カヤマチ山(748.3m)水山(730m)

 

★ひとこと   「氷上の達身寺からトラブル続出のカヤマチ山と水山」

カヤマチ山付近から大江山方面を望む


★行った日   2012年10月20日(土) 晴時々曇 単独

★コース

高槻5:14(府道46、府道407、R372)=丹波笹山口IC(舞鶴若狭道、北近畿豊岡道)=氷上IC(県道78)=7:09達身寺7:18→高座石7:59→林道終点8:21→稜線出合9:05→9:19(748.3m)カヤマチ山9:28→10:32(701.2m)柱谷10:39→東北尾根迷い込み→11:06柱谷11:10→十九山11:23→(730m)水山11:51→水筒紛失して戻る→12:25柱谷12:32→十九山12:41→林道出合13:24→13:46達身寺13:24(県道78)=氷上IC(北近畿豊岡道、舞鶴若狭道)=丹波篠山口IC(R372、府道407、府道46)=高槻16:00

 五台山の西側に位置し、竜ヶ岳や篠ヶ峰と同じ山群の氷上(ひかみ)の山だ。北近畿豊岡道の氷上ICからすぐの白壁の美しい達身寺(たっしんじ)に駐車させていただく。達身寺は山号を十九山((じゅうくさん)と称し、丹波地方有数の古刹だ。達身寺から清住谷川沿いに進み、葛野(かどの)峠からカヤマチ山を経て十九山、水山(みずやま)、達身寺山経由清住(きよずみ)へ下山の計画だったが、途中トラブル続きで十九山から下山してしまった。
 朝靄にかすむ篠ヶ峰の山並みを眺めながら出発、ネット扉を開閉して林道を北上して植林帯に入る。林の中の寺の坊跡の石碑を見ながら進み、復路に通った林道を横谷で右に分け、直進すると饅頭を重ねたような碗貸し伝説のある高座石だ。更に直進すると草深い林道となり、出発して1時間余で林道は終わり小さな沢沿いに進む。ここで沢筋を間違えたらしく、葛野峠は西へ進むべき所を北へ進んでしまった。引き返すのも億劫なのでそのまま沢筋を登り、岩塊原から急坂の雑木林をひーひー云いながら登りつめると鞍部の稜線出合だ。ちょっと尾根道を左へ登るとカヤマチ山三角点だ。表示も何もない林間の小広場だ。山頂から鞍部へ戻ってさらに尾根伝いに登るとP726だ。ピーク近辺から東北の視界が開け、大江山初め丹波の山々が綺麗だ。

  (山陰の達身寺を出発)    (朝靄にかすむ篠ヶ峰方面)     (林道のネット扉)

   (林道わきの寺の坊跡)     (植林帯を林道が貫く)         (高座石)

      (林道終点)          (間違いの沢筋を登る)         (岩塊原を登る)

       (稜線出合)          (カヤマチ山三角点)    (典型的里山の尾根道を行く)


              (カヤマチ山付近から大江山方面を望む)

 少し色づき始めた木々の混じる稜線をしばらく進むと住谷三角点だ。ピークから東南尾根を下るべき所を倒木やシャクナゲ藪の東北尾根を下ってしまい、しばらく進んでからGPS確認で誤りに気付き、住谷に引き返した。不注意からくる道間違いを二度も続け、げんなりしながら十九山への稜線を下った。時折、姿を見せる竜ヶ岳や篠ヶ峰を眺めながら十九山を過ぎ、登り返すと林間の水山だ。ここは地形図に山名はなく三角点もない単なるピークだ。ここで水を飲もうとして水筒紛失に気付いたが、住谷での休憩時に落としてきたらしい。予備の水は別に持っていたがシャクなので探しに戻ることにし、30分余りかかって住谷のピークで無事発見した。トラブルが3度まで続いたのでやる気をなくし、十九山から下山だ。下山路の南尾根にはピンクリボンが続き、十九山古道の会の登山道表示まであった。尾根から谷筋の林道跡に合流し、そのまま下ると往路の林道に出合い、30分ほど林道を下ると達身寺到着だ。散策する人の多い満開のコスモス園の側を通り、氷上ICから高速に入り丹波篠山口ICから一般道だ。国道沿いに並んでいる黒豆の枝豆を買い、つまみながら飲むビールを夢見ながら帰阪した。
 早朝の朝靄に沈む氷上盆地や山頂付近から望む丹波の山々が素晴らしかった。計画の半分も歩けないトラブル続出だったが、ほっとするような初秋の木漏れ日の里山歩きだった。最後に、柔らかいとろけるような歯応えの黒豆と泡の組み合わせが最高だった。


       (P726)          (色づき始めた稜線)       (歩き易い稜線)

     (岩稜もある)       (何回も戻ってきた柱谷ピーク) (間違い尾根のシャクナゲ藪)

    (十九山ピーク)         (水山へ続く稜線出合)       (水山ピーク)

 (十九山から南尾根を下る)     (十九山登山道表示)        (林道跡出合)

     (沢筋を下る)       (「横谷」表示の林道出合)     (林道ネット扉へ帰着)


★道で出会った花

    イタドリ(林道)         イナカギク(林道)         アケボノソウ(林道)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)


(参考地図)
・2万5千分の1地形図  大名草(おなざ)

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