天ヶ岳(788m)翠黛山(577m)瓢箪崩山(532.4m)


★ひとこと   「鞍馬から日だまりハイクで天ヶ岳、瓢箪崩山を経て八瀬へ」

初冬の鞍馬寺

★行った日   2011年12月14日(水)  晴  単独
 
★コース

阪急高槻駅6:51(阪急)=祇園四条7:29(京阪)=出町柳7:54(叡電)=鞍馬駅8:26→薬王坂8:48→9:33P525三角点9:40→静原分岐9:45→三又岳10:03→10:48(788m)天ヶ岳11:00→百井峠分岐11:07→石楠花尾根分岐11:31→岩尾谷分岐11:44→寂光院分岐12:00→(577m)翠黛山12:20→12:40金毘羅宮12:52→ロックガーデン13:01→江文峠13:29→箕裏ヶ岳分岐13:53→寒谷峠14:21→14:30(532.4m)瓢箪崩山14:40→岩倉(林道)分岐14:49→三宅八幡分岐15:36→崇道神社15:44→15:48上橋バス停15:56(京都バス)=河原町16:48(阪急)=阪急高槻駅17:12

 暖かい晴れの予報に誘われて京都北山の稜線歩きだ。鞍馬の薬王坂(やくおうざか)から天ヶ岳(あまがだけ)を経て南下、翠黛山(すいたいざん)、江文峠(えぶみとうげ)、瓢箪崩山(ひょうたんくずれやま)を経て八瀬(やせ)へ下るつもりだ。一団の幼稚園生の乗った賑やかな叡電で無人駅となった鞍馬へ到着、すぐに出発だ。
 鞍馬寺山門前を北上、道標に従って右折して薬王坂を上る。坂の途中から丸太階段の新しい道に入り、薬王坂に戻らずにそのまま斜面を登り続けると、天ヶ岳に向かう稜線の道に出合う。木漏れ日を浴びながら植林帯と自然林が交互に現れるなだらかな尾根道を1時間ほど進むと林間の三角点だ。すぐ先で静原(しずはら)を右に分け、しばらく杉林を通ってから美しい2次林を1時間ばかり進むと天ヶ岳だ。視界はなく、大原の里十名山の表示がある。僅かに残雪のある杉林を抜け、百井(ももい)峠を左に分けると気持ちのよいなだらかなトラバース道だ。雑木の間から蓬莱山(ほうらいさん)を垣間見ながら水平道を少し進むと、今日のコース唯一の岩稜帯の急坂下りだ。天ヶ岳から約30分でシャクナゲ尾根経由小出石(こでいし)を左に分け、次に岩尾谷経由小出石を左に分け、焼杉山(やけすぎやま)の山腹をしばらく南下する。箕裏ヶ岳(みのうらがだけ)を右前方に見ながらネットに沿って進むと寂光院分岐だ。

      (薬王坂登り口)      (薬王坂の遊歩道を登る)   (薬王坂から天ヶ岳へ向かう)

     (P525三角点)       (道標林立の静原分岐)      (アセビの林を行く)

    (天ヶ岳山頂広場)   (百井峠分岐から続くなだらか道)  (東北に見える蓬莱山)

   (岩稜帯の稜線を下る)      (日だまりの道を行く)      (墨絵のような箕裏ヶ岳)

  (ネット横をなだらかに下る)       (寂光院分岐)            (翠黛山)

 平家物語にも顔を出す林間の丘のような翠黛山を通り、岩稜の金毘羅山に寄らず縦走路横の金毘羅宮で大原の里や比叡山を眺めながら一服だ。クライマーが練習中のロッククライミングゲレンデに立ち寄ってから椿のトンネルを下ると江文峠だ。峠から尾根端の急坂を登るとなだらかな自然林の稜線が続く。箕裏ヶ岳を右に分け、しばらく進むと寒谷峠だ。ここで大原の戸寺へ下る道を左、岩倉の長谷への道を右に分けて、直進は巻道の花園町だが表示に従って大岩の稜線を上ると、瓢箪崩山だ。変な山名は山の形が横たわった瓢箪の形に似ているからだそうだ。山頂の北の切り開きから蓬莱山が、南には四明岳(しめがだけ)が望める。山頂から南へしばらく進むと右前方が明るく開け、美しい広々とした広葉樹の疎林帯尾根道が現れる。やがて、立ち入り禁止の表示が煩いほど現れる松茸山と思われる尾根道だ。直進すると花園町回りとなるので、途中の赤布表示に従って東へ急坂を下ると小野毛人(えみし)の墓を経て崇道(すどう)神社へ下ることができた。すぐ前に上橋(かんばし)バス停があり、まもなくやってきたバスで四条河原町を経て順調に帰阪した。
 きょうは一日中暖かい日ざしに恵まれ、北山の木漏れ日ハイクを楽しむことができた。このコースは殆ど平坦な歩き易い道が続き、積雪期でも十分歩ける道だ。

 (金毘羅山の岩稜帯を行く)  (岩登りゲレンデから大原の里)   (椿のトンネルを下る)

      (江文峠)            (十字路の寒谷峠)          (瓢箪崩山)

(瓢箪崩山から四明岳(比叡山))  (明るい展望尾根を進む)     (なだらかに尾根を下る)

(三宅八幡分岐から急坂を下る)   (小野毛人墓横を下る)      (崇道神社へ下る)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図
(1)鞍馬〜江文峠                            (2)江文峠〜八瀬

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       京都北山
・2万5千分の1地形図  大原、京都東北部

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