愛宕山(890.5m)竜ヶ岳(921m)朝日峯(688.3m)
★ひとこと 「明智越から猪ヶ谷道で竜ヶ岳へ、朝日峯を経て栂尾へ」
あと1週間で最盛期を迎える栂尾高山寺
★行った日 2012年11月8日(木) 晴時々曇 単独
★コース
JR高槻駅6:39=JR亀岡駅7:34→明智越登り口8:08→明神峠分岐8:58→9:01鉄塔9:11→明神峠ゲート9:51→猪ヶ谷口10:01→10:17休憩10:23→硯石河原11:06→11:33ジープ道出合11:40→12:09(921m)竜ヶ岳12:17→芦見谷出合12:33→愛宕道出合12:46→愛宕道分岐12:53→カヤノキ峠13:05→高雄分岐13:22→朝日峯登り口13:27→13:38(688.3m)朝日峯13:46→朝日峯登り口13:52→林道別れ14:10→14:43峰山分岐14:50→15:20栂尾15:43(JRバス)=四条大宮(阪急)=阪急高槻駅17:01
ぼつぼつ近場の紅葉の便りが届き始めたので京都近郊の紅葉状況の偵察だ。亀岡から明智越(あけちごえ)で明神峠(みょうじんとうげ)を経て猪ヶ谷(ししがたに?)道で愛宕山へ登り、竜ヶ岳経由林道をたどり、朝日峯に寄ってから栂尾(とがのお)へ下る計画だ。久しぶりの電車利用で車内外を見回しながら亀岡駅へ、きょうは丹波霧もなく、愛宕山を眺めながら出発だ。
河原に並んでいる保津峡下りの船を見下ろしながら桂川を渡り、保津(ほづ)の集落を進むと間もなく明智越の登り口だ。明智越は明智光秀が唐櫃越(からとごえ)、老ノ坂越(おいのさかごえ)とともに三面から本能寺に向かったが、保津から嵯峨へ抜ける南北朝時代からの道だ。なだらかな雑木林の丘陵地帯を尾根伝いに1時間ほど進むと明神峠分岐だ。直進は嵯峨へ向かうので左折して見晴しの良い尾根道に入るとすぐに鉄塔だ。鉄塔から南にちょっと霞んでいたが北摂の山々や京都市街が望めた。愛宕山を右手に眺めながら尾根を北上、水尾(みずお)から越畑(こしはた)へ向かう府道に明神峠で合流だ。水尾方向へ少し戻ってからカーブミラーの所の猪ヶ谷林道へ左折、少し道なりに登ると林道はなくなり荒れた沢沿いの山道を進む。間伐材が放置された荒れた急な猪ヶ谷の沢筋を登る。以前に見かけた古道は殆んど瓦礫で埋め尽くされている。猪ヶ谷出合から1時間ほど登ると黒い瓦状の石が散乱しているが、かつて嵯峨硯石として採掘されていた鉱山跡らしい。ずるずる滑って歩き難い黒石散乱の河原を過ぎ、杉林に入るとジープ道出合はすぐだ。表示に従って美しい雑木林の稜線を30分ばかり進むと竜ヶ岳頂上だ。東南の切り開きから愛宕山や京都市街、西には地蔵(じぞう)山が望めるがあまり展望の良いポイントではない。
(振り返りながら桂川を渡る) (明智越登り口)
(丘陵地帯の雑木林を行く)
(明神峠分岐、直進は水尾)(見晴しのよい鉄塔が休憩適所)
(愛宕山の稜線を正面に進む)
(猪ヶ谷登り口から林道へ) (荒れた猪ヶ谷を登る) (硯石原材料散乱の河原)
(部分的に残る猪ヶ谷古道) (ジープ道出合) (竜ヶ岳へ雑木林を行く)
山頂から急坂を下ると芦見(あしみ)谷出合だ。竜の小屋の前を通ると林道が始まり、首無(くびなし)地蔵を右に分け直進し、しばらく進むと愛宕道の林道出合だ。東に比叡山を望む開けた所を過ぎるとすぐに林間の道が続く。愛宕道を左に分け、カヤノ峠、高雄分岐の松尾峠を過ぎると朝日峯登り口だ。30分ほどで往復できるので立ち寄り、山頂からの展望を楽しむが、きょうは霞がかかり比叡山がようよう望める程度で京都市街はぼーっとしていた。朝日峯登り口から林道を道なりに進み、道端に松が数本あるカーブしている所から右の山道に入る。ほどなく先ほどの林道を横切って笹原の尾根へなだらかに登る。しばらく行くと踏み跡もなくなり、尾根なりに進むと右から山道が現れ、以降これを進む。確信はないが先ほどの林道からの続きの道らしい。樹林の尾根道を南下し、峰山の山腹を巻いて迂回し、南下を続ける。やがて、地形図の点線の道は尾根道だが、倒木で所々ふさがれた谷筋を下る。高山寺(こうざんじ)に近づくと谷筋は倒木で埋め尽くされ山側に迂回する所もある。やがて、ちらほらと観光客が訪れている高山寺の境内に入る。まだ青いもみじもあって1、2週間紅葉には早過ぎたようだ。もみじの境内を下るとすぐ下が栂尾バス停だ。しばらく待って栂尾始発に乗り、次の高雄で満員になったバスで四条大宮へ、阪急で帰阪した。
猪ヶ谷のみ急坂の歩き難い道だが、殆んどが丘陵地帯のなだらかな道が続く森林浴コースだ。コース周辺は雑木林が多く、紅葉の名所は栂尾高山寺だけだが少し早過ぎたようだ。
(竜ヶ岳頂上) (芦見谷出合)
(展望の良い愛宕道出合付近)
(これから通る稜線を望む) (朝日峯登り口)
(朝日峯三角点)
(朝日峯三角点から比叡山方面を望む)
(これから通る尾根を望む) (林道から山道へ入る) (道が消えるが稜線を進む)
(高山寺への谷筋は倒木一杯) (高山寺の裏から境内へ) (栂尾バス停付近の紅葉)
★ルート断面図
★地 図
(1)JR亀岡駅〜愛宕山
(2)愛宕山〜栂尾高山寺
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 京都北山
・2万5千分の1地形図 亀岡、周山、京都西北部
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