長老ヶ岳(916.9m)

 

★ひとこと   「仏主から山頂を経てスノーシューで稜線を森林公園へ」

長老ヶ岳頂上から青葉山(左)を望む


★行った日   2012年3月21日(水) 晴一時曇 単独

★コース

 高槻6:00(府道46、府道6、R9、R27、府道12、府道51)=7:50森林公園分岐8:09→東屋8:52→9:20東屋9:30→10:06仏主峠10:14→10:39(916.9m)長老ヶ岳10:54→東屋11:38→11:55東屋12:10→森林公園事務所12:27→12:52森林公園分岐13:00(府道51、府道12、R27、R9、R173、府道731、R372、府道407、府道46)=高槻15:25

 京都府北部の丹波高地に位置する長老ヶ岳(ちょうろうがだけ)は山頂からの展望も良く、仏主(ほどず)側に森林公園もあって、新緑や紅葉の季節には家族連れで賑わう山だ。冬季は積雪が多く冬装備が必要だが3月に入ると典型的な春山となり多くの人に親しまれている。舞鶴へ向かうR27の和知(わち)から仏主に向かうと府道終点が目的地だ。仏主のバス停から林道を少し進むと数台分のスペースのある浄水施設前が森林公園分岐だ。森林公園に駐車場があるが今の季節は除雪してないので四駆でも無理だ。
 七色の木と言われる6種類の木が寄生したカツラの巨木のある権現谷を左に見て近畿自然歩道の林道を進む。ゲートを越えて進むにつれて残雪が多くなり、ゲートから30分も歩くと残雪に埋め尽くされた東屋だ。ここから南へ長老ヶ岳直登ルートの谷道がある筈だが残雪に覆われている。さらに30分ほど明るい樹林帯の谷沿いの雪道の林道を進むと真っ白なキャンプ場広場だ。ここからくねくね曲がった残雪の林道で稜線まで上ると仏主峠だ。峠までアイゼンも履かず壺足で来たが、時々膝位まで沈み込むのでここからスノーシューだ。仏主峠から山頂まで急坂の稜線をスノーシューで登るのがしんどいので、なだらかな林道で山頂下のアンテナ塔へ向かった。西北の若狭の山並みを眺めながらの疎林帯のなだらかなスノーシュー散歩はなかなか快適だ。アンテナ塔下の森林公園分岐点から落葉広葉樹林帯を、なだらかな雪面を選びながらちょっと登ると申し分のない眺望の山頂だ。頂上三角点広場からは360度の展望があり、西北には大江山、弥仙山、青葉山、東には愛宕山、蓬莱山などが望めた。

 (権現谷分岐から林道を進む)   (ゲートを過ぎて進む)     (林道そばのかつらの大木)

 (残雪が深くなる林道を進む)     (東屋付近を行く)      (明るい樹林帯を進む)

 (東屋のあるキャンプ場広場)    (縞模様の林道を進む)     (仏主峠の東屋)

 (仏主峠から右の林道を進む)(アンテナ塔へ向かって林道を行く) (アンテナ塔のある広場)

                (長老ヶ岳山頂から若狭の山々を望む)

  山頂からアンテナ塔下へ戻り、上乙見(かみおとみ)を左に分けて森林公園へ尾根道を下る。この辺りは踏み跡が消え、目印もないので判り難いが、尾根筋から戻る方向へ右へ下ると杉植林帯を横切るトラバース道が現れる。あとはなだらかな尾根道がブナ、コナラの疎林帯を貫いている。尾根の先に東屋が建つ手前から右下へブナ尾根を下ると再び展望の良い東屋がある。この辺りから地肌が目立ってきたのでスノーシューをはずし、丸く根元の融けた春の装いの樹林帯を眺めながら森林公園を過ぎ、公園からどこまでも林道を下ると浄水施前の駐車場所だ。
 2、3週間遅すぎたきらいがあるが、仏主起点の近畿自然歩道で山頂を経て森林公園へ下る道は、スノーシュー初心者向きのなだらかルートだ。無理すれば壺足でも可能だがワカンかスノーシューがベターだ。無雪期だけでなく春山も楽しめる展望豊かな山だ。

  (頂上へ広葉樹林帯を登る)     (長老ヶ岳頂上)     (アンテナ下を森林公園へ下る)

    (稜線から右へ下る)         (植林帯を下る)      (落葉広葉樹林帯を下る)

   (東屋の手前を右へ下る)    (なだらかに尾根を下る)      (好展望の東屋)

   (樹林帯の春の装い)      (森林公園駐車場)    (左下に仏主集落を見ながら下る)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  和知(わち)

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