★コース
JR高槻駅6:39(JR)=JR亀岡駅7:36→明智越登り口8:05→8:45峯の堂8:53→9:13明神峠分岐9:22→展望鉄塔T9:26→展望鉄塔U9:47→NTT中継局10:02→明神峠ゲート10:13→岩ヶ谷出合10:23→10:30休憩10:39→ジープ道出合11:55→竜ヶ岳分岐11:58→12:28(921m)竜ヶ岳12:40→芦見谷出合12:59→竜の小屋13:07→芦見川源流→首無地蔵13:28→13:56休憩14:03→林道終点14:11→神護寺山門14:40→高雄バス停14:58(京都市バス)=15:47四条大宮15:59(阪急)=高槻16:21
亀岡を始点に、いつもとは逆方向に明智越(あけちごえ)をたどり、明神峠から急坂の猪ヶ谷(ししがたに?)を登って竜ヶ岳を越え、首無(くびなし)地蔵から紅葉の高雄神護寺(じんごじ)へ下る計画だ。通勤ラッシュの京都駅から久しぶりのJR嵯峨野線で洒落た駅舎の亀岡駅へ。
亀岡駅から、河床に並べた保津峡下りの船を眺めながら桂川を渡り、落ち着いた雰囲気の保津(ほづ)の街並を東進すると約30分で明智越入口だ。途中1ヶ所から亀岡市街が俯瞰できるが、殆んど雑木林か植林帯の中のだらだら坂を進む。保津百景道しるべの表示が時々あるが、光秀に関するものが多く、興味深いのは光秀寄りの解説文が多いことだ。山道を1時間ほど歩くと明神峠分岐だ。水尾(みずお)を右に分け左へ進むと樹林を抜けて見晴鉄塔Tの建つ見晴の良い尾根に出る。ここから、時々小灌木帯を通るが展望のよい尾根道を1キロほど北上すると見晴鉄塔Uだ。目の前に愛宕山がずんぐりした姿を見せ、三角点の鉄塔の左下に岩ヶ谷(いわがたに)とこれから登る猪ヶ谷の谷筋がはっきり望め、南にはポンポン山など京都西山の山々が望めた。
(朝日に照らされて亀岡駅出発) (保津橋を渡る) (保津町の集落を進む)
(明智越登り口) (垣間見える亀岡市街) (なだらかな遊歩道を行く)
(雑木林の水平道を進む) (紅葉は殆んど散った後) (明神峠分岐、右は水尾)
(稜線の展望鉄塔T)
(ウバメガシのトンネルを行く)
(見晴し尾根を行く)
樹林に入った稜線をしばらく進むと、尾根最高点にNTT西の中継局太陽電池が陽を浴びていた。植林帯尾根をしばらく下ると明神峠ゲートで府道出合だ。水尾方面へちょっと下ると、猪ヶ谷の橋があって、そのすぐ先が岩ヶ谷だ。岩ヶ谷手前の鎖のかかった林道に入り、すぐ先で右に分かれた山道に入ると、尾根裾をトラバースして猪ヶ谷に沿って山道が続いている。これ以降は沢に沿ってどこまでも登ればよい。崩れかけた橋を渡って荒れた沢沿いに登るが、所々に石積みの道が残っているところを見ると以前は頻繁に使われた道のようだ。1時間ほど登ると、黒瓦の破片のような瓦礫の堆積した河原が現れる。以前、嵯峨硯(さがすずり)として売られていた硯石の採石場らしい。歩き難いガレ場を過ぎると、石垣の道もある沢沿いの道を進み、沢源頭に台杉が現れるとジープ道はすぐだ。
(展望鉄塔Uから東の愛宕山方面を望む)
(NTT西の中継局太陽電池)
(稜線を徐々に下る)
(明神峠ゲート)
(県道を水尾方面へ下る)
(岩ヶ谷出合から林道へ)
(植林帯の道を登る)
(崩落寸前の橋を渡る)
(谷沿いの古道?を行く) (所々沢歩きもある)
(歩き難い瓦礫の河原を行く)
(石垣のある古道?を行く) (台杉の先がジープ道)
台杉のそばを進むと、ジープ道から地蔵岳へ分岐する地点へ飛び出す。ジープ道を少し進み、竜ヶ岳方面へ分岐する。高低差の少ない枯葉絨毯の道を30分ほど進むと竜ヶ岳山頂だ。折から今秋一番の寒気が入り、山頂付近は強風とともに雪時雨につつまれ、冬装備を怠っていたので震え上がってしまった。山頂から急坂を下り、芦見(あしみ)谷出合から竜の小屋前を通り、芦見川源流を散歩、山頂から続く登山道に合流して首無(くびなし)地蔵へでた。ここから疲れる林道歩きをへて約1時間で紅葉狩りで賑わう神護寺だ。例年のように真っ赤にならずくすんだ色合いのまま散り始めるものが多くちょっとがっかりだ。大勢の観光客の中、場違いの登山姿で満員の市バスに揺られて高雄を後にした。
きょうは、比良山や伊吹山など近畿の山々でも初冠雪の寒い一日だった。明神峠へ向かう展望の尾根道、しんどい猪ヶ谷などを初めて通ったが、猪ヶ谷の古道?の沢沿いの道や硯石の採石場跡などが興味深かった。
(ジープ道から竜ヶ岳へ分岐) (枯葉絨毯の道を行く)
(竜ヶ岳山頂)
(雪時雨で霞む愛宕山頂)
(山頂から急坂を下る) (芦見谷出合)
(芦見川源流を散歩)
(首無地蔵)
(林道をたんたんと歩く)
(なだらか道を神護寺へ)
(なだらか道を神護寺へ)
(賑わう神護寺境内)
★道で出会った花(花はなし)