剣尾山(784m)横尾山(784.9m)高岳(720.8m)

 

★ひとこと   「梅雨の晴れ間に普通の道で剣尾山と近くの高岳へ」

行者山岩頭から高岳(右)を望む


★行った日   2012年6月18日(月) 曇 単独

★コース

 高槻6:09(府道1、府道109、R423、府道732、府道54、R173、林道)=7:22行者山登山口7:31→行者山7:48→六地蔵8:39→8:51(784m)剣尾山9:10→反射板9:38→(784.9m)横尾山9:45→10:07鉄塔10:13→稜線別れ10:22→林道出合10:37→10:48行者山登山口10:50(林道、R173、府道602、林道)=11:11林道駐車11:21→林道別れ11:48→稜線出合12:04→鉄塔12:10→12:15(720.8m)高岳12:31→稜線出合12:36→林道別れ12:45→13:01林道駐車13:05(林道、府道602、府道54、府道731、R372、府道407、府道46)=高槻14:35

 朝起きると晴天だったので梅雨の晴れ間に近場の散策で北摂の名山、懐かしい剣尾山(けんびさん)だ。大阪北部の能勢町にあり、巨岩の行場が点在する行者山とともに、山頂付近に月峯寺(げっぽうじ)跡が残る剣尾山は展望豊かな山だ。R173から玉泉寺(ぎょくせんじ)横の林道を進むと行者山登山口だ。
 林道わきの行者山登山口から杉林の中の丸太階段を、巨岩の行場を眺めながら上ると、巨岩の前にお堂の建つ行者山だ。道々、巨岩上から能勢の展望を楽しみながら登りつめると平坦な雑木林となり、やがて石仏の並ぶ六地蔵だ。すぐ先で野外活動センターからの道を合せ、伽藍跡が点在する月峯寺遺跡を過ぎると展望豊かな剣尾山頂上広場だ。大岩が点在する山頂からはきょうは梅雨空のため霞んでいるが、近場には北に深山(みやま)、東に半国山(はんこくやま)、西に大船山や大野山などが周りをとり巻いている。山頂から急坂を下り、立ち枯れの目立つ松林を登りかえすと反射板のあるピークだ。ここで左に折れ、リョウブ林を進むと横尾山三角点だが見晴しが悪いのでもう少し進むと、休憩適所の見晴しの良いピークだ。ピークからネットに沿って稜線を下り、巨岩点在の尾根を進むと鉄塔があり、西方の田園の向こうに高岳を主峰とする山稜が美しい所だ。しばらく尾根を進んでから標識に従って東側へ急坂を下り、沢を渡渉すると林道に飛び出す。林道をしばらく下ると行者山登山口だ。まだ早かったので、先ほど眺めた高岳に寄る事にしてR173を少し戻ってから県道を杉生(すぎお)へ向かった。

     (行者山登山口)         (丸太階段を上る)      (巨石行場が多く点在する)

      (行者山)           (平坦な尾根道を行く)        (六地蔵)

   (頂上付近は月峯寺跡)   (見晴しの良い剣尾山頂上広場)  (松林を横尾山へ向かう)

(反射板からるり渓方面を望む)    (雑木林を行く)         (横尾山三角点)

                (横尾山付近の稜線から西方を望む)

  (巨岩点在する尾根を行く)     (稜線別れから急坂を下る)      (急坂を下ると間もなく林道)

 しばらく県道を進むと鉄工所(大信鋼業)が左にあり、その手前を右折して林道に入る。舗装林道を少し進み適当な所に駐車して歩き始めた。林道を30分ほど行くと山裾を右へ迂回しているので、その手前の沢筋へ入り、踏み跡を北上して稜線を目指した。杉林を登りつめると稜線に達するとちゃんとした尾根道があり、崩れた丸太階段を上ると鉄塔だ。その少し先に高岳三角点があるが展望は全く駄目だ。ここで今日初めて近くの四等三角点へ薮コギしてこられた男性と歓談、このまま猪名川不動尊へ下る尾根道が好展望のルートだそうだ。残念ながら車に制約されてもとの道を下った。
 能勢のこの辺りは野外活動センターなどもあってレクリエーションセンターの趣があるが、往時の賑わいはなく寂れた感じだ。剣尾山は、巨石群や行場、寺院跡などもあって手軽に楽しめる好展望の山だ。

  (林道を駐車地点から北上)   (林道別れから山道へ)       (杉植林帯を登る)

     (稜線出合から西進)       (崩れた丸太階段を上る)        (樹林の中の高岳三角点)

★道で出会った花

    コアジサイ(剣尾山)       ニガナ(横尾山)         ガマズミ(横尾山)

    タニウツギ(横尾山)        モチツツジ(横尾山)     オオバライチゴ?(林道)

     ウツボグサ(林道)          ウツギ(林道)      ミツバツチグリ(林道)

★ルート断面図
(1)剣尾山

(2)高岳


★地  図
(1)剣尾山                 (2)高岳

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       北摂、京都西山
・2万5千分の1地形図  埴生(はぶ)、妙見山、福住、木津

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