ダイヤモンドトレール-紀泉山脈 6(山中渓〜孝子)

雲山峰(490.0m)大福山(427m)俎石山(420.0m)
札立山(439.3m)和泉飯盛山(384.5m)

 

★ひとこと   「山中渓から広葉常緑樹の平坦な尾根道で孝子へ」

俎石山展望台から泉南方面を望む


★行った日   2012年2月16日(木) 曇後晴  単独

★コース

JR高槻駅6:38(JR)=8:17山中渓駅8:25→9:02第1展望台9:10→(363.6m)四ノ谷山9:24→10:29(490.0m)雲山峰10:40→展望広場10:58→井関峠11:24→東峰11:38→11:41籤法ヶ岳11:52→(427m)大福山12:06→12:20(420.0m)俎石山12:26→大福山12:38→奥辺峠13:01→鳴滝峠13:29→13:43(439.3m)札立山13:55→孝子分岐14:32→14:42(384.5m)和泉飯盛山14:50→孝子分岐14:56→林道出合15:21→反射板15:33→(285m)高野山→孝子観音15:55→16:10孝子駅16:25(南海)=17:26新今宮17:35(JR)=高槻駅18:15

 冬型気圧配置となり関西中部以北は天気が悪そうなので紀泉高原の稜線歩きだ。きょうはダイヤモンドトレール-和泉山脈の6回目として、山中渓(やまなかだに)から雲山峰(うんざんぽう)、俎石山(まないたいしやま)、和泉飯盛山を経て孝子(きょうし)へ下る計画だ。曇り空の山中渓駅へ降りたのは僕1人だ。
  府道を和歌山方面へ進み、銀の鈴ハイキングコースの表示通りに右左折を繰り返して高速道路の高架下を過ぎると山道に入る。羊歯の茂る樹林帯を登ると第1展望台の表示があって少し右へ入ると、泉南の絶景ポイントだが生憎の空模様のため関空がようよう望める程度だ。照葉樹林帯の稜線をなだらかに上り、あまり上手でないウグイスを聞きながら樹林の中の四ノ谷山(しのたにやま)に立ち寄ってから、展望の良い小松が点在する露岩の尾根、美しいクヌギ林、などアップダウンしながら典型的な里山らしい尾根道を進む。鉄塔を過ぎると出発して約2時間で雲山峰だ。祠の祀られた山頂の三角点広場は見晴は良くない。ここで登山道のゴミを拾いながら六十谷(むそた)から来られた登山者と雑談、お蔭で塵の落ちていない山歩きができるのを感謝!。雲山峰からなだらかに下ると地蔵山の展望広場だ。広場の芝生からは和歌山初め紀ノ川沿いの街が綺麗だ。地蔵山から稜線を下ると左は六十谷、右は鳥取池に下る十字路の井関峠(いぜきとうげ)だ。井関峠から稜線を上ると籤法ヶ岳(せんぽうがだけ)東峰の隣が西峰だ。ベンチもある西峰の展望がよく、和歌山方面が望める。さらに、アップダウンしながら稜線を登ると沢山の祠が祀られている大福山(だいふくやま)頂上だ。頂上の樹木の間から多奈川(たながわ)発電所が望めるが、少し下の展望所からは和歌山方面の視界が広がっている。

(山中渓駅で降りたのは僕1人)(銀の鈴ハイキングコースを行く)  (羊歯の茂る樹林を登る) 

  (第1展望台から関空方面)  (広葉常緑樹の尾根道を行く)    (四ノ谷山へ立ち寄る)

 (好展望の露岩の尾根道もある)    (クヌギ林を行く)       (展望の良い露岩帯)

  (祠のある雲山峰三角点)    (なだらかな尾根道を下る)    (地蔵山の展望広場)

               (展望広場から和歌山方面を望む)

    (大木の樹林を行く)       (十字路の井関峠)        (平坦な松林を行く)

   (見晴の良い籤法ヶ岳西峰) (沢山の祠が祭られた大福山) (大福山から多奈川発電所)

  大福山から時折木の間から姿を見せる雲山峰を右に眺めながら雑木林の吊尾根を15分ほど進むと俎石山だ。三角点は樹林の中だがちょっと北へ行くと大阪湾の青さが目にしみる素晴らしい北展望台だ。大福山まで戻り、稜線を南下する。奥辺峠(おくへとうげ)で六十谷を左に分けて直進、稜線が南から西へ直角に曲がる休憩ベンチもあるピークを過ぎて尾根を西進する。ヤマザクラの大木の横を通り、鳴滝峠で淡輪(たんのわ)駅を右に分け、ツル植物のような小木常緑樹の林を抜けて少し進むと札立山(ふだたてやま)だ。木の間から和歌山方面が望めるがあまり見晴しは良くない。ここで鳴滝不動(なるたきふどう)を左に分け、和泉飯盛山へ向かって稜線をなだらかに下る。少し薮っぽいところもある稜線を進み、昼なお暗い手入れの行届かない密生した杉林を抜け、照葉樹林帯を進むと孝子分岐だ。片道10分で行けるので大展望の和泉飯盛山へピストン、山頂からは和歌山〜大阪湾の大展望が素晴らしい。また、次の機会に歩く予定の四国山(しこくやま)や高森山(たかもりやま)も望めた。孝子分岐まで戻り、アップダウンしながら稜線を下って林道に合流し、林道終点の反射板まで林道を進む。反射板から山道に入り、雑木林の尾根道を一旦下ってから上り返し、小さな高野山(たかのやま)の標識を過ぎると照葉樹林帯の下り坂が続く。突然、孝子観音の本堂の裏に飛び出し、長い石段の参道を延々と下ると上孝子だ。孝子の田園を歩き、踏切を越えると孝子駅はすぐだ。乗降客は僕1人の孝子駅に間もなくやってきた南海で順調に帰阪した。
 標高300〜400メートルのなだらかな地形の稜線歩きなので距離があるけれども歩き易いコースだ。至る所にあるササユリ保護の表示からここはシーズンには美しい花が見られるようだ。南国らしい照葉樹林帯も多く、展望ポイントも散在する美しい山域だ。エスケープルートも沢山あるので便利だ。関西の中部以北は雪に閉ざされているこの季節、この地域で小鳥のさえずりを聞きながら散策するのもおつなものだ。

 (吊尾根を俎石山へたどる)   (視界のない俎石山三角点)      (祠のある奥辺峠)

               (俎石山北展望台から大阪湾の展望)

   (稜線屈曲点の展望所)       (札立山三角点)      (札立山から大石ヶ峰方面)

 (手入れの悪い真っ暗な杉林)   (大展望の和泉飯盛山)      (孝子分岐まで戻る)

               (和泉飯盛山から和歌山〜大阪湾の大展望)

     (雑木林を下る)         (林道を進む)        (反射板から山道を下る)

  (足元に表示がある高野山) (孝子観音の長い石段を下る)     (やっと孝子駅到着)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図
(1)山中渓〜俎石山

(2)俎石山〜孝子

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       金剛・葛城・紀泉高原
・2万5千分の1地形図  岩出(いわで)、淡輪(たんのわ)

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