銚子ヶ口(1076.8m)

 

★ひとこと   「瀬戸峠から紅葉の神崎川を経て銚子ヶ口へ」

お金明神


★行った日   2012年11月14日(水) 曇一時晴後にわか雪 単独

★コース

高槻5:10(名神)=八日市IC(R421、林道)=6:58風越林道瀬戸峠登り口7:06→瀬戸峠7:34→林道出合7:42→神崎川出合7:58→8:22白滝谷出合8:36→8:50休憩8:57→天狗滝9:08→9:35ヒロ沢出合9:56→お金谷出合10:17→10:35大瀞11:00→オゾ谷出合11:15→クラシ分岐11:37→ワサビ峠11:57→12:13小作ノ峰12:20→お金峠12:38→12:48お金明神12:56→お金峠13:08→コリカキ場13:20→13:28休憩13:34→銚子ヶ口分岐13:52→枝尾根登坂点14:21→(1067m)水舟ノ峰14:57→西峰15:07→(1076.8m)銚子ヶ口岳15:39→東峰15:42→モノレール終点16:15→16:28瀬戸峠登り口16:35(林道、R421)=八日市IC(名神)=高槻18:50

紅葉を求めて3年ぶりに神崎川界隈を歩くつもりだ。永源寺から永源寺ダムにかけて紅葉真っ盛りのR421を八日市から桑名方向へ進む。特にダムサイトの錦の衣を着た山肌の景観が素晴らしい。朝早くからダム横の狭い道を大型ダンプカーが走るので、しばしば三重県側から来る大型車と対向車待ちだ。杠葉尾(ゆずりお)から林道に入り、発電所手前から風越林道に入って瀬戸峠登山口付近に路駐だ。
 林道わきの瀬戸峠の古い表示の所から急坂を上り、急な尾根をジグザグに進み、小沢を登りつめると瀬戸峠だ。峠から急な谷筋を滑り下って林道を横断し、手摺のついた草深い遊歩道を下る。すぐ先の分岐で右の道に入り、黄葉した木々の混じる樹林帯をなだらかに下ると神崎川の縁に出る。左岸に沿って進み、ジュルミチ谷を過ぎてしばらく進むと羽鳥(はと)峰分岐の白滝谷出合だ。昨日の雨のため飛び石伝いに渡る所がなく、裸足になるが意外に痛くて冷たく、滑らかな大石を選んで渡った。羽鳥峰を左に分け、尾根を中ほどまで上って右岸に沿ってアップダウンしながら進む。枝尾根を越える所には古びた「びわ湖鈴鹿縦走ライン神崎渓谷ハイキングコース」の看板が残っていた。ここから岩場を少し下ると天狗滝だ。表示通りに少し入ると木々の間から足元で豪快な飛沫を上げていた。これ以上滝見に進むのを止めて元へ戻り、岩場と平地が交互に現れる右岸の道を進むとやがて羽鳥峰峠分岐のヒロ沢出合だ。ここで本流を左岸へ渡る必要があり、渡れそうな所を探したがなく、ここでも裸足渡りだ。お金明神を右に分け、しばらく進むとこの先の鉄橋が渡れないので本流を渡渉せよとの表示があり、何も考えずに河原へ下り、瀞の上に破損した橋のかかる景色を眺めながらしばし休憩だ。飛び石がないので、またまた靴を脱いで対岸へ渡って鉄橋からくる道と合流すると中峠へ向かう道だった。ここで初めて、大瀞まで来ていることに気がつき、再び裸足になって元へ戻った。都合4回靴を脱いだり履いたりして渡河しているので計画より1時間遅れだ。


   (風越林道の瀬戸峠登り口)  (沢筋を瀬戸峠めざして登る)       (林道出合)

  (手摺つき遊歩道を下る)    (なだらかな樹林帯を下る)   (神崎川出合付近の河原)

  (白滝谷出合で右岸に渡る)(古い琵琶湖鈴鹿縦走ライン表示)   (岩塊の山道を行く)

     (天狗滝入口)        (樹間から覗く天狗滝)      (歩き難い山道を行く)

   (美しい樹林帯を進む)      (ヒロ沢で左岸に渡る)       (お金明神分岐)

 (点在する炭焼き窯の石垣?)  (この先の鉄橋破損の表示)  (上部の橋が破損した大瀞)

急ぎ足で上流方向へ向かい、オゾ谷に入って、炭焼き窯跡の点在する黄葉した広葉樹林の平地のオゾ谷を進み、最後にザイルが張られた急坂を登るとワサビ峠だ。稜線にあがると急に冷たい風が吹き付け、1枚上に羽織って稜線を北上、作ノ峰、小作ノ峰を過ぎてお金峠から東へ下って自然の妙、お金明神と再開だ。再び峠に戻って、西へ沢筋を下り、コリカキ場から北谷尻谷を遡る。この辺りは谷幅は広く広葉樹林を配した素敵な所だ。残念ながらカエデの類は落ち葉絨毯だがまだ黄色の葉っぱが残っていた。銚子ヶ口分岐を過ぎると段々谷幅が狭くなり、水量が少ないので流れの両端の岩場をたどりながら進む。大峠へ向かうつもりだったが谷筋を間違え、途中から急な枝尾根を登り、ちょっとしたシャクナゲ藪があったが何とか突破して登りついた先は水舟ノ峰だ。この辺りから空は暗くなり、霰が激しくなってきた。西峰を過ぎた辺りから猛吹雪となり、視界ゼロで稜線一面が白くなって踏み跡も消えてしまった。銚子ヶ口山頂付近は稜線が複雑に入り組んでいるため、普通でも間違いやすいのに目標の山が見えないと戸惑ってしまい、行くつもりのない南峰を経て本峰から東峰にやっと到着だ。あとは、稜線を下ってモノレールに沿って急坂を下り、林道まで出たときには雷鳴を伴った猛烈な霰に会いながら駐車場所へ戻った。
 少し遅過ぎたが神崎川やその支谷の美しい紅(黄)葉を楽しむことができた。天気予報通り冬型気圧配置が強まって、山頂付近では今秋初の降雪に会い、縮み上がった山行だった。また、4回も裸足で渡渉したのも僕の新記録です。

     (オゾ谷出合付近)       (美しいオゾ谷を行く)      (クラシ・ワサビ峠行先表示)

   (ワサビ峠への急坂を登る)   (寒風の稜線を行く)       (横から見たお金明神)

   (お金峠から沢筋を下る)   (コリカキ場で谷尻谷を渡る)   (大峠へ北谷尻谷を進む)

     (銚子ヶ口分岐)       (狭くなってきた谷筋を登る) (この辺りで枝尾根へ取り付く)

        (水舟ノ峰)         (西峰へ稜線を登る)     (急に吹雪いてきた稜線)

(白くなって踏み跡不明の稜線)    (銚子ヶ口三角点)            (東峰)

  (東峰から北へ稜線を下る)     (モノレール始点)       (姿を見せた釈迦ヶ岳)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       御在所・霊仙・伊吹
・2万5千分の1地形図  御在所

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