蓬莱山(1174.2m)権現山(996m)霊仙山(750.5m)
★ひとこと 「栗原から権現山を経てスノーシューで展望稜線を蓬莱山」
ホッケ山付近から蓬莱山を望む
★行った日 2012年3月7日(水) 曇 単独
★コース
高槻5:52(名神、湖西道路)=和邇IC(地方道)=7:05栗原登山口7:24→林道登り口7:37→8:22ズコノバン8:32→9:21(996m)権現山9:36→ホッケ山10:29→11:06小女郎ヶ池11:21→12:06(1174.2m)蓬莱山12:24→小女郎峠12:54→ホッケ山13:22→13:53権現山14:07→ズコノバン14:31→14:57(750.5m)霊仙山15:01→電波塔前15:25→15:32栗原登山口15:41(地方道)=和邇IC(湖西道路、名神)=高槻17:06
先月は豪雪のため登山口まで車が入らず武奈ヶ岳へ行き先変更したが、数日雨が降り続いて積雪も減ったと思われたので栗原(くりはら)から蓬莱山(ほうらいさん)へ行ける所まで行ってピストンするつもりだ。予想通り、和邇(わに)ICから栗原の集落を通って登山口まで路面に雪はなく、順調に電波塔巡視路分岐点に着き、登山口付近に路駐だ。
所々残雪のある林道をしばらく進み、「権現山(ごんげんやま)・打見山(うちみやま)」の角柱の所から山道に入る。石ころ道が過ぎると杉植林帯のV溝道が続き、道がなだらかになって落葉広葉樹林が現れると霊仙山(りょうぜんさん)から来た道との合流点でもある平地のズコノバンだ。段丘状の広葉樹林が2、3回続くと急坂が現れ、フーフー云いながら登りつめ、平(だいら)からの尾根道と合流すると権現山頂上だ。ここまで積雪が少なくアイゼンなしで登れたが、稜線は雪が深そうだ。山頂で雪塊を積み上げてテント設営中の単独行男性と歓談、ずいぶん山なれた方のようだ。ここからは壺足では膝上まで沈む所もあるのでスノーシュー装着だ。なだらかな起伏の稜線が続き、どこでも適当に進めるので雪原歩きが快適だ。この尾根筋にはシロヤシオやサラサドウダンなどのツツジ科の小灌木が密生していた記憶があるが、今は足の下だと思うと不思議な気分だ。稜線を過ぎて広い雪原をなだらかに登りきると地肌の露出したホッケ山頂上だ。目的地の蓬莱山はまだ遥か彼方に霞んでいる。山頂から狭い稜線をたどり、小女郎峠(こじょろうとうげ)の手前から小女郎ヶ池(こじょろうがいけ)へ向かって斜面を下ると、平らな雪原が現れる。表示がないと小女郎ヶ池とは気付かないところだ。
(栗原の権現山登山口)
(林道を進む) (林道登り口)
(杉植林帯を登る) (雑木林のV溝を登る) (歩き易いユリ道を行く)
(落葉広葉樹の平地がズコノバン)
(歩き易い尾根道を行く) (急坂の尾根を登る)
(平から合流点の権現山) (琵琶湖は霞んで殆んど見えない)
(これから向かうホッケ山)
(雪庇の稜線を行く) (もうすぐホッケ山)
(地肌の出たホッケ山頂上)
(蓬莱山へ向かって稜線を行く)
(雪原を小女郎ヶ池へ向かう) (雪に埋もれた小女郎ヶ池)
小女郎ヶ池から小女郎峠には戻らず、雪原から木の上半身が点々と出ている斜面をなだらかに登てから稜線の道に合流する。最後の蓬莱山頂上への上りでは、登山道の縁の溝が雪に覆われて隠れており、ここへスノーシューが落ち込むと抜き差しならなくなり往生した。スノーシューといえども雪原下を注意深く推察しながら歩くべきだ。無風の山頂では多くのスノーボーダー達が滑りを楽しんでいたが、見晴しは悪く打見山は見えるが武奈ヶ岳は霞の彼方だ。景色を楽しむこともなく、早々に山頂を後にし、夏道に沿って小女郎峠、ホッケ山、権現山と稜線をたどり、ここからスノーシューを外して急坂を下った。ズコノバンから往路と別れて稜線をそのまま直進、鞍部を過ぎてちょっと急登すると霊仙山三角点だ。山頂の東側が少し開いているが殆んど視界はない。山頂から西側が杉林で東側が自然林の急な尾根をどこまでも下ると電波塔前の巡視路に飛び出す。しばらく巡視路を下ると路駐場所の林道出合だ。
きょうは天気予報とは裏腹に見晴しの悪い曇り空だったが、風もなく暖かかったので快適に稜線を雪上漫歩できた。幸運にも登山口から権現山までアイゼンなしでも登れたので、スノーシューにてなだらかな稜線を蓬莱山までピストンできた。下からラッセルが必要なら僕の体力では到底無理だ。
(適当に歩いて稜線へ戻る) (稜線を蓬莱山へ向かう)
(もう直ぐ蓬莱山頂上)
(蓬莱山頂上)
(ビワコバレースキー場) (山頂からホッケ山へ戻る)
(雪の消えた小女郎峠)
(雪原をホッケ山へ戻る) (もう直ぐホッケ山)
(ホッケ山から蓬莱山を振り返る)(ホッケ山から権現山へ向かう)
(樹林帯尾根を権現山へ)
(権現山から霊仙山へ下る)
(ズコノバンから霊仙山へ向かう)(鞍部付近の落葉広葉樹の森)
(雪に埋もれた霊仙山三角点) (急坂の尾根を下る)
(電波塔前へ戻る)
★道で出会った花(花はなし)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 比良山系・武奈ヶ岳
・2万5千分の1地形図 比良山、花背
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