大岩ヶ岳(384.3m)
★ひとこと 「千刈ダムから大岩岳を経て福知山線廃線跡で生瀬へ」
武庫川と川下川合流点からJR線と新名神工事現場
★行った日 2011年12月23日(金祝) 晴時々曇 単独
★コース
JR高槻駅7:15(JR)=8:33道場駅8:42→千刈ダム堰堤9:10→10:17(384.3m)大岩ヶ岳10:33→境野分岐11:23→湿原周回コース分岐11:30→湿原周回コース合流11:40→11:45岩稜11:52→川下川出合12:00→川下川ダム堰堤12:21→歩道始点12:28→廃線跡始点12:50→武田尾駅13:11→13:31桜の園公園13:45→廃線跡終点14:34→14:54生瀬駅15:07(JR)=高槻駅16:03
寒波襲来なので雪の降らない北摂の低山だ。武庫川上流の道場(どうじょう)駅から大岩ヶ岳(おおいわがだけ)付近を経て福知山線廃線跡をたどって生瀬(なまぜ)駅へ向かう計画だ。現在の福知山線は生瀬駅を出るとトンネルの連続区間となり三田の平地に出ると道場駅だ。
道場駅から踏切を渡って武庫川(むこがわ)に沿って車道を進む。住宅地を抜け、武庫川支流の波豆川(はづがわ)右岸沿いに進むと車道終点の千刈(せんがり)貯水場前の広場だ。広場右の小道に入り金網に沿って右岸を進み、巨大な千刈ダム堰堤の手前の橋を渡って左岸を少し戻る。花見シーズンには貯水場が開放されるので途中にはトイレもある。表示もなくわかり難いが金網に沿って細い隙間を登ると谷筋となり山道も現れる。しばしば小道が別れているが稜線をたどる。時々樹間から千刈ダムの湖面を眺めながら景色のよい稜線を進み、にせピークにがっかりしながら最後に大岩をよじ登ると大岩ヶ岳山頂だ。山頂からは殆ど360度の絶景だが、北摂の近くの山々は望めたが遠くは雪雲がかかって駄目だった。山頂から南へ下って、大きな一枚岩の横を下り、大岩ヶ岳からの旧道を合せて谷筋をさらに下り、東山橋(波豆川と武庫川の合流点近くの橋)を右に分けて丸山湿原方向へ進む。ちょっと道迷いをしながら丸山手前で境野(さかいの)を左に分け、右の谷筋を進むと丸山湿原だ。現在復元中で湿原に入ることはできない。
(JR道場駅を出発) (千刈ダムへ武庫川沿いを進む) (千刈貯水場右へ入る)
(千刈ダム堰堤) (堰堤下から金網に沿って登る) (沢沿いに進む)
(自然林の稜線を行く) (垣間見える千刈ダム) (登ってきた僚船を振り返る)
(大岩ヶ岳三角点)
(山頂から羽束山と大船山)
(山頂から三田市街)
(大岩ヶ岳から360度の大展望)
(一枚岩の横を下る) (谷筋を下る)
(道を間違った美しい稜線)
(境野分岐)
(丸山湿地帯へ向かう) (立ち入り禁止の丸山湿地帯)
湿原には西回りと東回りの周回コースがあるが、今回は尾根筋を通る西回りを通った。東回りと合流後、本コース唯一の急峻な岩稜を下ってしばらく進むと、川下川(かわしもがわ)沿いの車道出合だ。ダム堰堤付近で新名神の巨大な橋脚工事を眺めながら川下川ダムの右岸に沿って車道を進む。堰堤から車道を下り、福知山線の上を通って武庫川左岸に至り、工事用歩道を下流方向へ進む。やがて歩道はなくなり左岸の河原を飛び石伝いに進み、本日最初で最後の危険地帯の大岩のヘツリだ。渇水なので大岩の下部を通過できたが、水位が高いと大岩を越えるのが難儀だ。すぐ先で左岸を少し上がると踏み跡が現れ格段に歩き易くなる。やがて廃線跡が現れテクテク歩くだけだ。多分、右岸から今はない鉄橋があって、左岸に突然廃線跡が現れたようだ。やがて対岸(右岸)にホテル群が現れ、その少し先が武田尾(たけだお)駅だ。桜の園公園を通り、ヘッデンの必要な暗闇のトンネルを通り、鉄橋を渡って武庫川渓谷を左下に眺めながら進むと廃線跡も終わり、R176沿いに歩くと生瀬駅だ。
千刈ダムを眺めながらたどる日本庭園のような尾根道や大岩ヶ岳からの大展望が素晴らしく、シーズンには丸山湿地帯の草花も期待できそうだ。少し危険な所もあるが、武庫川渓谷の廃線跡歩きも捨てたものではない。ただ、大岩ヶ岳から丸山にかけて枝道が多く迷うことも予定に入れて余裕を持った計画が望ましい。
(周回コース合流点)
(急峻な岩稜を下る)
(川下川ダム右岸を進む)
(工事中の新名神の橋脚) (JR福知山線の上を通る)
(武庫川沿いの歩道を進む)
(河原を飛び石伝いに進む)
(唯一の難所、大岩越え)
(廃線跡歩きが始まる)
(武田尾駅の下を進む)
(枕木の残る廃線跡を進む)
(桜の園公園)
(ヘッデン点けてトンネル歩き) (鉄橋を渡る)
(百畳岩付近の武庫川渓谷)
(中国道が見えると終点が近い)
(廃線跡終点)
(中国道の下を生瀬駅へ)
★道で出会った花(花はなし)
★ルート断面図
★地 図
(1)道場駅〜桜の園公園
(2)桜の園公園〜生瀬駅
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 北摂・京都西山
・2万5千分の1地形図 武田尾、宝塚l
Homeへ