半国山(774.2m)

 

★ひとこと   「秋晴れにひかれて丹波展望の山へ」

半国山頂上から愛宕山を望む


★行った日   2012年10月2日(火) 晴一時曇 単独

★コース

 高槻7:55(府道46、府道407、R372)=9:05宮川登山口9:16→金輪寺9:41→登山道出合10:15→10:48中野分岐10:54→千ヶ畑分岐11:18→11:32(774.2m)半国山11:49→赤熊分岐12:03→12:15鉄塔12:23→12:27音羽渓谷13:05→赤熊登山口13:22→宮川登山口13:50(R372、府道407、府道46)=高槻

 朝起きると快晴の秋晴れだ。急きょ、支度して近所の展望のいい所をめざして出発、結局、ポンポン山を素通りして丹波半国が見えるとこから名付けられた亀岡の半国山(はんごくさん)だ。
  宮川神社前に路駐し金輪寺(きんりんじ)参道を木漏れ日を受けながら登り始める。丹波栗の産地らしく道端の栗畑にはパンパンに栗のつまったイガが散らばり、秋真っ盛りだ。参道の近くの桧の幹が、最近の金輪寺改修に使われた檜皮(ひはだ)のため赤っぽい木肌となり、綺麗だ。金輪寺では、2年前に改修中だった新しい檜皮葺(ひはだぶき)の美しい本堂が日の光に映えていた。きょうは地図がなかったが、本堂の裏から神尾山城(かんのおさんじょう)跡を通って尾根伝いに登山道の尾根出合付近で合流するつもりだ。金輪寺から山道をたどると、尾根続きの南面には本丸、曲輪(くるわ)、石塁(せきるい)跡などが松林の中に散在している。この辺りで道はなくなり、尾根を適当に掻き分けて進み、ちょっと方向を誤ったりしながら、登山道に合流した。稜線のなだらかな登山道を進み、中野?から道を合わせてしばらく進むと、明るい高圧線の伐採地だ。ここで井出からの道を合わせてるり渓方向へ進み、半国山の表示通りに分岐すると申し分のない展望地、山頂だ。快晴の山頂からは東に武奈ヶ岳や蓬莱山がはっきり見え、西には大阪湾が輝いていた。
 山頂から雑木林の稜線を北へ下り、鞍部で赤熊(あかくま)を右に、るり渓を左に分けて直進、次のピークで巡視路で右へ下ると鉄塔だ。展望がないのでそのまま下り、鞍部で分岐した赤熊へ下る道と合流だ。しばらく沢のようになった道を下ると、音羽渓谷沿いの道だ。幾つかの滝を樹間から眺めながら下り、石ころ道に飽きた頃、赤熊登山口だ。山沿いに集落に沿って南下すると宮川登山口だ。
 半国山は宮川、千ヶ畑、るり渓、赤熊から登山道が通じ、山頂からの展望とあいまって四季折々の里山を安全に歩ける山だ。余談だが、登山口で出会った地元の人の話だが、松茸が今でも採れるそうだ。その人の話の通り、この山は赤松の多い山だが残念ながら素人には無理だ。

      (宮川登山口)      (宮川神社前から金輪寺参道へ)    (参道を登る)

   (改修成った金輪寺本堂)      (神尾山城跡へ)        (宮川登山道合流)

    (里山の稜線を行く)      (伐採された千ヶ畑分岐)       (半国山頂上)

          (半国山頂上から武奈ヶ岳方面、北〜東〜東南を望む)

          (半国山頂上から大阪湾方面、東南〜南〜西を望む)

   (山頂から赤熊分岐へ下る)   (沢のような道を下る)     (音羽渓谷に沿って下る)

        (音羽滝)            (扉を開閉して林道を下る)          (赤熊登山口)

★道で出会った花

       カタバミ (赤熊)            ツユクサ(赤熊)             ヒガンバナ (赤熊)

      クサノオウ?(宮川)          トウバナ (宮川)            ゲンノショウコ (宮川)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       北摂・京都西山
・2万5千分の1地形図  埴生(はぶ)

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