキノ、西には格好の良い天狗堂が望める。少し進むと殆んど葉を落とした落葉樹のなだらかな丘がきょうの最高点のヒキノ三角点だ。落葉樹の稜線を更に進むと最後の展望所、L191だ。御池岳が間近に迫ってきた感じだ。ちょっと北上してノタノ坂で茨川廃村を右に分け、左の急坂を下って沢筋を進むと小又谷作業道出合だ。サワグルミの巨木もある小又谷に沿って車道をしばらく下ると御池川林道出合だ。自転車をゲット、御池川に沿って紅葉を眺めながら殆んど下り坂ばかりの道を快調に40分ほど進むと日枝神社だ。
 岳からノタノ坂まで高低差の少ないなだらかな稜線を歩くコースだ。殆んど巡視路をたどるので鉄塔番号の表示が頻繁にあり、鉄塔からは鈴鹿山系の雄大な展望が期待できる。岳山頂付近が急坂だが巡視路をたどれば回避できる。蛭のいない紅葉の季節がお勧めだ。

  (時には急斜面を登る)     (L187からヒキノを望む)   (西には格好の良い天狗堂)

   (高原風のヒキノ三角点)     (稜線を彩るカエデ)       (L191から御池岳を望む)

               (L191から藤原岳〜雨乞岳、東南を望む)

                (L191から天狗堂〜御池岳、西北を望む)

   (茨川分岐のノタノ坂)        (林道出合)           (御池川林道出合)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       御在所・霊仙・伊吹
・2万5千分の1地形図  竜ヶ岳

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