六甲山(931.3m)


★ひとこと   「座頭谷から山頂経由、東お多福山、荒地山を経て芦屋川へ」

城山のベンチから夕映えの芦屋市街を望む

★行った日   2011年11月26日(土)  晴  単独
 
★コース

JR高槻駅7:15(JR)=8:01JR宝塚駅8:20(阪急バス)=座頭谷バス停8:36→棚越登り口9:27→車道出合9:47→10:26縦走路出合10:38→船坂峠10:51→カエル岩11:12→DW出合11:36→石宝殿下11:41→一軒茶屋11:54→12:01(931.3m)六甲山12:18→石宝殿12:35→(836m)蛇谷北山12:51→土樋割峠13:09→(697m)東お多福山13:20→13:29昼寝13:50→雨ヶ峠13:58→荒地山分岐14:23→(549m)荒地山14:41→15:29(263m)鷹尾山15:36→16:05阪急芦屋川駅16:07=阪急十三駅

 きょうは帰途、十三で飲み会があるので手軽に行ける六甲山だ。座頭谷(ざとうたに)から山頂経由、東お多福山、荒地山(あれちやま)を経て芦屋へ下る計画だ。晴れの日曜日のせいか、登山姿の乗客でほぼ満員のバスで宝塚を出発、10数人の登山者とともに座頭谷バス停で下車、僕以外は装備をジャラジャラ言わせながら蓬莱峡へ(ほうらいきょう)下って行った。
 枝尾根越しに蓬莱峡の針峰を眺めながら座頭谷の右岸をさかのぼる。藪っぽい所もあって踏み跡が何本もあるが赤テープを拾っていけば迷うことはない。常に堰堤の右岸側を越えて、最後の河原を進むと「棚越(たなごえ)」の表示があって山道に入る。15分ほど急坂の山道を登り続けるとみつばちハニー農園があり、車道出合だ。車道の10メートル位下方から遊歩道に入り、雑木林を進み、右下から来た道と合わせて道なりに進むと縦走路出合だ。船坂(ふなさか)峠を過ぎてアップダウンを繰り返しながら高度を上げ、縦走路を1時間も進むとドライブウエイ出合だ。車道トンネルを越え、縦走路をしばらく行くと大勢の登山者が憩っている一軒茶屋だ。少し上の大賑わいの六甲山三角点を通過し、すぐ下の藪で昼食だ。ここはまだ笹の侵食はそれほどでもなくススキの穂が揺れていた。陽光は暖かいが、透明度が悪く展望は全くダメだ。

  (座頭谷入口から上流を望む)  (座頭谷の行き止まり付近)      (棚越登り口)

      (車道出合)           (雑木林を登る)        (縦走路出合付近)

   (笹が繁茂する縦走路)     (ドライブウエイ出合)      (賑わう一軒茶屋付近)

     (六甲山三角点)       (ススキ健在の山頂付近)        (石宝殿入口)


 縦走路を元へ戻り、石宝殿(せきほうでん)から南へ稜線を下り、蛇谷北山を経て下ると土樋割峠(どびわりとうげ)だ。十字路の峠を直進、稜線を登りきると笹原の東お多福山だ。以前はススキの原っぱだったが、今は見渡す限り笹原だ。掲示によればススキ原復元の再生作業が行われているようだ。時間的に少し早過ぎるので暖かい陽の光を浴びて笹原でしばし昼寝だ。明るい笹原の稜線を下ると、きょうはいなかったが、いつも猪によく会う雨ヶ峠(あまがとうげ)だ。ゴルフ場横の松林を下り、湿地帯の辺りから表示に従って荒地山に向かった。巨石が横たわる道を進み、荒地山ピークを過ぎると、本日のメインイベントの岩梯子(いわばしご)だ。巨石の積み重なった急斜面を、眼下に阪神間の市街を眺めながら下る。横の一枚岩では若者がロッククライミングの練習中だ。巨石の隙間のルートは色々あり、降りやすそうな所を下りていると、登ってくる男性2人連れの外人さんと鉢合わせ、お互いニヤッと笑ってGoogLuckなんて場面もあった。展望のよい鉄塔を過ぎると休憩ベンチもある鷹尾山だ。風情のある暮れなずむ六甲アイランド方面が望めた。この先の城山の休憩ベンチからも芦屋方面の夕景色が素晴らしかった。予定通りの時刻に芦屋川駅に着き、十三に向かった。
 展望はいまいちだったが一日中晴れの暖かい日和に恵まれ、晩秋の六甲山を楽しむことができた。都会近くの山だけあって沢山の人々と会い、いまさらながら、山ガールを初めとして熟年も含めて登山ブームを実感した。荒涼とした座頭谷、明るい笹原の東お多福山、スリル満点の荒地山の岩梯子など楽しい山歩きだった。

  (蛇谷北山へ稜線を下る)  (土樋割峠から東お多福山へ)      (東お多福山)

 (ススキから笹原へ植生変化)   (ゴルフ場横の松林を下る)   (巨石の道を荒地山へ)

     (荒地山頂上)        (岩梯子からの展望)       (スリル満点の岩梯子)

 (ロッククライミングのメッカ)     (岩梯子を振り返る)       (鷹尾山の休憩ベンチ)

            (城山の休憩ベンチから夕日に映える芦屋浜方面を望む)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       六甲・麻耶・有馬
・2万5千分の1地形図  宝塚、西宮

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